2005年08月 アーカイブ
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2005年08月30日
「ほっとけない 世界のまずしさ」企画展ボランティア募集
9月は国連ミレニアムサミット前に、世界同時アクションが行われます。
特定非営利活動法人 オックスファム・ジャパンでは、その動きに合わせて、オンライン、オフラインでのアクションを用意し、多くの日本の方々がアクションがとれる場を提供していきます。
今回は、東京で国連サミットに合わせ、世界中のアクション写真を並べる世界のホワイトバンド写真展開催に伴い、イベントボランティアを多数募集するほか、9月以降のオンラインアクション、ホワイトバンドギャラリーや世界アクションとの連携を担当するスタッフを募集いたします。
ぜひ、ご参加ください!!
イベントボランティアを大募集中!:
9月5日~12日、渋谷にて世界のホワイトバンド写真展を開催。会場の受付や説明などのボランティアを募集しています。今回は、多くの人が通行するギャラリーにて、世界各国のホワイトバンドをつけた市民の写真の他、オックスファムが支援する活動地域の現地の写真などが多数展示されます。
どうぞ、こちらをご覧ください!
募集要項:http://www.oxfam.jp/contents/wordpress4+index.p+10.htm
ウェブマネージャー(有給スタッフ)募集:
「ほっとけない」キャンペーンに参加する上で、オックスファムは市民アクションの場を提供しています。アクションを作り出す発想・企画・実行力のあるウェブマネージャー・スタッフを募集いたします。オンラインとオフラインを繋げるアクションメイカー、人々を世界へと繋げていく気力のある方を募集しています。
参考URLはこちら:オックスファム・ウェブサイト http://www.oxfam.jp/hottokenai/
ホワイトバンドギャラリー http://www.oxfam.jp/whiteband/
募集要項:http://www.oxfam.jp/contents/wordpress4+index.p+11.htm
みなさまのご応募おまちしています!
投稿者 ほっとけない*** : 11:16 | コメント (0)
グローバルガバナンス(国際社会の統治)の大胆な見直しなくして、MDGは不可能
アフリカ・国際市民社会組織による共同声明
国連ミレニアム+5評価サミットを前に
2005年8月19日 ケニア ナイロビ
来月、189名の世界のリーダー達が、国連ミレニアム(+5)サミットに出席するためにニューヨークに招集される。ここでは、国連安全保障理事会の改革、経済社会理事会、総会、人権を達成するための戦略、紛争の緩和、食の安全保障、気候変動、世界的テロとの闘いについて議論される。このサミットではまた、ミレニアム宣言とミレニアム開発目標(MDG)の実現についての進展が評価される。このサミットに先駆けて、アフリカの東部、大湖沼地帯国、「アフリカの角」地域、南部地域から、25のアフリカ・国際市民社会組織がケニアのナイロビで会合し、成果文書草案を検討し、政府・地域機関に対するメッセージを作成した。
2005年のアフリカの政治的・文化的・経済的文脈の中で、成果文書草案(Draft Outcome Document)(8月5日)を検討したところ、この文書はいまだに、多国間システムの大胆な見直しとアフリカにおける人権・MDGの実現について、信頼のできる議題を示すことができていない。
今後4週間の間に、これを変更させる時間はまだある。
私達、市民社会のメンバーは、東南部アフリカ共同市場(Common Market for East and Southern Africa、COMESA)、政府間開発機構(Inter-Governmental Authority on Development、IGAD)、東アフリカ共同体(East Africa Community、EAC)、東アフリカ立法議会(East African Legislative Assembly、EALA)、ナイロビにあるアフリカ諸国の大使館の代表らと行った議論において、以下のようにアフリカに関連した主要な課題を特定した。
私達は各国の代表団、地域の政府間組織、市民社会組織に対して、文書草案を以下のように強化するよう呼びかける。
◆安全保障とグローバルガバナンス(国際社会の統治):
私達は、人間の安全保障の問題は権力の乱用と人権の侵害に関わる問題だということを指摘したい。国連の始まりから半世紀の間、緊急事態と食の不安定という状況における、国連の平和維持活動と介入は、不足している状態が続いた。武器の生産と貿易を規制し、人々の安全保障を国家の安全保障より優先させ、地域の和平のイニシアチブのための金銭的サポートを増やすことなくして、アフリカは過去5年間に獲得した重要な利益を、資本に転換することはできないだろう。
このため、私達は次のことを求める:
・国家の安全保障と人間の安全保障の第一焦点は、市民・人民の保護を確実に行うことだということを、文書の中で明確に認識する。
・アフリカの平和維持を強化するためのサポートを行う10年プログラムの提案では、技術支援・訓練以上のことをする必要がある。つまり、アフリカ政府が予備の活動を引き受けることができるように、アフリカの政府に実際の資金提供をする必要がある。
・OECD諸国に、軍事費よりも開発のための資金調達を優先させるようにして、軍事費を開発援助と同じ部門に入れるのをやめさせる。
・紛争と緊急事態の問題をめぐる委任統治に関しては、常設の専門家委員会(Panel of Experts)が、提案されている平和構築委員会(Peace Building Commission)を補完すべきである。これら二つの委員会が既存の早期警戒メカニズムを強化するために設置されるべきである。これらの委員会が受ける委任の内容には、紛争に対する独立した調査・検証が含まれるべきである。さらに、平和構築委員会の委員が選ばれる基準、役割、責任が明確にされる必要がある。
・国連監視団・平和維持に関しては、国連軍が兵士を武装解除して一般市民を守ることができるように指令内容が広げられるべきである。
現在行われている国連改革の議論については、より広いグローバルガバナンスの問題から考える必要がある。私達は、アフリカ各国が安全保障理事会などの主要な意思決定システムにおいて十分代表されていないという各国政府の懸念に共感している。私達はまた、安全保障理事会が地理的に公平に代表されることを確実にするため、また透明性と説明責任を確保するために、拡大されるべきだという考えについても、同感である。
とはいえ、各国の代表団は、世界規模の財政的・経済的な統治という重要な問題に関しても、安全保障理事会の問題と同様の緊急性をもって取り組む必要がある。国際金融機関による(貸付・債務削減における)条件付けは、私達の経済が成長し、公平に多様化し、国内貯蓄・雇用・基本的な社会的サービスを確保するための生産能力に影響を及ぼし続けている。昨年、アフリカにおける貧困の深刻化と、良質の公共サービスを提供するアフリカ諸国の能力が激減していくのをくい止めるために、教育費の撤廃、貿易関税、予算の上限の撤廃の重要性が認識されたことは、重要な出来事だった。
この国連という多国間システムの改革によって、市民に対する国家の説明責任を確保するメカニズムと、多国間で合意された国際規範・基準が確立されなくてはならない。企業、国際金融機関、貿易機関などの多国籍の非国家主体を規制するためのもっと強力なメカニズムが設けられない限り、この多国間システムの改革は、アフリカにとってほとんど関係のないものになってしまう。
提案されている国連改革を意味のあるものにするためには:
・拡大された安全保障理事会におけるアフリカの代表は、狭い国家の利害ではなくアフリカ全体の利害を反映しなくてはならない。地域・準地域・各国の国会議員に対するアフリカ安全保障理事会メンバーの説明責任を強化するためのメカニズムが確立される必要がある。
・国連は、国連改革プロセスに市民社会組織が完全に参加できることを促すために、形だけの協議以上のことをする必要がある。
◆人権、公正、和解:
世界的な安全保障、環境、民主主義、人権、開発の分野で、素晴らしい権利規範を確立した国連システムの重要な役割については認めるが、これらの規範の信頼のおける実施は十分に行われていない。その例として、人権に関する国連の支出額は信じられないほど少ない。
文書草案には、以下のことが求められる:
・文書草案は、MDGの実行と、国連が確立した国際人権枠組みや既存の地域の人権法律文書(特に人間と人民の権利に関するアフリカ憲章(African Charter on Human and Peoples’ Rights))との間に、明確な関連性を持たせるべきである。
・文書草案は、国々が人権を侵害した場合に、より効果的に動けるようにすることを視野に入れて、国際刑事裁判所、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)、人権理事会を強化するように国連に強く求めるべきである。
・文書草案は、人権を守り促進するための、整備された実施メカニズムを確保することによって、多国間の資金調達・投資・貿易システムにおいて、国連が支配権を持つことを再確認すべきである。
公正と和解の均衡を保つことに努めるような、暫定的な司法メカニズムを強化する必要がある。紛争発生前と紛争後の社会ではどちらにおいても、持続可能な平和のための基礎として、公正、補償、復興の問題に取り組む入念な努力が必要である。特に暫定的な司法プロセスでは、民族性、人種差別、社会の全ての層を包含するという概念、といった問題に取り組むことを目指すべきである。アフリカは、ルワンダ、南アフリカ、シエラレオネといった、国際社会全体が学ぶことができる素晴らしい例を持っているため、この点においてはリーダー的存在だといえる。
以下のことが重要となる:
・紛争の間の性的暴行と、HIV/エイズという流行病の広がりとの間の連関性について、特に再確認すること。これらの傾向を防止し、根絶するための包括的メカニズムが導入される必要がある。また、加害者の捜査と起訴、被害者に対する補償と社会復帰に関して注意する必要がある。
◆社会的・経済的開発:
アフリカ各国の首脳達と各国代表団らは、政策の選択余地を広げることと、アフリカの市民に悪影響を与えてきた基本的サービスの民営化などの分野における外部からの条件付けを止めさせることを要求していくこの機会を逃してはならない。具体的にいうと、文書草案には以下のことを含めるべきである。
・MDGの最初の目標を達成しそこねたことをはっきりと認める――すなわち、今年、初頭・中等教育において男女平等を達成できなかったことである。
・すでにより高い開発目標を設定したアフリカ政府が、MDGにおける最小主義の枠組みに合わせて彼らの目標を低く設定しなおすことを許すべきではない。
・食の安全保障、紛争、緊急事態の問題に包括的に取り組むために、国連のアフリカ諸国との活動を促進させる。
・先進工業国が自国の農家に対する補助金を廃止しない限り、MDGは達成できないままとなることを認める。これらの農業補助金は、アフリカの農業開発と食の安全保障に悪影響を与えてきたし、与え続けるだろう。
・二国間制度に対していくつかの政府が負っている債務の、醜悪な性質についてはっきりと認識する。これらは返済されるべきではないし、その他の債務は開発のための資金として使えるように完全に帳消しされるべきである。
・欧州その他の外国で保有されている、腐敗したアフリカのリーダー達が吸い上げた資金やその他の財産を、無条件で返還することができる、多国間枠組みを確立するよう、国連に委任する。
◆環境統治:
私達はしっかりした環境保護に関する統治政策を確保することの重要性を強く主張する。アフリカ内の紛争を長引かせる結果を招くことの多い、天然資源管理と外部の利害との間の相互関係を認識する必要がある。このため国連は、これらの紛争を防ぐことを確実にすべきである。また紛争が起きている場合には、アフリカの国々がタイムリーに、効果的な方法で対処できるように、これらの国々の能力を構築しておくことを確実にしなくてはならない。さらに、国連システムにおける環境統治として、有毒廃棄物の投棄の問題に特に取り組まなくてはならない。特に北の国々の政府は、環境保護を規定しているこれに関連した国際法律文書に署名しなくてはならない。
◆女性の権利:
開発の全ての局面において女性が完全に参加することは、女性の権利を推進するのに重要である。文書草案は以下のことを主張すべきである。
・政治と意思決定に女性が参加することが最重要であること、特に和解・平和構築のプロセスにおいてそうであること。
・資産その他の生産的資源を女性が所有し管理するということを、MDGにおける貧困克服の指標として含めるべきである。
・紛争状況下、平和維持、軍事行動(訓練)における女性・少女に対する性犯罪は、どの段階においても人道に対する犯罪であり、捜査、起訴、補償の点でそのようなものとして扱われるべきである。
・女性が性と生殖に関する健康についての情報とサービスに対して普遍的にアクセスできること、HIV/エイズのための効果的な薬の利用を拡大すること、女性に対する暴力を止めるための全国キャンペーンを行うことは、HIV/エイズがアフリカの女性に与える影響に包括的に取り組むための重要な戦略である。
2005年8月19日 署名団体:
ActionAid International, African Women’s Development and Communication Network (FEMNET), African Women’s Economic Policy Network (AWEPON), Centre for Minority Rights and Development (CEMIRIDE), CIVICUS, Inter-Ecclesiast Committee for Peace in Angola (COIEPA), Co-ordinating Assembly of Non-Governmental Organisations (CANGO)-Swaziland, The CRADLE Children’s Foundation-Kenya, Centre for Empowerment and Rehabilitation of Women-Kenya (CREAW), Elimu Yetu Coalition-Kenya, Institute for Justice and Reconciliation-South Africa, Institute for Security Studies (ISS)-South Africa, Kenya Association for the Advancement of Children’s Rights (KAACR), Kenya National Commission on Human Rights, Kenya Youth Empowerment and Community Development Programme (KYCEP), League of Kenyan Women Voters, Legal Resources Foundation-Kenya, Maasai Education-Kenya, MDG Coalition-Kenya, NEPAD-Kenya, Oxfam, SEATINI-Kenya, Solidarity Africa, UNDP, Urgent Action Fund-Africa, World Vision-Rwanda, Young Women Christian Association (YWCA)-Kenya, Zambia MDGs-GCAP Network
原文:
MDGs not Possible, without a Bold Overhaul of Global Governance
Joint Statement by African and International Civil Society Organizations
Ahead of the UN Millennium +5 review summit
Nairobi, Kenya 19th August 2005
投稿者 ほっとけない*** : 01:18 | コメント (0)
2005年08月29日
オックスファム・ジャパン連続セミナー「武器の規制と人間の安全保障」
毎日のように何百万人という人々が、武器の使用を伴った暴力の脅威にさらさ
れており、小型武器のみによっても、一分間に一人が命を落としていると推計
されています。武器の拡散と乱用は、多くの人々の命を奪い、残された人々の
心に深い爪痕を残すばかりか、彼らの生活基盤を破壊し、貧困から逃れられな
い状況を作り出しています。
このような被害に歯止めをかけるべく、2003年10月より「コントロール・アー
ムズ」という国際キャンペーンがスタートしました。
今回、このキャンペーンの政策提言担当である、オックスファム・イギリスの
デビー・ヒリアーが日本に滞在します。オックスファム・ジャパンでは、この
滞在にあわせ、デビー・ヒリアーと、日本キャンペーンの政策担当者による特
別連続セミナーを開催します。
武器による被害を減らし、貧困問題の解消を目指す心のある方、是非ご参加く
ださい。
キャンペーンホームページ:
http://www.oxfam.jp/contents/modules/calender0/?event_id=0000000115
日時とテーマ>>>
第1回: 8月26日(金)19時~21時
~事実上の「大量破壊兵器」-今、なぜ通常兵器の規制が必要なのか?日本の
役割とは?
第2回: 9月2日(金)19時~21時
~貧困、紛争と武器 -国連サミットに向けて~
第3回: 9月9日(金)19時~21時
~武器貿易条約(ATT)締結までの道程 -支持国が急増した今、キャンペー
ンがとるべき戦略とは?~
場所:日本国際ボランティアセンター会議室
〒110-0015 東京都大東区東上野1-20-6 丸幸ビル2F(階段を上って左手)
最寄駅:JR上野駅、営団地下鉄上野駅 徒歩7分
JR御徒町駅、営団地下鉄仲御徒町駅都営地下鉄上野御徒町駅 徒歩5分
地図:http://oxfam.jp/home/contact/
参加費:資料代として、1回のセミナーにつき500円頂戴いたします
当日資料:
各セミナーのレジュメ、キャンペーン紹介の資料を配布するほか、キャンペー
ンの基本報告書「武器の規制と人間の安全保障」の販売も致します。
言語:英語(通訳あり)、日本語
主催:特定非営利活動法人 オックスファム・ジャパン
講師:
◆デビー・ヒリアー(Debbie Hillier)
コントロール・アームズ ポリシー・アドバイザー
◆夏木碧
コントロール・アームズ ポリシー・オフィサー
参加方法:下記の申し込み先まで、電話、Faxあるいはメールにて、参加を希望
される回とお名前をお伝えください。連続参加でも、1回のみの参加でもどちら
でも歓迎します。
問合・申込先:
特定非営利活動法人 オックスファム・ジャパン(担当:山田)
電場番号 03-3834-1556
Fax 03-3834-1025
Email takumo@oxfam.jp
投稿者 ほっとけない*** : 15:59 | コメント (0)
「ほっとけない 世界のまずしさ」 報告と討論の夕べ 7/27 のご報告 資料
●資料1
G-CAP議長 クミ・ナイドゥー(Kumi Naidoo)からのお礼状

●資料2
2005年G8サミット:失望と決意
アフリカ市民社会組織の共同声明
●資料1
G-CAP議長 クミ・ナイドゥー(Kumi Naidoo)からのお礼状
皆さん
ホワイトバンドデー1における皆さんのすばらしい取り組みにお礼を申し上げたい。何百万もの人々が貧困を終わらせることを求めて一つになった――そして世界中の50カ国以上の連合体がそれぞれアクションを起こした。72カ国--韓国からケニア、アルメニアからエルサルバドルまで――で行われたマーチ、集会、イベントは、スコットランドのエジンバラで行われたG8サミットのリーダーたちに、世界が彼らを見ていることを思い出させた。以下に報告するのは、ホワイトバンドデー1に行われた重要イベントのほんの一部である。
グロ-バルな貧困克服運動(G-CAP、Global Call to Action Against Poverty)は、情熱、エネルギー、連帯を持った前代未聞の運動となった。G8のリーダーたちがグレンイーグルズで成し遂げるべきことはもっと多くあったとはいえ、私たちは皆、このキャンペーンでここまでの段階をたち成できたこと、前向きな結果をもたらすという評判が聞かれないG8サミットに対して影響を与えることができたことを、誇りに思っていいだろう。
援助と債務帳消しに関して今回たち成された進展は、期待されていたものには程遠いものであったとはいえ、これらの問題に対する長年の市民社会による動員がなければ――そしてG-CAPがこの6カ月間共同で取り組んできた活動がなければ(G-CAPが1月27日に世界社会フォ-ラムで初めて開始されたのだということを時々忘れがちになってしまうが)――おそらく達成されることはなかっただろう。貧困克服のためのこのような大規模で新たな公約がなされることは、今までのG8サミットでは一度もなかったことだ。
しかしG8サミットでなされた公約は、始まりに過ぎない。G-CAPは9月に行われる国連サミットと12月に香港で行われるWTO(世界貿易機関)閣僚会議に向けての準備期間中、どんどん圧力をかけ続けていく。そして私たちはまた、G8リーダーたちは今まで約束を破ってきたという実績があるため、G-CAPとして彼らの公約を厳密に監視していく。
G-CAPは世界中の市民の皆さんと市民社会組織に、それぞれの国の連合体に関わり、参加するよう呼びかける。そしてホワイトバンドデー2となる9月10日には、国連ミレニアムサミットで皆さんの声が確実に届くように、そして各国政府が約束したことを彼らに確実に実行させるために、G-CAPは皆さんにアクションを起こすことを勧める。ホワイトバンドデー3となる12月10日には、G-CAPは貿易問題に取り組んできた既存のグループ・ネットワークと共に活動し、世界のリーダーたちが貿易を貧しい人々の利益となるものにするよう、圧力をかけていく。ホワイトバンドは引き続き貧困に対する公正のための闘いの象徴であり続ける。
私たちは私たちが今までのところたち成してきたことを過小評価するべきではない――私たちはたった6カ月で世界的な多様性のある市民社会運動を作り上げ、(ホワイトバンドデー1を幕開けとする)世界アクションウィークを成功させ、G8リーダーたちに行動を起こさせたのだ。G8での援助と債務に関する決定によって、何百万もの命が救われることになるが、まだそこから取り残された何百万もの困窮した人々がいる。しかしはっきりしていることは、私たちは一緒に行動したからこそ、この数カ月間、私たちの声を届けることができたということである。今、貧困に対する闘いを続けることが、今までになく重要になっている。
◎ホワイトバンドデー1の重要イベントをいくつか紹介
モザンビ-クでは、何千もの人々が貧困を終わらせることを求めてマプト(モザンビークの首都)で開催された音楽フェスティバルに参加した。ケニアのナイロビ(ケニアの首都)では、活動家たちがケニヤッタ国際会議センタ-(Kenyatta International Conference Centre)をホワイトバンドで包み、G8各国の大使館を訪問して貧困と闘うための取り組みを強化するようG8各国に求めた。ガーナでは、農民グル-プが、不公正な貿易がコメ農家に与えている破壊的な影響を知らせるためのビ-チパ-ティを開いた。
南アフリカのヨハネスブルグでは、欧州各国、米国、日本で開催されたLIVE 8(ライヴ・エイト)とつないで放映される形で大規模なコンサートが開催された。トップアーチストたちが大勢の観衆を前に演奏し、このイベントはネルソン・マンデラが演説を行って幕を閉じた。シエラレオネでは、解放された奴隷たちが植えたフリータウン(シエラレオネの首都)のコットンツリーに、活動家たちが白い布を巻いた。ウガンダでは、若者たちがカンパラ(ウガンダの首都)でデモを行い、G-CAP連合のメンバ-が「アクション要請」トラックからこのキャンペーンのメッセージを伝えた。
チリでは、サンチアゴ(チリの首都)で開催されたホワイトバンドデー・サーカスに何百もの人々が参加した。コロンビアの首都ボゴタの中心では、大規模な「貧困に対するアクション」マーチが行われた。ペルーのリマ(ペルーの首都)には、G-CAPの代表たちが集まり公正な貿易ル-ルを求めた。デモや活動はホンジュラス、ボリビア、パラグアイその他の南米の各国でも行われた。
インドネシアのジャカルタ(インドネシアの首都)では、活動家たちが国内最大級のモスクであるイスティクラル寺院(Masjid Istiqlal)をホワイトバンドで包んだ。フィリピンの首都マニラでは、コンサートが行われた後、1万人の人々が参加する集会が行われた。
インドのデリーでは、貧困を原因としてなくなった人々を象徴して白い花束がG8各国の大使館に贈呈された。バングラディシュのダッカ(バングラディシュの首都)では、何百という男性、女性、子どもがG-CAPの集会に参加し、20フィ-ト(約6メ-トル)の請願書に署名した。スリランカのコロンボ(スリランカの首都)では、何千もの人々がG8各国の大使館に向かってマ-チをして、「民衆の覚書」を届けた。
マーチやイベントはオーストラリア各地でも開催された。シドニー・ハーバー・ブリッジは「貧困を過去のものにしよう(Make Poverty History)」と書かれた巨大ホワイトバンドに包まれた。
欧州各地の歴史的建造物がホワイトバンドで飾られた。イギリスのロンドンにあるセント・ポール大聖堂(St Paul’s Cathedral)、イタリアのロ-マにあるトレビの泉(Trevi Fountain)、フランスのパリにあるトロカデロ(Trocadero)、スペインのマドリッドにあるアルカラ門(Puefta de Alcala)などである。ドイツのベルリンでは、ブランデンブルグ門(Brandenburg Gate)に巨大なホワイトバンドが飾られ、オーストリアのウィーンでは、国内各地から参加した学生が300メートルのホワイトバンドを塗って大統領官邸に届けた。
G8サミットの結果に関するG-CAPの声明を添付するので参照してほしい。
敬具
シビカス(CIVICUS)事務局長、「グロ-バルな貧困克服運動」議長
クミ・ナイドゥ-
イベントの写真を見たい方はwww.whiteband.orgのフォトギャラリーへアクセス。
(皆さんからの写真があればphoto@whiteband.orgにEメールしてほしい。)
もしまだであれば、ホワイトバンドデー1における皆さんのイベントの概要をinfo@whiteband.orgにEメールしてほしい。
*原文: Eメール「[GCAP globalactionforum] Thank you note by Kumi Naidoo」
Wed, 20 Jul 2005 13:16:11 -0300
●資料2
2005年G8サミット:失望と決意
アフリカ市民社会組織の共同声明
7月6~8日スコットランド・グレンイーグルス、2005年サミットの結論を受けて:7月9日
G8サミットが7月8日に終わりを迎えた。私たちは、アフリカにおける女性団体、労働者、研究者、開発・アドボカシーNGOとともに、いくつかのアフリカ都市に本部を置く最大規模の大陸内組織、国内ネットワークを代表し、以下のことを宣言する。
まず第一に、私たちは、英国の人々との完全なる連帯と、昨日のロンドンにおけるテロ攻撃の犠牲者に対する私たちの深い哀しみを表明する。
端的にいえば、私たちはグレンイーグルスの結果に対して、失望している。その決議は、アフリカにおける「貧困を歴史にする」ための包括的・根本的な戦略への私たちの期待を、はるかに下回るものである。サミットは、ただ単に、債務帳消しと援助倍増という既存の決定を再確認したのみであった。債務パッケージは要求される救済の10%しか提供せず、必要とされる国々の3分の1にしか影響を与えない。5億ドルという新しい資金を認める一方で、約束された500億ドルの大部分は、既存の義務から引き出され、しかも2010年まで利用できないだろう。さらに、どちらのパッケージにも、有害な政策コンディショナリティが依然として付帯している。
「今日、G8は、62以上のLDC(後発開発途上国)の負債を帳消しにする、歴史的機会を失ったのです」とハッセン・ローガット(南アフリカ・SANGOCO)は語った。
私たちの取り組みは、まだ始まったばかりである。今後6ヶ月にわたって、私たちは以下のことをわれわれのキャンペーンで傾注していく。すなわち、
1) すべてのアフリカの破産に対し、完全かつ無条件の債務帳消しをすること。アフリカの各国政府にとって、債務返済拒否は当然の結果となる
2) G8は、0.7%という国際開発援助の対GNI比目標を達成すること、そしてドナーは、政策コンディショナリティを課すことなく、それらのコミットメントに早期に取り組むこと
3) WTOは、先進工業国の市場にアクセスする権利を失うことなく、脆弱な経済を補償し保護する権利を、アフリカ諸国に認めること
4) OECD市場へのアクセスの制約を除去することと、アフリカ市場製品の廃棄とアフリカ生産者の締め出しにつながる、補助金をやめること
とりわけ、アフリカは変化を求めるという視点をもたなければならない。「グレンイーグルスからのメッセージは、アフリカにおける私たちにとって明らかである。私たちは、債務帳消しを確保しなかったわれわれの政府に対して、不公正でひどく不愉快な対外債務の拒否を強く考慮するよう、要求を強めていきたい」とジャスティス・エグウェア(Civil Society Action Coalition on Education for All in Nigeria)は語った。HIPC(重債務貧困国)のコンディショナリティ(融資条件)は、大部分のアフリカ諸国のニーズを満たすものではない。さらに、私たちは、われわれの政府に対し、われわれの経済や必要不可欠な健康・教育のサービスを守る権利を行使するよう、主張する。
今年、私たちは、貧困を終わらせる歴史的なグローバル・キャンペーンの、重要な役割を担ってきた。私たちは、GCAP (Global Call to Action Against Poverty)や他のグローバルなキャンペーンを通じて、国際的な動員を続けてゆく。アフリカや世界中で動員された多くの人々は、失望するべきではない。私たちは、アフリカのルネサンスのための条件を確保するまで、われわれの道のりを離れず、そして気を緩めることはないだろう。
(以下、署名したアフリカ市民組織、ネットワーク)
African Network on Debt and Development (AFRODAD)-Harare, Agency for Cooperation and Research in Development (ACORD)-Nairobi, African Women’s Economic Policy Network-Uganda, Mwelekeo wa NGO (MWENGO)-Harare, SEATINI-Kampala, Pan African Literacy and Adult Education (PALAE), ANCEFA, African Women Development and Communication Network (FEMNET)-Nairobi, SANGOCO-South Africa, CONGAD-Senegal, Eco-news Africa-Kenya, Civil Society Action Coalition on Education for All-Nigeria, ARCOS, International Network Secretariat for Sustainability Watch Network -Uganda, Creative Storm Networks – Ghana, CSO Coalition on MDGs –Kenya, Adolescent Health and Information Projects(AHIP)- Nigeria, Uganda Coalition for Sustainable Development (UCSD), Centre for Rights Education & Awareness-Kenya.
(支持団体)
ActionAid International, Africa Action-USA, Foreign Policy in Focus-USA, Trans Africa-USA,
American Friends Service Committee, CIVICUS, Saferworld, FAHAMU, Oxfam International
(翻訳:オルタモンド)
投稿者 ほっとけない*** : 01:08 | コメント (0)
「ほっとけない 世界のまずしさ」 報告と討論の夕べ 7/27 のご報告
「ほっとけない 世界のまずしさ」 報告と討論の夕べ
~G8サミットから9月国連「ミレニアム+5」サミットへ~
2005年7月27日、文京シビックセンター スカイホール
(以下、概略をご報告)
1.開会(司会あいさつ) /小野倫子:ほっとけない世界のまずしさ事務局
2. ビデオ上映
まずは、英国キャンペーンMAKE POVERTY HISTORY(以下、MPH)のキャンペーン用映像を上映しました。内容は、アフリカの債務救済やエイズ問題を訴える映像などで、これは先日のLIVE8でも上映されました。
3. G8サミットでのGCAP/MakePovertyHistoryキャンペーン /山田太雲:オックスファム・ジャパン
Powerpoint資料
グレンイーグルス・サミットにおいて現地に赴き、メディアワーク活動(サミットの会議の中で話し合われていることを探り、それについてNGOの考えなどを、取材に来ている記者の方たちに伝えること)をしてきた、オックスファム・ジャパンの山田さんから、主に現地のMPHキャンペーンやメディアはどう動いたのかを中心に、報告がありました。
「ロンドンでのテロ事件がサミットに影を落としたことは確かですが、メディアの対応も総じて冷静で、サミット自体も続けられました。また、債務、貿易、援助などの各問題では、合意内容が不十分であったり、あるいは全く議論がなされなかったりしましたが、アフリカ問題がこれだけ取り上げられたこと自体が画期的で、アフリカ支援に関してこれまでなく大きな一歩を踏み出したことは確かです。これらはMPHキャンペーンの成果といえます。」
「MPHキャンペーンは、市民社会の多様な層にアピールし行動参加を促すムーブメントとしては、ある種の完成形といえるものでした。キャンペーンに参加していた各団体は、個別の論点では意見の相違があったが、貧困よりも対テロ政策が優先されるこの時代背景において、違いよりも一致点を見出すことを重視して協力し、前進させていました。このような「緩やかな連携」が素晴らしかったです。」
「メディア報道に関しては、英国メディアは「まずは大きな一歩」、「貧困の終わりではない」、「ブレア氏はアフリカに約束を守ったか?」など、サミットの議題に即した評価をしており、バランスのとれた報道をしていました。一方、日本のメディアは「テロが乗っ取ったG8」など、テロ報道に偏ってしまいました。英国メディアは、市民社会運動、NGOの主張を政府へのひとつの評価として重視しています。日本はまだこのような状況になく、このキャンペーンを通じて少しでも変えていければと思います。」
4. グレンイーグルス・サミットがもたらしたものは何か 私たちは次に、どこに向けて一歩踏み出すのか /稲場雅紀:AJF Powerpoint資料
今回のサミットで合意された内容を、市民社会としてどう評価するのか、という点について、AJF(アフリカ日本協議会)の稲場さんより報告がなされました。
G8首脳がこのサミットをテロ一色にせず、アフリカ・貧困問題が主要議題となったことを評価しつつも(「テロとの闘い」から「貧困との闘い」へ)、援助の増額と質の問題、債務の問題、その他の問題(貿易、保健・感染症対策など)といったそれぞれの側面から、一部を除いてほとんど満足できるものではないと分析し、ニューヨークでのワールドサミットに向けて、貧困の克服へのより踏み込んだ努力が必要である、と述べられました。
「援助の増額については、十分とはいえません。2010年までに途上国向けに500億ドルの援助増額を行なえるようになりましたが、この500億ドルには債務免除や繰り延べなども含まれるため、新規資金はもっと少ないというのが問題です。」
「また、ODAの対GNI比0.7%目標についても、新規にコミットした国はなかった。サミットでの新規拠出表明は日本の『5年間で100億ドル増額』(実質ベース)のみでしたが、これもほとんどが対イラク債務の免除に当てられてしまうと可能性もあり、新規資金の拠出はしなくても達成可能なコミットメントです。」
5. グレンイーグルスからニューヨークへ(G8から国連総会へ) /林達雄:AJF
今回のG8サミットにおいて、主にエジンバラで各国市民社会の代表者やメディアと接し、そしてその後のGCAPバンコク会議に参加した、AJF(アフリカ日本協議会)の林さんから、途上国、特にアフリカの人たちの声、メディア報道、そして9月のニューヨークにむけた私たち日本の市民の役割、というような点についての報告がありました。
特に、なかなか日本では伝えられないアフリカの人々の声が大事であること、そして日本の市民社会としては、9月の国連サミットへ向けて貧困の問題が重要であると主張していくこと、日本の政府にMDGs(ミレニアム開発目標)の約束を果たしているのかを問うこと、などの重要性が強調されました。
「アフリカの人たち自身が、実際にどう思っているのかということが重要です。彼らの言葉のなかで、JusticeとかDignityという言葉がよく使われます。Dignityとは、尊厳という意味です。だから、せめて尊厳をもって死にたい、要するに、人間として扱われて死にたい、というような言い方をします。なぜJusticeかというと、援助の問題、そして貿易の問題、債務の問題とかを話していますけど、彼らは話すときに一番最初に何を言うかといえば、“We are not begger.”と言うんですね。『私たちは金をもらいに来たんじゃないんだ』、尊厳をもって生きたいということです。少なくとも、何かお金が欲しいから来てるわけではなく、この社会を、公平な、誰しもが生きていける社会にしていきたいんだという思いを強くもって、(このサミットに)集まってきたわけです。」
(全文は下記)
6.9月ホワイトバンドデーに向けての提案 /内山隆:CHANCE! pono2 Powerpoint資料
9月の国連総会、ワールドサミット(9月14~16日)に先立ち、世界的に9月10日はホワイトバンドデーとして設定され、さまざまな企画やアクションが予定されています。
日本では、「ほっとけない世界のまずしさ」キャンペーンが企画を準備中ですが、ホワイトバンドデーを担当しているCHANCE pono2の内山隆さんより、日本の市民がホワイトバンドを通して貧困問題を強くアピールしていくために、どんなアクションが考えられるかということについて、世界各国のこれまでの取り組みを参考にしながら、報告・提案がありました。
また、会場のみなさんとクリッキング(3秒に1回指を鳴らす)をしながら、その時間の短さと問題の大きさ(3秒に1人、子どもが貧困で死んでいる)を実感しました。
7.ほっとかない学生プロジェクト /クマール・ラトネッシュ:慶応大学総合政策学部2年
「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンに、学生の立場から何かできることはないだろうかということで、慶応大学のクマールさんをはじめとした学生のみなさんが、「ほっとかない学生プロジェクト」を立ち上げました。当キャンペーンも側面から彼らを応援することになり、今回はその発表もかねて、代表のクマールさんよりプロジェクトの目的や内容についての説明・紹介がありました。
内容としては、基本的にはホワイトバンドを広めるための活動、たとえばホワイトバンド・ワゴンで全国を巡る、ウェブを通じてさまざまなPR活動を行なうといったものでした。
代表のクマールさんの、貧困をなくそうという熱い思いが伝わり、会場からは応援の拍手が送られました。
8.9月ホワイトバンドデーに向けての討論
徐々に浸透しつつあるホワイトバンドを使って、それぞれの立場からいったいどんなことができるのか、といった点から、キャンペーン主催者側に参加者から、多くの質問・意見が寄せられました。キャンペーンとしては、キャパシティに限界はあるものの、できるだけ多くの人とさまざまな形で連携をしていきたい、協力をお願いしたいといったやりとりがありました。
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林達雄さん(アフリカ日本協議会)報告
「グレンイーグルスからニューヨークへ」
みなさん、こんにちは。林達雄と申します。僕自身は、過去20年ぐらいアフリカに関わり続けてきた者です。いま、ここで貧困という話が出ていますけども、私自身が実感しているのは、20年前からある貧しさではなく、さらにと言うか、いっそう貧しくなってきている、ということです。
先ほど債務(返済)の話が出ましたけど、実際にそういう返済のために、今まで無料で受けられていた医療が無料で受けられなくなったりとか、学校に行けない子供が増えたりとか、実際にその病院に行ってみたら私立の病院に行けばいい医者にかかれるけど、公立に行ったら二度と生きて帰れないかもしれないというぐらいに、そういう(医療の質が)落ちたところに、最近エイズですとか、最後の駄目を押すような病気がはやっているんですね。
そういうなかで、僕自身は、先ほどグレンイーグルス(7月にG8サミットが開かれた英国スコットランドの町) からの報告がありましたけど、エジンバラ(グレンイーグルスに近い都市)で、アフリカの人たち、あるいは日本の新聞記者の人たちと今回のG8で集いました。今世界で10億人以上の貧しい人たちがいるわけですけど、そのなかでアフリカの人たちというのは、非常に象徴的です。そういう人たち、その当事者たち自身がいったいどう感じているのか、その視点から少しお話をしたいと思います。
実は、世界各国ではホワイトバンドはそれぞれ違うんです。アフリカならアフリカのビーズ細工のホワイトバンドだし、タイならタイで、「教育は力なり」という言葉が英語で書いてあったりします。これは世界的な規模の運動ですが、実はこういった運動を中心的に担っている人たちのなかで、アフリカですとかアジア、ラテンアメリカの人たちがたくさんいて、僕はエジンバラのあと、バンコクでの(GCAPの)国際会議に行ったんですけど、そのときもそうです。実はGCAP(Global Call to Action against Poverty)のチェアマン(議長)もアフリカの人なんです。
ですから、そういう意味で、みなさんはイギリスでサミットが行われたから(GCAP運動が)先進国中心の運動かなと思われるかもしれないけど、決してそうではないのですね。先ほど稲場君から「誰が?」という話がありましたけど、やっぱり当事者たち自身が、アフリカの当事者たち自身がどう思っているのかが非常に大事だろうと思います。
実際にどう思っているのかと聞くと、彼らの言葉のなかで、Justiceという言葉がよく使われます。また、Dignityという言葉もよく使われます。Dignityとは何かといいますと、尊厳という意味です。だから、せめて尊厳をもって死にたい―。要するに、人間として扱われて死にたい、というような言い方をします。なぜJusticeかというと、援助の問題、そして貿易の問題、債務の問題とかを話してますけど、彼らは話すときに一番最初に何を言うかといえば、“We are not begger.”と言うんですね。「私たちは金をもらいに来たんじゃないんだ」、尊厳をもって生きたいということです。それで、そういうアフリカの声を伝えようといったときに、Justiceという言葉をどう日本語に訳したらいいかわからないと、実は同行していた記者の人たちとも話してたんです。少なくとも、何かお金が欲しいから来てるわけではなく、この社会を、公平な、誰しもが生きていける社会にしていきたいんだという思いを強くもって、集まってきたわけですね。
そういった意味で、その人たちの声が、本当に、イギリスから実際に世界に届いたかどうか。(当日の配布資料の)この一番後ろのページのほうに、「GCAP議長クミ・ナイドゥーからのお礼状」【資料①】というのがありますけど、この人は南アフリカ(出身)で、この人が議長なんです。現在私たちはホワイトバンドしてますけど、ホワイトバンドをつけたりして運動してる人は世界で2億人ぐらいいます。その議長がこのクミ・ナイドゥーさんなんです。ここでは世界各地でいかにそれぞれのホワイトバンド・デーをしたかということが書いてあるわけです。
次に、「G8サミットに対する声明」【資料②】と書いてあって、アフリカの人たちからの非常に厳しい意見が書かれているわけです。そういう話をエジンバラでも聞き、こういう記事をなんとか作りましょう、やっぱり日本にもこれを伝えることが必要だということで、明日、たぶん日本の新聞に出るだろうといったときに、テロがあり、その新聞記事も消え、アフリカの声も消えてしまいました。
それはテロがあったせいではないんですね。テロがあっても、実際にサミットは続いたし、そのなかで動きは続いてきたんだけど、アフリカの報道よりも、テロの方が、ニュース性があるだろうと誰かが選んだから、そういう結果になったんですね。誰が選んだかというと、記者たちはこれを伝えたいと思っていますが、本社の人たちが選んだのだろうし、本社の人たちに言わせればですね、それは日本のみんなにとってアフリカの声なんか聞くよりも、テロ事件があったということのほうが興味あるでしょう、みなさんが興味あるでしょう、と。そういう前提において、選ばれた情報が日本国内に流れてきているということを、僕はある種感じました。
さらに、アフリカの人たちにとってみれば、たとえば(ライブ8など)音楽家たちが中心になって動いて代弁者になってくれるのはいいけども、我々としてはもっと直に声を伝えたい、と強く言っていました。次に、先に言いましたバンコク(GCAPの国際会議)でも、9月には国連の総会(2005ワールド・サミット)があって、その時点で、いったい誰がニューヨークに行って話すかを討論しました。国連総会に私たちの代表から2人だけ参加できるからです。そのときに、やっぱり代弁者が行くんじゃなくて、アフリカの最も貧しい国の女性で、実際に日々身をもって貧困を感じ、それに対して私たちはどうしたいかと、はっきり思っている、そういう人を送り込もうじゃないかという方向になったんですね。
実際にその9月というのは、いったい何かということを考えてみましょう。先の7月のG8サミット、つまり力の強い8つの国に、地球上で10億人以上もの人たちに襲いかかっている貧困というものが今の世界の一番大きな課題だろうということで、G8側の責任について主に言ってきました。
実はですね、9月の国連総会(2005ワールド・サミット)というのは、9月までの宿題というのが各国政府に課せられて、それを発表しなければならないのです。その宿題は何かというと、この(配布資料の)一番後ろのページにあるUNDP資料を見ると、「MDGsでは、2015年までに達成すべき目標として以下の8つを掲げています」とあります。これはですね、ちょうど2000年の時点で、世界各国が約束した2015年までに、こういう方向で貧困を削減しようというものです。これは途上国の政府も先進国の政府も、こういう約束をしたわけです。それで、2005年というのは何かというと、それぞれの政府が約束をしたけども、2000年から5年経ってその宿題をどこまで果たせたかという、発表会みたいなところもあるんですね。
ですから、途上国の人たちは、先ほどG8側の責任って言いましたけども、自分の国の政府がいかに責任を果たしたかということを政府と対話し、また、政府がレポートを作るだけじゃなくて、市民社会NGOのほうも自分たちで見ていこうと、シャドーレポートという形で作っているわけですね。ですから、いわば、それぞれの国の市民がそれぞれの政府にまず向き合って、国連に行く前に、みなさん宿題を果たしましたかと、問うているわけです。
G8である日本にとってみれば、これもどうもおかしな話ですけど、宿題といわれたのはどちらかといえば途上国であって、先進国に対しては明確にはしっかりしたレポートを出せということも言われていない。実際私たちが請け負わなくてはいけないのは、日本自体もですね、日本の政府が2000年の時点からどれだけ宿題を果たしたかと問うことです。
やはりこの貧困、先ほど言いましたように貧困といっても昔ながらの貧困ではなくて、新しく貧しくなってと言うか、日々貧しくなって、世界的に感染症の問題とか流行っていますが、そういうものにおいて債務(返済)によって命まで絶たれている。
私にとっての貧困というのは、次のような実感を持っています。たとえば元気に一緒に踊り、あるいはこういった会議で一緒に同席した人間が、次の一年後には会えないかもしれない、その間にある病気で亡くなったりとか、そういうこと自体が、私にとって実感する貧困なのですね。そういう問題に対して各国政府が宿題を果たそうじゃないかということで、9月というのが多くの世界の市民にとって課題の月になるわけですね。
ですけど、先ほどマスコミの話を若干しました。日本のマスコミが本当に途上国の声を伝えられるか、そのときにテロ事件とどちらを伝えるのか、そのときにテロの方を選んだという話をしました。それと同じことが、また起こりそうなんですね。それは何かというと、たぶん日本のマスコミは、今回の国連総会というのは、日本の常任理事国入りということがよく言われていますけど、この安全保障理事会の問題だろうというふうに、ただそれだけで報道してしまう可能性すらあるんですね。
でも少なくとも、この貧困の問題、そして人権の問題、国連改革といわれる問題、それに加えてこの安全保障の問題、この4つの議題が話され、そのなかで、いったいどれが多くの人たちにとって大事なのか。「安全」なのか、テロなのか、あるいはそうではなくて貧困なのか、少なくとも平等に大事なのか、どちらの方が重いのか。そういうことを、本当に日本のマスコミも伝えられるかどうかというのは、実は私たち自身にかかっているとも言えるんですね。私たちが、マスコミに対してもこういうニュースが欲しいんだと言うことはできるわけです。彼らも商売ですから、お客さんが聞いてくれるようなニュースだったら出してくる。ですから、我々が、情報が日本の場合入ってこないといっても、それは私たちの責任でもあるのです。
そういう意味で、世界各国がホワイトバンドをしてますが、実は日本と韓国だけが、ホワイトバンドはしてるけどあまり意思表示になっていない、と言われているんですね。韓国の人が指摘したように、これはやっぱり韓国のなかではファッションだろうということです。他のところはどうかというと、駄目だ駄目だと言われているアメリカですら、たとえば、今回債務問題が不満足ながら動いたのは、アメリカの市民がブッシュにまで手紙を書いたりとか、実際にホワイトバンドで意思表示をするだけじゃなく、一応政府のことは自分たちの責任だからなんとかしようということで動いて、変化したんですね。ですけど、どうも韓国と日本という極東のあたりに関しては、こういった運動等の私たちの意思表示と、政府との距離・間合いを詰めることがなかなか難しいといわれるなかで、今に至っているわけです。
でもいずれにしても、先ほど言いましたけど、9月というのはそれぞれの政府に対してそれぞれの市民が、私たちの宿題を果たしたかとしっかり問いただす。そしてニューヨークにおいては、そういった私たちの代表として貧しい国の女性が国連総会の場でもそういった発言をするし、各国の政府に対して、各国でも安保理問題とか、そういうことに気が行きやすいわけですけど、そうじゃないでしょう、私たちにとって本当に大事な問題はこの貧困の問題でしょうというような、警鐘といいますか、目を覚ませというような目覚まし時計のようなものが必要なんです。
日本のなかで、じゃあ私たちがとはいうものの、私たちも限界を抱えていますので、私たちがこのホワイトバンドを使って何をするかということに関して、次のプレゼンターである内山さんと一緒に、みなさんも考えていただければと思います。
どうもありがとうございました。
*( )内は編者の捕捉。
<報告:オルタモンド事務局>
投稿者 ほっとけない*** : 01:06 | コメント (0)
2005年08月28日
国連総会:首脳会合採択文書 米国が大幅修正、削除要求
国連サミットに向けて議論を積み上げ、ドラフト3(ver.2)まで行った成果文書に対して、米国が膨大な修正提案を出してきましたので、お知らせします。以下、日本での新聞報道です。
この米国の対応には許し難いものがあるのではないでしょうか。平和や人権の分野でも相当にひどい内容になりそうです。
安保理改革でもアフリカの参加を狭めるようなコメントをしていますが、G8のように一部の国が世界の安全や社会経済のあり方を決めるというボルトンの傲慢な考え方があからさまに出始めています。
国連総会:首脳会合採択文書 米国が大幅修正、削除要求
【ニューヨーク高橋弘司】国連改革を主要テーマに9月に開かれる国連総会特別首脳会合で採択予定の成果文書の草案を巡り、米国が750カ所以上もの修正、削除を行って計39ページの草案を3ページに大幅に短縮するよう要求していることが25日、明らかになった。
25日付米紙ワシントン・ポストなどによると、米国の主な削除要求は、▽「先進国ODA(政府開発援助)の国民総生産(GNP)比0.7%達成」など開発目標に関する文言▽核実験全面禁止条約(CTBT)早期発効への努力に関する文言--など。
また、米国は核軍縮への言及が多すぎると批判し、核不拡散強化に関する文言を逆に追加するよう求めている。草案はピン国連総会議長が提示していた。
国際社会の合意や総意を事実上無視し、国益追求に走るブッシュ政権の強硬姿勢を反映した形だ。首脳会合まで3週間弱となった時点での要求で、しかも米国は先週、これらの要求を盛り込んだ修正提案を一部の国連加盟国に提示して根回しを始めており、発展途上国を中心に「骨抜き」への警戒感が強まっている。
米国のボルトン国連大使は24日、草案を巡る交渉を急ぐよう促す書簡を各国国連大使あてに送付したばかりだ。
毎日新聞 2005年8月26日 19時07分
国連改革案、米国が400か所以上の修正要求
【ニューヨーク=白川義和】9月の国連首脳会合での採択を目指す国連改革案「成果文書」に対し、米国が400か所以上の修正を要求していることが25日、明らかになった。
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ブッシュ政権が重視する核不拡散や民主化などを前面に打ち出した内容で、途上国を中心に猛反発を招くのは必至。成果文書の採択を危ぶむ声も出始めた。
修正案は、「核軍縮」や「開発」に関する記述を大幅に削除。米政府が今月初めに着任したボルトン国連大使を改革の推進役にし、強硬路線を鮮明にした形だ。同大使は24日、各国の国連大使に書簡を送り、「ただちに交渉を始めることを提案する。代替案も可能だ」と抜本的見直しを迫った。
成果文書は、国連総会のピン議長(ガボン外相)が中心となって策定し、6月に原案を提示。〈1〉「平和構築委員会」創設〈2〉途上国の開発に向けた先進国の政府開発援助(ODA)増額〈3〉人権委員会の人権理事会への格上げ〈4〉国連事務局改革――などを柱とし、総会審議を経て、8月5日に39ページの第3次案を発表した。
これに対し、米修正案は「開発」の項目で、「先進国にODAの国民総生産(GNP)比0・7%達成を求める」くだりも含め、ばっさりと削り、行数を大幅に縮めた。
平和・安全保障分野では、「武力行使原則」を検討する必要性への言及を削除。議長案が核拡散防止条約(NPT)の三つの柱である「軍縮」「不拡散」「核の平和利用」を指摘するのに対し、修正案は「軍縮」の単語自体を一切使わず、不拡散のみを強調している。核実験全面禁止条約(CTBT)への署名や批准要請のくだりも削除された。
安保理改革では、議長案の「より広範な代表によるものとする」という文言を削除。アフリカなど地域代表の参加に反対し、安保理拡大を最小限にとどめようとする思惑を示した。
修正点は英文法の誤りも含めて400か所以上にのぼり、全体としてブッシュ政権の諸原則を簡潔に連ねたスタイルになっている。
(2005年8月26日23時33分 読売新聞)
■引用:日経
米「安保理の大幅拡大削除を」・国連草案の修正要求
【ニューヨーク=鈴木哲也】9月の国連総会特別首脳会合で採択される予定の「成果文書」の草案について、米政府が500項目以上の大量の修正を要求したことが分かった。焦点の安全保障理事会改革では「代表をより幅広く」という文言の削除を求め、安保理の大幅拡大を阻止する方針だ。ボルトン国連大使が今月任命されたことで、国連を国益に沿う組織に変革しようとする米保守派の姿勢が前面にでてきた。
機構改革や途上国の開発、人権など包括的な国連改革を扱う「成果文書」は、ピン総会議長が今春から加盟国と意見調整を重ねて約40ページの草案をまとめている。 (16:30)
投稿者 ほっとけない*** : 00:54 | コメント (0)
2005年08月24日
世界の貧困にどう取り組むの?各政党主要政党マニフェストのご紹介
2005年8月22日/ほっとけないキャンペーン
●8月8日の衆議院解散から約2週間。
9月11日の総選挙に向けて、各政党が次々と政権公約・マニフェストを発表しています。
●ホワイトバンドをシンボルとする「貧困との闘い」の世界的な盛り上がりを、日本の政党はどう受け止めたのでしょうか。
以下、主要政党の政権公約・マニフェストに関するウェブサイトのURLをご紹介し、「貧困との闘い」に関係する主な記載事項を抜き出しました。ぜひ、各政党のマニフェストの記載内容をご覧下さい。
●公約・マニフェストの記述は、政党ごとにばらつきがあり、中には、世界の貧困問題について全く記述がない政党もあります。
一点、注意してほしいのは、「マニフェスト」の記述は絶対的なものではなく、また、各政党の政策作りも「これで終わり」ではないということです。
市民一人一人が各政党に対して働きかけを行い、一緒によい政策を作っていくことが必要です。
●今後、市民一人一人が各政党に自分たちの声を伝えていくことによって、各政党から、新たな政策や、より詳しい政策内容が必ず出てくるに違いありません。
勝負はこれからです。この「マニフェスト」を出発点にして、各政党に対して、問い合わせや質問などを、個人や地域のレベルからどんどんしていただければと思います。
各党が、私たち市民の素朴な質問や声に、率直に応えてくれることを期待しています。
■各政党の政権公約・マニフェストでは世界の貧困問題は以下のように扱われています
(政党の順番は日本語名称ローマ字(ヘボン式)ABC順)
●自由民主党
名称:自民党の約束:自民党政権公約2005
URL:http://www.jimin.jp/
記述内容:106. 「人間の安全保障」を念頭にODAの積極的な活用ODAを積極的に
活用することによって、環境・貧困・感染症など地球規模の課題に取り組む。
(以上:テーマ5:「世界の中の日本 世界に胸を張れる日本へ。」PDFファイル15ページ)
●国民新党
名称:公約、基本政策・方針
URL:http://www.jimin.jp/
記述内容:該当個所なし
●公明党
名称:マニフェスト2005(公明新聞8月19日付で全文公表)
URL:※8月19日現在、マニフェストはアップロードされていない
(公明党URL:http://www.komei.or.jp/index.html)
記述内容:
・経済的貧困、飢餓、麻薬、感染症から人間を守ることや、地球の環境保全、女性の地位向上、人身取引根絶など「人間の安全保障」分野に向けてODA(政府開発援助)を戦略的に活用します。
・ODA予算全体の20%を「人間の安全保障」分野に優先的に使われるようシステムも含め見直します(人間の安全保障分野は減額せず)。さらに、ODA予算の5%を海外で働くわが国のNGOへ還元します。
(以上:「6.創ります!世界に誇れる平和・人道の日本!」「(2)人間の安全保障を確実に進めるためにODAを積極的に活用」)
・今日の世界では、まだ多くの人々が飢餓と貧困に苦しんでおり、国際社会の一員として、見過ごすことはできません。わが国のODAや各種人材の派遣を通じて、とくに「人間の安全保障」分野での国際貢献を軸に、行動する平和主義の立場から「人道大国・日本」をめざします。
(以上、「III 当面する重要政治課題」「3,イラク問題・国際貢献について」)
●民主党
名称:2005年 衆議院選挙マニフェスト
URL:http://www1.dpj.or.jp/manifest/index.html
記述内容:
・ODAの透明性、効率性を重視し、外部監査・業績評価を徹底するとともに、国連の取り組みとの連携を図ります。環境、人権、紛争予防、平和構築、人間開発、アフリカなどへの人道支援、NGOとの連携、感染症対策、貧困層へのきめ細かい融資(マイクロ・クレジット)、人間の
安全保障などの観点から、ODAを有効な外交ツールとして再生させます。
(以上、「2.外交・安全保障」
●日本共産党
名称:衆議院選挙にのぞむ日本共産党の各分野の政策
URL:http://www.jcp.or.jp/seisaku/2005/05syuuin_kaku_bunya.html
記述内容:
・テロを根絶するためにも、国連憲章の平和ルールの確立、人道支援分野での政府開発援助(ODA)の充実、異なる価値観をもった諸文明間の対話と共存の関係の確立に全力をつくします。
(以上、「18 国民の声明と安全を守るために:治安への不安にこたえる」)
※上記はテロ対策に関わる項目。世界の貧困問題について直接記述する項目はなし。
●社会民主党
名称:社民党総選挙政策2005
URL:http://www5.sdp.or.jp/central/topics/44syuin/seisaku/seisaku2005.html
記述内容:
・イラク特措法に照らしてさえ、自衛隊がイラクで活動する根拠は失われており、自衛隊をイラクから早期に撤退させます。「人間の安全保障」を重視し、経済開発、環境保全、人権問題などの協力を進める立場から、国連を中心とした国際協調に基づくイラク復興支援への転換に全力を上げます。(以上、「いかす!平和憲法」の「3.イラクから自衛隊の早期撤退を」)※上記はイラク問題に関する項目。
世界の貧困問題について直接記述する項目はなし。
●新党大地
名称:未発表
URL:党のウェブサイト発見できず(2005.8.19)関連ウェブサイト:鈴木宗男
http://www.muneo.gr.jp/html/index.html
記述内容:該当個所なし。
投稿者 ほっとけない*** : 16:55 | コメント (0) | トラックバック
ホワイトバンドギャラリー、リニューアルOPEN★
8月23日現在、ホワイトバンドギャラリーは165人が参加中!
賛同団体オックスファムのウェブサイト内にホワイトバンドギャラリーが設置されています。
http://www.oxfam.jp/whiteband/
また、携帯からも簡単にアクセスできる、携帯版ギャラリーも登場しました。
http://www.oxfam.jp/whiteband/i/
このギャラリーでは、「貧困をほっとかない」と意思表示する人々が写真で顔写真を携帯を介して投稿することで、日本中から世界へ、意思表示の連帯アクションを発信する場を作りだすことを目的としています。このギャラリーは、ホワイトバンドデー2(9月10日)とホワイトバンドデー3(12月10日)の世界同時アクションの時に、日本のアクション会場にて一斉に並べられる予定です。
■ ホワイトバンドギャラリーとは?
「ほっとけない 世界のまずしさ」賛同団体オックスファム・ジャパンが運営しているギャラリーで、「ほっとけない 世界のまずしさ」から承認されたアクションです。(あくまで有志が参加する意思表示と連帯の場であり、署名活動ではありません。)
■ ギャラリーの意味とは?
世界の動きと日本の市民社会の動きをつなげていくことを主な目的として、ホワイトバンドギャラリーは開設されました。ギャラリー内では、世界でアクションをとった人々の写真が見ることができる他、日本から世界へ「貧困をほっとかない」と意思表示する人たちの姿を見ることができるようになっており、世界へ日本から発信する場を創ることが目的です。
*【あなたにできること】*
■ ホワイトバンドギャラリーに参加してください。
まだ参加していませんか? では、早速写メールで送ってください。
方法は写メールで投稿するだけ。こちらから投稿方法をご覧ください。
http://www.oxfam.jp/whiteband/
携帯版: http://www.oxfam.jp/whiteband/i/
■ ホワイトバンドギャラリーにあなたの友達、あなたの家族、あなたの同僚、をさそって、一緒に記念撮影。
ホワイトバンドギャラリーは署名ではありませんので、1度しか参加できないわけではありません。
あなたのお友達をどんどんさそって、意思表示の写真撮影をしてください!!
ぜひ、みなさんの参加、お待ちしています!
投稿者 ほっとけない*** : 15:40 | コメント (0)
コールドプレイのライブで携帯を使った貧困撲滅キャンペーン
国際NGOのOxfamが人気バンド「コールドプレイ」のファンにテキストメッセージによる署名を呼び掛け。バックエンドシステムはSunが提供。(IDG)
貧困撲滅を目指す国際団体のOxfam Internationalは8月19日、米カリフォルニア州マウンテンビューで行われたコールドプレイのコンサートで、貿易法改正の嘆願書にテキストメッセージを使って署名できる機会を来場者に提供した。
Oxfamはコンサート開始前、コールドプレイのリードボーカルでOxfamのスポークスマン、クリス・マーティンをフィーチャーしたビデオを流して来場者に署名を呼び掛けた。自分のメールアドレスを携帯電話で87233に送ると「Big Noise」と呼ばれるこの署名アクションに参加できる。87233はアルファベットで「TRADE」(貿易)に相当する。
送られたメールアドレスは収集・一覧化され、OxfamはSun Microsystemsの技術を使ったシステムを通してこれらのアドレスに返信できる。Oxfamと署名者の間でメールを通した直接のやりとりが可能になり、署名者がOxfamの「Make Trade Fair」キャンペーンにさらに積極的に参加できるようになるわけだ。
コールドプレイのツアーでOxfam Americaのボランティアコーディネーターを務めるナジャ・エルセイド氏によると、このキャンペーンでは、貧しい国の経済の発展に寄与する公平な貿易法の制定を求めている。Oxfamでは不公平な貿易法と、国民の主な収入源として農業に頼る国々の貧困との間に、直接的因果関係があるとみていると同氏は説明した。
このテキストメッセージ送信イベントは、11月まで続くコールドプレイのワールドツアー中行われる。エルセイド氏は、来場者にテキストメッセージを送るよう促すことで、コンサートで告知をするだけの場合より、多くの参加者をMake Trade Fairキャンペーンに呼び込めると語っている。Oxfamはまた、コンサート会場に署名受け付けのためのブースも設けている。
Sunはテキストメッセージングとメール応答のためのインフラとして、Solaris 10とJava Enterprise Systemを搭載したSun Fire v20zおよびv40zサーバを提供。同社グローバルブランド・広告担当ディレクターのローズ・クレメント氏によると、これはハイテクに詳しい若者に技術を使って社会貢献を呼び掛ける「Share the Opportunity」と呼ばれるSunの取り組みの一環。
「技術によって、人は世界を変えるイベントに参加・関与できる。当社はそれを可能にするインフラを構築したい」とクレメント氏。
同氏によるとSunは今年、アイルランドのロックバンドU2のワールドツアー、および米フィラデルフィアとスコットランドのエジンバラでのLive 8コンサートでも、このテキストメッセージングプラットフォームを使って同様のイベントを実施し、慈善団体を支援した。
エルセイド氏によると、OxfamはBig Noise署名アクションによって1000万人の署名を集め、12月に香港で予定されている世界貿易機関(WTO)の会議に集まる閣僚らに嘆願書を提示したい考え。
[IDG Japan]
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投稿者 ほっとけない*** : 01:26 | コメント (0)
アジアの子供の半数近くが貧困状態で生活=慈善団体
2005年 08月 22日 月曜日 19:49 JST
引用元
[バンコク 22日 ロイター] 慈善団体プランの報告によると、アジアの子供の半数に相当する6億人近くが貧困状態にあり、食糧、清潔な水、家、医療、教育や衛生といった、生活のための必需条件が満たされないまま暮らしている。中国やインドなど人口の大きな国も含め、多くの国で経済が発展しているにもかかわらず、子供たちの多くが貧しいままであることが浮き彫りとなった。
報告では、アジアの子供のほぼ3分の1に当たる約3億5000万人が、必要条件のうち2つ以上がない絶対的貧困の中で暮らしており、約2億5000万人が必要条件が1つ欠けた状態にあるという。
プランのアジア担当ディレクター、マイケル・ダイアモンド氏は、「ここで起きていることは破滅的だ」と指摘。世界中の国々が何もしなければ、多くの可能性と生命が失われ、現代史の中でも特に大きな悲劇となると警告している。
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投稿者 ほっとけない*** : 01:25 | コメント (0)
2005年08月20日
連続セミナー「武器の規制と人間の安全保障」8/26, 9/2, 9/9
直接的に貧困問題ではないけれど、貧困問題の解決に向けた努力を水の泡にして
しまう問題の一つが、武器の野放しの流通と言われています。武器の移転に関し
てしっかりとした規制がなされないかぎり、MDGsの達成は見込めない、とも言わ
れています。
連続セミナー「武器の規制と人間の安全保障」8/26, 9/2, 9/9 19時~21時
場所:日本国際ボランティアセンター会議室
オックスファム・ジャパン連続セミナー「武器の規制と人間の安全保障」
毎日のように何百万人という人々が、武器の使用を伴った暴力の脅威にさらさ
れており、小型武器のみによっても、一分間に一人が命を落としていると推計
されています。武器の拡散と乱用は、多くの人々の命を奪い、残された人々の
心に深い爪痕を残すばかりか、彼らの生活基盤を破壊し、貧困から逃れられな
い状況を作り出しています。
このような被害に歯止めをかけるべく、2003年10月より「コントロール・アー
ムズ」という国際キャンペーンがスタートしました。
今回、このキャンペーンの政策提言担当である、オックスファム・イギリスの
デビー・ヒリアーが日本に滞在します。オックスファム・ジャパンでは、この
滞在にあわせ、デビー・ヒリアーと、日本キャンペーンの政策担当者による特
別連続セミナーを開催します。
武器による被害を減らし、貧困問題の解消を目指す心のある方、是非ご参加く
ださい。
キャンペーンホームページ:
http://www.oxfam.jp/contents/modules/calender0/?event_id=0000000115
日時とテーマ>>>
第1回: 8月26日(金)19時~21時
~事実上の「大量破壊兵器」-今、なぜ通常兵器の規制が必要なのか?日本の
役割とは?
第2回: 9月2日(金)19時~21時
~貧困、紛争と武器 -国連サミットに向けて~
第3回: 9月9日(金)19時~21時
~武器貿易条約(ATT)締結までの道程 -支持国が急増した今、キャンペー
ンがとるべき戦略とは?~
場所:日本国際ボランティアセンター会議室
〒110-0015 東京都大東区東上野1-20-6 丸幸ビル2F(階段を上って左手)
最寄駅:JR上野駅、営団地下鉄上野駅 徒歩7分
JR御徒町駅、営団地下鉄仲御徒町駅都営地下鉄上野御徒町駅 徒歩5分
地図:http://oxfam.jp/home/contact/
参加費:資料代として、1回のセミナーにつき500円頂戴いたします
当日資料:
各セミナーのレジュメ、キャンペーン紹介の資料を配布するほか、キャンペー
ンの基本報告書「武器の規制と人間の安全保障」の販売も致します。
言語:英語(通訳あり)、日本語
主催:特定非営利活動法人 オックスファム・ジャパン
講師:
◆デビー・ヒリアー(Debbie Hillier)
コントロール・アームズ ポリシー・アドバイザー
◆夏木碧
コントロール・アームズ ポリシー・オフィサー
参加方法:下記の申し込み先まで、電話、Faxあるいはメールにて、参加を希望
される回とお名前をお伝えください。連続参加でも、1回のみの参加でもどちら
でも歓迎します。
問合・申込先:
特定非営利活動法人 オックスファム・ジャパン(担当:山田)
電場番号 03-3835-1556
Fax 03-3834-1025
Email takumo@oxfam.jp
投稿者 ほっとけない*** : 12:37 | コメント (0)
非暴力の経済学1 私たちの生活と『貧困』 9/3
ほっとけない の登場は10月ですが、9月も深い内容のようです。ぜひ。
第13回非暴力連続講座
「非暴力の経済学1 私たちの生活と『貧困』」
ガンジーは「最悪の暴力の形態は貧困である」「(援助もいいが)まず搾取を
やめなさい」、そして外国の援助は新たな植民地主義であるとも言っています。
貧困の問題はどこかあっちの方の問題ではなく、日本に住む自分自身もその一端
を担っている、加担してしまっている問題です。
この貧困について、どう考え、取り組んでいったらいいか、国際レベル・個人
の生活レベルから考えていくとともに、私たちの生活の『豊かさ』も問い直して
いきたいと思います。
講 師:北沢洋子(国際問題評論家)
著書「暮らしのなかの第三世界」聖文社、「利潤か人間か」コモンズ
日 時:9月3日(土) 13:30~16:30
会 場:文京シビックセンター・地下2階(消費生活センター)研修室A
東京都文京区春日1-16-21
Tel: 03-5803-1105
東京メトロ地下鉄丸の内線・南北線「後楽園駅」徒歩1分
都営地下鉄三田線・大江戸線「春日駅」徒歩1分
地 図: http://www.city.bunkyo.lg.jp/shisetsu/civic/index.html
参加費:800円
主 催:非暴力平和隊・日本(NPJ) TEL: 080-5520-3077
npj@peace.biglobe.ne.jp
http://www5f.biglobe.ne.jp/~npj/
ピースネット TEL: 03-3813-6490
peacenet@jca.apc.org
http://www.jca.apc.org/peacenet/
《今後の予定》
■第14回
「非暴力の経済学2 ほっとけない 世界のまずしさ」
講師:田中徹二(オルタモンド事務局長)
日時:10月1日 13:30~16:30
場所:文京シビックセンター3階(障害者会館)和室
■第15回
「市民運動と非暴力」(仮題)
講師:阿木幸男
日時:11月5日(土)時間未定
■第16回
「ジェンダーフリーバッシングはなぜ生じるか?」
講師:中里見博(福島大学助教授)
日時:12月10日(土)
投稿者 ほっとけない*** : 12:33 | コメント (0)
2005年08月18日
ほっとけないセミナー@表参道 8/30,9/1,3
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ほっとけないセミナー@表参道
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ホワイトバンドやLive8で「世界の貧困」が気になりだした。
でもそもそも、どうして貧困になるの?
アフリカが暑いからじゃないの?
え?違うの???
そんなあなたのための、世界を知る入門講座「ほっとけないセミナー」、
表参道で開講します。
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■第1回 8月30日(火)19:00~21:00
「どうして貧困になるの? ~ほっとけないアフリカの現実~」
スピーカー:日本アフリカ協議会(AJF)代表 林達雄
ナビゲーター:星野ゆか
■第2回 9月1日(木)19:00~21:00
「買い物が貧困をつくる? ~ほっとけない貿易事情~」
スピーカー:ピープルツリー 胤森なお子、オルタモンド 田中徹二
ナビゲーター:星野ゆか
■第3回 9月3日(土)19:00~21:00
「9月国連ワールド・サミットって?~ほっとけない世界の事情~」
スピーカー:オックスファム・ジャパン 山田太雲
ナビゲーター:星野ゆか
●各回とも、クリッキング・フィルム他のビデオを上映します。
●各回とも、様々な分野で貧困問題に取り組むNGOの紹介&交流の時間があり
ます。あなたの興味に合うNGOが見つかるかも。
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【場所】東京ウィメンズプラザ
http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/contents/map.html
(男性も大歓迎の会場ですのでご安心を!)
東京都渋谷区神宮前5-53-67 表参道駅から徒歩7分
【定員】第1回・第2回:各100名、第3回:80名
【参加費】 各回 800円
ホワイトバンドをしている方&当日ご購入の方は500円!
※参加費は当日受付にてお支払いいただきます。
<<「ほっとけない世界のまずしさ」リーフレット付き>>
【おまけ】会場ではフェアトレード・ティーをお楽しみいただけます。
【お申込方法】以下の内容を明記のうえメールまたはFAXで下記の申込先までお送りください。
・ お名前
・ Eメール
・ 電話番号
・参加希望日(3日連続でも1日だけでも可)
・「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンを知ったきっかけ
*お申込の方は件名の欄に「ほっとけないセミナー参加希望」とご明記ください。
*申込は定員になり次第打ち切らせていただきます。
*参加の可否はEメールまたはお電話にてお知らせいたします。
【お申込&お問い合わせ先】
「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン事務局
〒108-0023 東京都港区芝浦3-3-6 CIC-601 CSOネットワーク内
担当:長瀬 shinji@csonj.org FAX 03-5440-9114 TEL 03-3457-1165
投稿者 ほっとけない*** : 14:44 | コメント (0)
2005年08月17日
緊急:首相に、9月の国連ワールド・サミットへの出席と貧困問題への取り組みの明言を求めるメールアクション
小泉首相に、国連サミットへの出席と貧困問題への取り組みの明言を求める
メールアクションをスタートしました!
9月14日~16日に開催される「国連2005ワールド・サミット」は、
世界の首脳たちが世界の貧困問題の解決を目指して討議する場です。
ところが、総選挙となり、小泉首相がこのサミットに出られるかどうかが問題となってきました。
総選挙の投票日は 9月11日で、サミットはその3日後。
選挙結果がどうあれ、サミット時の首相は小泉さんです。
しかし読売新聞によれば「サミットには、小泉首相ではなく、町村外務大臣が出席する」とのこと。
このサミットにG8で2番目に大きい日本の首相が参加しないのでは、
日本が世界の貧困問題に正面から取り組むというメッセージを世界に向けて示すことができません。
私たちは、「国連2005ワールド・サミット」に小泉首相が参加し、
世界の貧困問題への責任を果たすと明言してもらうことを求めて、
首相へのメールアクションを呼びかけます。
投稿者 ほっとけない*** : 00:51 | コメント (0)
2005年08月16日
外務省とNGO共催の公開フォーラムのお知らせ
貧困を含む様々な国際社会の課題を議論する『国連改革に関するパブリックフォーラム』を「国連改革を考えるNGO連絡会」と外務省の共催で開催することになりました
来月の国連サミットでは、各国首脳・元首が集まり、「ミレニアム開発目標」の達成に向け、国連の機構改革に関する議論が行われることになっています。これに先立ち、日本がどのようなビジョンをもって「貧困と開発」の問題に取り組み、国連改革を推進しようとするのか、
公開の場で議論できることになりました。
日本政府がどのような政策で貧困問題に取り組もうとしているのか、彼らの考え方を聞き、「貧困の克服」に向けたなあなたの声を直接、日本政府にぶつけてみませんか。
「ほっとけない」に関心をお寄せの皆様
貧困を含む様々な国際社会の課題を議論する『国連改革に関するパブリックフォーラム』を「国連改革を考えるNGO連絡会」と外務省の共催で開催することになりましたので、御案内させて頂きます。
「ほっとけない」賛同団体のJVCでは、この度、9月14日~16日にニューヨークにおいて開催され、国連改革が議論される「国連ミレニアム宣言に関する首脳会合」(国連サミット)に向けて、NGO関係者、国際機関関係者、外務省関係者及び市民との間において、意見交換を行う機会を設けることとしました。今年は、貧困問題の解決に向けた「開発」を重要なテーマとする会議が次々と開催されています。来月の国連サミットでは、各国首脳・元首が集まり、「ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals: MDGs)」の達成に向けた決意と行動を示し、国連の機構改革に関する議論が行われることになっています。これに先立ち、日本がどのようなビジョンをもって「貧困と開発」の問題に取り組み、国連改革を推進しようとするのか、公開の場で議論できることになりました。国連を通した真の国際貢献を果たすためには、市民との政策対話が不可欠です。日本政府がどのような政策で貧困問題に取り組もうとしているのか、彼らの考え方を聞き、「貧困の克服」に向けたなあなたの声を直接、日本政府にぶつけてみませんか。
公開フォーラムなので、気楽にお越し下さい。多くの方々のご参加をお待ち申し上げます(申し込み制ですので、お気をつけ下さい)。
記
1.開催日時: 2005年8月30日(火)13:00-17:30
2.会場: 三田共用会議所(港区三田2-1-8)
(地図)http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/event/uni/mita.html
3.主催:国連改革を考えるNGO連絡会、外務省
協力:国際NGOセンター(JANIC)
4.使用言語:日本語
5.参加費:無料
6.プログラム(予定)
13:00~13:10 全体会合:開会挨拶(於:1F講堂)
・外務省代表
・「国連改革を考えるNGO連絡会」代表
13:10~13:30 外務省による国連改革全般についてのプレゼンテーション (於:1F講堂)
13:30~15:30 分科会(於:3F大会議室)
分科会1:国連改革クラスター1(欠乏からの自由:開発)
分科会2:国連改革クラスター2(恐怖からの自由:平和と安全、軍縮)
分科会3:国連改革クラスター3(尊厳を持って生きる自由:人権)
15:30~16:00 休憩
16:00~16:15 全体会合:各分科会ファシリテーターによる報告
(於:1F講堂)
16:15~17:00 パネルディスカッション(於:1F講堂)
ファシリテーター:星野俊也(大阪大学大学院国際公共政策研究科教授)
パネリスト: 機構改革:外務省
平和:川崎哲(ピースボート)
人権・法の支配:上村英明(市民外交センター)
開発:高橋清貴(日本国際ボランティアセンター)
17:00~17:20 質疑応答(於:1F講堂)
17:20~17:30 まとめ・閉会挨拶(於:1F講堂)
参加ご希望の方は、お名前(ふりがな)、ご所属先名、役職、ご連絡先(Tel/Fax/E-mail)及びいずれの分科会への参加を希望されるかを明記の上、2005年8月26日(金)までに、下記事務局までE-mailないしFaxにてお申し込み下さい。
<ご注意ください>
・ 会場には入館規制がございます。事前登録者のみご出席いただけます。また、当日は身分を証明できるものを必ずご持参下さい。
・ 参加申込後、ご都合により出席できない場合には、お手数ですが事前に下記事務局まで御連絡頂きますようお願い申し上げます。
お問い合わせ先・参加登録申し込み先:
日本国際ボランティアセンター(JVC)
調査研究・政策提言担当 高橋清貴(たかはしきよたか)
TEL 03−3834−2388 FAX 03−3835−0519
メール kiyo@ngo-jvc.net
―――――――――――――――――――――――――――
注:「国連改革を考えるNGO連絡会」は、市民外交センター、ピースボート、日本国際ボランティアセンターによって構成されています。
投稿者 ほっとけない*** : 19:59 | コメント (0)
貧困撲滅の「ホワイトバンド運動」を日本で広める
8/15)の読売新聞の2面『顔』欄に「ホワイトバンド全国学生キャラ
バン」のクマール・ラトネッシュ(20歳)君が掲載されました。
◎タイトル:貧困撲滅の「ホワイトバンド運動」を日本で広める
クマール(KUMAR)ラトネッシュ(Ratnesh)さん 20
・中見出し:「『何とかしたい』に変わった」
本文(要約):
世界的な「ホワイトバンド運動」を知ったのは5月。慶応大で途上国問題を学ぶ自分にも「すぐに行動できる何かを」と全国キャラバンを思い立つ。12日に横浜をスタート。レンタカーで九州、北海道などを回る。
義)。
父はインド人、母は日本人。父の故郷には何度も行った。同世代の子供が学校に通えずに働き、物ごいの人が自分の腕を切ってまで哀れみを乞う姿に衝撃を受ける。
貧困って、夢を持てない環境にいることだ。「かわいそうな人たちだ」という気持ちが「何とかしたい」に変わる。
「日本は平和かもしれない。お金もあるかもしれないけど、夢を持てない若者も多い。それなら、アフリカやインドの貧しい人たちと一緒じゃないですか?」。
戦後60年を迎えた日本の夏を、模索しながら熱く走る若者がいる(解説部 阪口忠
投稿者 ほっとけない*** : 15:21 | コメント (0)
首相談話に、貧困の克服を反映
引用元 asahi.com
国際社会は今、途上国の開発や貧困の克服、地球環境の保全、大量破壊兵器不拡散、テロの防止・根絶などかつては想像もできなかったような複雑かつ困難な課題に直面しています。我が国は、世界平和に貢献するために、不戦の誓いを堅持し、唯一の被爆国としての体験や戦後60年の歩みを踏まえ、国際社会の責任ある一員としての役割を積極的に果たしていく考えです。
首相談話の全文
2005年08月15日12時15分
政府が15日、閣議決定した首相談話の全文は次の通り。
私は、終戦60年を迎えるに当たり、改めて今私たちが享受している平和と繁栄は、戦争によって心ならずも命を落とされた多くの方々の尊い犠牲の上にあることに思いを致し、二度と我が国が戦争への道を歩んではならないとの決意を新たにするものであります。
先の大戦では、300万余の同胞が、祖国を思い、家族を案じつつ戦場に散り、戦禍に倒れ、あるいは、戦後遠い異郷の地に亡くなられています。
また、我が国は、かつて植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。こうした歴史の事実を謙虚に受け止め、改めて痛切な反省と心からのお詫(わ)びの気持ちを表明するとともに、先の大戦における内外のすべての犠牲者に謹んで哀悼の意を表します。悲惨な戦争の教訓を風化させず、二度と戦火を交えることなく世界の平和と繁栄に貢献していく決意です。
戦後我が国は、国民の不断の努力と多くの国々の支援により廃墟(はいきょ)から立ち上がり、サンフランシスコ平和条約を受け入れて国際社会への復帰の第一歩を踏み出しました。いかなる問題も武力によらず平和的に解決するとの立場を貫き、ODAや国連平和維持活動などを通じて世界の平和と繁栄のため物的・人的両面から積極的に貢献してまいりました。
我が国の戦後の歴史は、まさに戦争への反省を行動で示した平和の60年であります。
我が国にあっては、戦後生まれの世代が人口の7割を超えています。日本国民はひとしく、自らの体験や平和を志向する教育を通じて、国際平和を心から希求しています。今世界各地で青年海外協力隊などの多くの日本人が平和と人道支援のために活躍し、現地の人々から信頼と高い評価を受けています。また、アジア諸国との間でもかつてないほど経済、文化等幅広い分野での交流が深まっています。とりわけ一衣帯水の間にある中国や韓国をはじめとするアジア諸国とは、ともに手を携えてこの地域の平和を維持し、発展を目指すことが必要だと考えます。過去を直視して、歴史を正しく認識し、アジア諸国との相互理解と信頼に基づいた未来志向の協力関係を構築していきたいと考えています。
国際社会は今、途上国の開発や貧困の克服、地球環境の保全、大量破壊兵器不拡散、テロの防止・根絶などかつては想像もできなかったような複雑かつ困難な課題に直面しています。我が国は、世界平和に貢献するために、不戦の誓いを堅持し、唯一の被爆国としての体験や戦後60年の歩みを踏まえ、国際社会の責任ある一員としての役割を積極的に果たしていく考えです。
戦後60年という節目のこの年に、平和を愛する我が国は、志を同じくするすべての国々とともに人類全体の平和と繁栄を実現するため全力を尽くすことを改めて表明いたします。
平成17年8月15日
内閣総理大臣 小泉純一郎
投稿者 ほっとけない*** : 10:27 | コメント (0)
2005年08月14日
国連首脳会合、小泉首相の出席見送り…町村外相で調整
引用元:読売新聞
政府は10日、国連創設60周年を記念してニューヨークで9月14~16日に開かれる国連首脳会合へ町村外相を出席させることで調整に入った。
当初は小泉首相の出席を予定していたが、9月11日の衆院選直後のため、「時間的な余裕がない」(政府筋)として見送ることになった。
(2005年8月11日3時6分 読売新聞)
小泉首相がサミットに出席しないことは、日本が世界の貧困問題から責任逃れをすることを意味します。「時間的な余裕がない」なんて理由にもなりませんし、そもそも何のために常任理事国入りを狙っていたのでしょうか・・・
◎小泉首相の「サミット」欠席を許すことは、「ほっとけない」のみならず
日本の市民社会は世界の運動に対して申し訳が立ちません。
アクションを計画中です。
投稿者 ほっとけない*** : 01:14 | コメント (0)
2005年08月12日
アフリカ食料難悪化の予測 栄養不足の子560万人増
農業への投資減少など今の状況が続けば、2025年にはアフリカの食料問題が深刻化し、栄養不足の子供の数は560万人増えるとの予測を、世界銀行や日本が出資する国際食料政策研究所(本部ワシントン)の研究グループが12日、発表した。
グループのマーク・ローズグラント博士は「国際援助や投資を大幅に拡大しないとアフリカの食料問題の悪化は避けられず、貧困廃絶のためのミレニアム開発目標の達成も不可能」と指摘した。
グループは、人口増加率や経済成長率から農産物の生産量などを予測するコンピューターモデルを使って、2025年までの食料供給の状況を予測した。
2005年08月12日金曜日
投稿者 ほっとけない*** : 13:14 | コメント (0)
「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン 「2005ワールド・サミット」に向けたビジョン
「国連2005ワールド・サミット」を「ホワイトバンド・サミット」に
~「より平和で繁栄した公正な世界」の実現のために~
要約:9月「国連2005ワールド・サミット」で貧困問題の解決をめざそう
●9月14~16日に開催される国連特別総会「国連2005ワールド・サミット」(以下、「国連2005ワールド・サミット」)は、2000年に採択された「ミレニアム宣言」と「国連ミレニアム開発目標」の2015年の達成に向けて、これまでの歩みを評価するためのサミットです。
●日本では、「日本の常任理事国化」が主要な課題として取り上げられています。しかし、このサミットの本来の課題は「ミレニアム宣言」の進捗状況を評価し、その達成のための新たな戦略を作ることであり、「日本の常任理事国化」はこの全体的な課題の枠組みの中で議論されるべきことです。
●「2005ワールド・サミット」にあたって、私たちは「ミレニアム宣言」の内容に立ち戻るべきです。「ミレニアム宣言」は、「社会正義と公平性」の原則のもとに「より平和で繁栄した公正な世界」を作り出すことを目的とし、貧困に苦しむ世界の人々が欠乏から解放されることにコミットすると明記しています。「ホワイトバンド」は貧困問題の解決を求める世界の市民社会のシンボルですが、「ミレニアム宣言」の達成状況を評価するこのサミットは、まさに「ホワイトバンド・サミット」であると言えます。
●私たちはこのサミットに向けて、7月に英国で開かれたG8サミットで達成できなかった課題、つまり、貧困問題の解決のための援助の増額と質の向上、債務と貧困に苦しむ国々に対する債務救済の拡大、貿易の公正化などにより、2015年までに「国連ミレニアム開発目標」を達成し、「貧困のない世界」を作っていくことを世界の政治指導者たちに対して要求していく必要があります。
●日本はG8サミットに向けて、貧困削減のための拠出増大のプランをいくつか発表しましたが、いずれも、貧困問題の解決に向けた取り組みとしてはまだ不十分です。日本政府の政策が、「国連ミレニアム開発目標」の達成と「貧困のない世界」の創出に向けて、もっと適切なものになるよう、日本の市民社会は「ワールド・サミット」に向けて働きかけを強めていく必要があります。
*「ミレニアム宣言」については、以下のサイトをご覧下さい。
日本語版(外務省)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/kiroku/s_mori/arc_00/m_summit/sengen.html
英語版(国連人権高等弁務官事務所)
http://www.ohchr.org/english/law/millennium.htm
1.「2005ワールド・サミット」を「ホワイトバンド・サミット」に
今から5年前の2000年9月8日、世界の首脳たちがニューヨークに集まり、一つの宣言を採択しました。「ミレニアム宣言」と名付けられたその宣言には、「より平和で繁栄した公正な世界」の確立に向けて、世界各国の元首や政府首脳が、世界のすべての人々に責任を負っていることが明記されています。また、21世紀の国際関係における基本的な価値として「社会正義と公平性」(equity and social justice)がかかげられ、グローバルな課題については、この基本的な価値に従って、コストと負担が公平に分担されるような方法で取り組まなければならない、と明記されています。「ミレニアム宣言」は、途上国に対する援助の必要性について、以下のように明記しています:「被害を受けたり、恩恵がもっとも少ない人々には、もっとも恩恵が大きい人々からの助けを受ける資格がある」。
この宣言から5年。私たちの世界は、「より平和で繁栄した公正な世界」に一歩でも近づいたのでしょうか。「社会正義と公平性」が、21世紀をつらぬく基本原則になったのでしょうか。それを評価するために、来る9月14~16日の3日間、ニューヨークで、国連特別総会「国連2005ワールド・サミット」が開催されます。
■重要なポイント■
日本では、この「ワールド・サミット」や、9月を山場とする国連の動きについて、「日本の常任理事国化」だけが焦点であるかのような報道が多くなされています。しかし、このサミットはあくまで、「ミレニアム宣言」と「ミレニアム開発目標」の進み具合を評価し、未来に向けた新たな展望を出すためのものであり、「貧困のない安全な世界」を作り出すために、どう世界が協力するかを検討するためのものです。このサミットは、「ホワイトバンド・サミット」なのです。
2.世界の市民社会は「ホワイトバンド・サミット」を通じて何をめざすか
(1)具体的な成果に乏しかったG8サミット
「2005ワールド・サミット」に先立つこと2カ月、7月に英国グレンイーグルズで開催されたG8サミットは、アフリカ支援や気候変動問題が取り上げられるということもあって、貧困問題の解決に向けた第一歩になるのではないかと注目されました。実際、このサミットでは、会期中に前代未聞の「テロ」が生じるなど大きな危機にさらされたにも関わらず、これら二つの問題について、一定の討議がなされ、G8諸国がこれらの問題について真剣に取り組むことは確認されました。しかし、援助の増額や質の向上、債務削減、先進国の輸出補助金の撤廃など具体的な事項に関してはあまり前進が見られず、これらの課題は「ワールド・サミット」に持ち越されました。
(2)「ミレニアム宣言」はとても重要
貧困問題などのグローバルな問題について検討するには、主要国の首脳しか集まらないG8サミットよりも、多くの途上国の元首や首脳級が出席する「ワールド・サミット」の方がふさわしいと言えます。
この「ワールド・サミット」において、最初に確認されなければならないのは、「ミレニアム宣言」と「ミレニアム開発目標」の重要性です。「ミレニアム宣言」は先に述べたとおり、この世界が「社会正義と公平性」を基本的価値とする「より平和で繁栄した公正な世界」となることを目標として掲げています。貧困問題について、「ミレニアム宣言」は、すべての人類を欠乏から解放することへのコミットを表明しています。また、「ミレニアム宣言」は、すべての人類が尊厳を有し、飢餓から解放され、暴力・抑圧や不公正の恐怖から解放された生活を営み、次世代を育てていく権利を有する、と定めることによって、人間的な安全保障と、食料・水・保健医療・教育などの公共サービスへの平等なアクセスを実質的に保障しています。この「ミレニアム宣言」に基づいて、貧困のない世界に向けた指標として設定されたのが「国連ミレニアム開発目標」です。
この「ワールド・サミット」が、貧困のない世界への第一歩をなす「ホワイトバンド・サミット」となるために、最も重要なのは、この「ミレニアム宣言」の精神に立ち戻り、「国連ミレニアム開発目標」の実現に向けて世界が本当に歩みを進めているかどうかを具体的に検証することです。
■重要なポイント■
「国連ミレニアム開発目標」の最初に設定されているのが、「2015年までに1日1ドル未満で生活する人口比率を半減させる」という目標です。
これについては、世界の「1日1ドル未満」生活人口の多くを占めていた中国とインドが現在、高度経済成長を遂げていることから、世界全体でみれば、この目標が達成されるのではないかと言われています。しかし、一方でサハラ以南アフリカでは、「1日1ドル未満」で生活する人々の人口は増えています。ミレニアム宣言が「全人類を欠乏から解放する」ことへのコミットを明確に謳っている以上、この目標が、単に、世界レベルで「1日1ドル未満」で生きている人々の人口を半減させることだけを意味しているとは考えられません。大陸レベル・国レベルで極度の貧困状態で生きている人々の人口を半減させることができるかどうかという視点も重要です。また、残された貧困層の生活水準が以前より低下しているようであれば、元も子もありません。
この目標は、単に人口統計上のものではなく、あくまで、すべての人々が「悲惨で非人道的な極度の貧困から解放」されるためのステップとして設定されているものだということを再認識する必要があります。
(3)G8サミットで成し遂げられなかった目標の実現をめざそう
G8サミットでは、結局、アフリカなどの貧困地域の貧困問題の解決のために十分な額の援助を行うことや、重い債務を負った貧困国における債務救済を拡大することなどは、十分に実現されませんでした。
「ワールド・サミット」に向けて国連事務総長に提出された「ミレニアム・プロジェクト」の提言では、すべてのドナー国が2015年までにODAを自国の国民総所得(GNI)のO.7%まで増額すること、これには質の向上と、とくに低所得国へのODAの増大が伴わなければならないことを明記しています。具体的には「国連ミレニアム開発目標」の達成のための現実的なニーズに基づき、貧困削減のための戦略に沿ったものでなければならないことが明記されています。
しかし、この「0.7%目標」については、国際社会が全体としてこれを達成しようという意志が十分に示されてきませんでした。「ワールド・サミット」では、この「0.7%目標」を始めとする国際公約を必ず達成するのだという意志表明に加え、達成のための何らかの保障が担保されることが必要です。
また、G8サミットでは、既存の「重債務貧困国イニシアティブ」によって設定された諸条件をクリアした18ヶ国のみの債務免除が決定されました。しかし、債務免除された国々と同等、もしくはそれより厳しい貧困状況にある国で、債務免除が適わなかった国がいくつもあります。「貧困の実態」をベースとした債務免除が実現されるべきです。一方で、債務削減にあたって、これらの国の貧困削減に逆行するような、また公共サービスの後退につながるような条件付けを行うべきではありません。
HIV/AIDSを始めとする保健問題については、G8サミットの合意は、「2010年までの包括的なエイズ治療の実現」について、「この目標になるべく近づく」という文言が挿入され、6月のG7財務相会議のコミュニケよりも腰の引けたものになりました。基礎教育分野では、すでに「教育アクセスにおける男女格差の解消」という2005年までの目標が未達成となっているにもかかわらず、G8サミットでは「万人のための教育」の重要性を再認識することが表明されたのみで、具体的な新規支援額は示されませんでした。エイズや感染症、妊産婦・児童保健などについても、教育の普及についても、「ワールド・サミット」では、G8サミットよりも積極的なコミットメントがなされるべきです。
■重要なポイント■
G8サミットに向けては、ホワイトバンドをシンボルとして、世界の多くのNGO・市民社会が積極的な政策提言やアクションを展開しました。G8でアフリカ問題や気候変動問題が主要課題として取り上げられ、テロの発生にも関わらずこれらがしっかりと
議論されたのは、こうした市民社会による積極的なコミットによるものです。
「ワールド・サミット」に向けても、世界のNGO・市民社会は連携して、貧困問題の解決に向けて、世界の首脳への働きかけを実施することになります。日本に生きる私たちも、その一員として、G8サミットで実現されなかった諸課題を実現するために努力していくことが必要です。
3.「貧困問題の解決」に向け、日本が主要な役割を果たしていくために
(1)G8サミットに向けた日本政府の努力と限界点
日本は世界第2の経済力を持つ大国であり、世界の貧困問題の解決に向けて大きな責任を持っています。日本の市民社会には、日本政府がその責任を十全に果たしていくよう働きかける責任があります。
7月のG8サミットに向けて、日本政府は「国連ミレニアム開発目標」の達成に向け、一定規模の貢献策を発表しました。まず、4月にインドネシアで開催されたアジア・アフリカ首脳会議で、日本政府は今後3年間でアフリカ向け援助を倍増することを発表しました。また、保健に関しては、日本政府は6月に「保健と開発に関するイニシアティブ」を発表し、日本が「国連ミレニアム開発目標」の保健関係の目標達成に向けて、この5年間で50億ドルを拠出することを約束し、三大感染症への資金拠出のための多国間機関である「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」についても、今後数年間で5億ドルを拠出することを約束しました。さらに、G8サミットで日本は、今後5年間で実質100億ドルのODA増額を行うことを約束しました。
しかし、日本政府は一方で、6月のG8財務相会議では、債務免除に強く反対するなど、債務問題に関しては一貫してG8の「ブレーキ役」になってきました。また、上記拠出についても、G8で約束した「5年間100億ドル増額」の多くが、以前から約束されていたイラク債務の免除などを含むものとなり、実質上、世界の貧困削減に十分に寄与するものとはならないのではないか、などの懸念も出されています。
(2)「貧困をなくすための取り組み」に日本から声をあげよう。
私たち日本の市民社会は、世界の貧困問題の解決のための日本の取り組みを拡大していくために、「ワールド・サミット」に向けて、日本政府に対する働きかけをしていく必要があります。具体的には、以下のことが挙げられるでしょう。
■援助の増額と質の向上
・日本政府は、ODAを国民総所得(GNI)のO.7%に引き上げるという国際目標について、まだ具体的な計画を示していません。「ワールド・サミット」に向けて、日本政府が0.7%目標などの国際公約を実現するための2015年までのスケジュールを打ち出すことが必要です。
・日本政府がG8サミットで打ち出した「今後5年間で合計100億ドルのODA増額」の方針については、イラク債務の放棄などを「100億ドル」の中に組み入れるという懸念を払拭し、世界の貧困問題の解決を焦点とした新規拠出を中心として組み立てられることが必要です。
■アフリカ向け援助政策
・4月のアジア・アフリカ会議で日本はアフリカ向け援助を3年間で倍増することを約束しましたが、これは、アフリカにおける「国連ミレニアム開発目標」の達成と強くリンクされることが必要であり、2008年以降についても、アフリカにおける「国連ミレニアム開発目標」達成に向けた日本のコミットメントを継続するという戦略が必要です。また、アフリカ向け援助がこれまで急速に減少してきた結果、2008年までに倍増しても、結局、1995年当時の水準に戻るだけに過ぎません。「国連ミレニアム開発目標」達成に向けて、アフリカが最大の困難を抱えている以上、アフリカ向けの援助はより積極的に増額されるべきです。
■債務救済にむけて積極的な姿勢を
・日本政府は、債務免除の対象国の拡大に対して常に消極的な態度をとってきましたが、こうした態度を改め、その国がおかれている貧困の状況をベースとした債務免除対象国の拡大を積極的に推進することが必要です。
4.「ワールド・サミット」を「ホワイトバンド・サミット」にするために
これまで見てきたとおり、私たちには、この2005年という年に、「社会正義と公平性」の原則のもとに「より平和で繁栄した公正な世界」を築くという「ミレニアム宣言」の実現に向けた第一歩を踏み出すために、この「ワールド・サミット」という機会を最大限活用していく必要があります。また、日本の市民社会には、日本が世界第2の経済大国として持っている責任を十全に果たさせていく、という役割があります。
「ワールド・サミット」まであと1カ月。私たちは、5年前に私たちの政府を始めとする各国の元首・首脳級が行った約束を果たさせていくために、最大限の努力を傾けていきたいと思います。
(以上)
投稿者 ほっとけない*** : 07:27 | コメント (0)
2005年08月11日
9.10 ホワイトバンドデーに集まろう。
9/14~16に、「より平和で繁栄した公正な世界」の実現のためにニューヨークで開催される「国連2005ワールド・サミット」を「ホワイトバンド・サミット」とするために
9.10 ホワイトバンド・デーに集まりましょう。そして声を上げましょう。
* * *
都内では ***(まもなく公開) にて、大集合予定です。
全国でも同時多発的にたくさんのアクションが起こればと考えています。
(必ずしも県別である必要はありません)
*** 共通のルール ***
* *** をあしらうこと
* ホワイトバンド・サミットを何らかの形でテーマにすること
(たとえば呼びかけ文の中で触れるなど)<お読みください:目的の詳細 「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン 「2005ワールド・サミット」に向けたビジョン>
* そしてホワイトバンドを身につけて参加すること
* 非営利 非・選挙利用
* 非暴力
* お互いへのリスペクト
***
の6つに、ご配慮いただければどなたでも主催できます。
できるだけたくさんの方が参加できるものにしてくださるとうれしいです。
さまざまな動き、アイデアのご紹介と交流のために、このブログをご利用ください。
アクションにつながるコメント、トラックバック大歓迎です。
まずは小さなことからはじめましょう。
あなたの力が必要なんです。
なお、すでに動き始めている方、リンク先など教えてください。
投稿者 ほっとけない*** : 09:14 | コメント (0)
2005年08月04日
国会有志議員 貧困救済支援へ リリース&報道
24名の国会議員がクリック!
「国会議員だってほっとけない世界のまずしさ」
~有志議員、教育支援に関する「通信簿」を小泉総理へ~
~ホワイトバンド・ギャラリー議員特集撮影も実施~
プレスリリース
国会有志議員 貧困救済支援へ
引用:NHK
アフリカへの支援の問題は、先にイギリスで開かれたサミットで、主要なテーマの1つとして取り上げられており、集会には、自民・民主・公明の各党の有志の国会議員約20人が参加しました。この中で、NGO・非政府組織の関係者が、「今、世界では、貧困によって3秒に1人、子どもが命を落としている。貧困対策を世界の優先課題として取り組むべきだ」と訴えました。そして集会では、世界の貧困を救う活動の象徴となっている白いゴム製のバンド「ホワイトバンド」を身につけて、この問題への関心を高めることや、政府に対し、ODA・政府開発援助の増額を要請するなど、議員レベルでの活動を活発化させることを決めました。
***
貧困撲滅運動に超党派で連帯、国会議員20人参加
世界から貧困をなくそうという運動「ほっとけない世界のまずしさ」キャンペーンを国会議員の間にも広めようと、運動に賛同する議員たちが3日、「国会議員だってほっとけない」と題した超党派の集会を参院議員会館内で開いた。
このキャンペーンは、国内の民間活動団体(NGO)などが連携して進めているもので、「ホワイトバンド運動」と称し、手に白いシリコン製のブレスレットを着けて貧困撲滅を呼びかけている。
この日は、衆参の議員約20人が参加。活動を繰り広げているNGOなどの説明に、熱心に耳を傾けた。
(2005年8月3日21時49分 読売新聞)
投稿者 ほっとけない*** : 11:00 | コメント (0)
2005年08月03日
9/19:moment jam session #5" (モーメント・ジャムセッション#5)
日時:2005年9月19日(月・祝)
PM16:00 開場 / PM16:30 開演
会場:CLUB CITTA 川崎 (044-246-8888/JR・京急川崎駅・徒歩5分)
出演アーティスト(8月2日現在)
:杉真理、THE 4/9(沢田聖子、佐田玲子)、鈴木雄大、
:PICASSO(辻畑鉄也、東 純二、森 英治)、我那覇 美奈、
:瀬木貴将、西本 明、古田たかし他(ウェブサイト上で順次発表)
オープニングアクト
:羽原裕太郎&井垣宏章、ありま しの、タケル、Howling Butterfly他
サポートミュージシャン
:横内タケ、小野田清文、里村美和、河野道生他
ライブペインティング
:yorke.(http://www.mynameisyorke.com)
チケット:前売3,500円/当日4,000円/全席自由(整理番号順)
(税込・ドリンク別/「ホワイトバンド」代(300円)含む)
問合せ:「moment」 03-3704-8641 HP(http://www.moment.gr.jp/)
:「SMC」 03-5300-9641
:「クラブチッタ川崎」044-246-8888 HP(http://clubcitta.co.jp/)
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初秋、9月19日(月・祝)、映像団体「moment」主催の音楽イベントの第5回目、
「moment jam session #5」を、神奈川県川崎市の「クラブチッタ川崎」で開催。
momentは、国際NGO団体「オックスファム・ジャパン」との連携活動も含め、
「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンに、1賛同団体として参加。
「ミレニアムプラス5」サミットの5日後、12月の「WTO世界貿易機構閣僚会議」に向けて、
さまざまなジャンルの音楽家の皆さんが、この日、ステージ上で声をあげます。
「moment jam session #5」のチケット料金には、「ホワイトバンド」代が含まれています。
ご入場の際、入り口で配布致しますので、自由に身につけて参加して下さい。
更に新しい情報は、moment web site(http://www.moment.gr.jp)上で、お知らせしています。
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投稿者 ほっとけない*** : 18:17 | コメント (0)

