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2005年08月29日
「ほっとけない 世界のまずしさ」 報告と討論の夕べ 7/27 のご報告 資料
●資料1
G-CAP議長 クミ・ナイドゥー(Kumi Naidoo)からのお礼状

●資料2
2005年G8サミット:失望と決意
アフリカ市民社会組織の共同声明
●資料1
G-CAP議長 クミ・ナイドゥー(Kumi Naidoo)からのお礼状
皆さん
ホワイトバンドデー1における皆さんのすばらしい取り組みにお礼を申し上げたい。何百万もの人々が貧困を終わらせることを求めて一つになった――そして世界中の50カ国以上の連合体がそれぞれアクションを起こした。72カ国--韓国からケニア、アルメニアからエルサルバドルまで――で行われたマーチ、集会、イベントは、スコットランドのエジンバラで行われたG8サミットのリーダーたちに、世界が彼らを見ていることを思い出させた。以下に報告するのは、ホワイトバンドデー1に行われた重要イベントのほんの一部である。
グロ-バルな貧困克服運動(G-CAP、Global Call to Action Against Poverty)は、情熱、エネルギー、連帯を持った前代未聞の運動となった。G8のリーダーたちがグレンイーグルズで成し遂げるべきことはもっと多くあったとはいえ、私たちは皆、このキャンペーンでここまでの段階をたち成できたこと、前向きな結果をもたらすという評判が聞かれないG8サミットに対して影響を与えることができたことを、誇りに思っていいだろう。
援助と債務帳消しに関して今回たち成された進展は、期待されていたものには程遠いものであったとはいえ、これらの問題に対する長年の市民社会による動員がなければ――そしてG-CAPがこの6カ月間共同で取り組んできた活動がなければ(G-CAPが1月27日に世界社会フォ-ラムで初めて開始されたのだということを時々忘れがちになってしまうが)――おそらく達成されることはなかっただろう。貧困克服のためのこのような大規模で新たな公約がなされることは、今までのG8サミットでは一度もなかったことだ。
しかしG8サミットでなされた公約は、始まりに過ぎない。G-CAPは9月に行われる国連サミットと12月に香港で行われるWTO(世界貿易機関)閣僚会議に向けての準備期間中、どんどん圧力をかけ続けていく。そして私たちはまた、G8リーダーたちは今まで約束を破ってきたという実績があるため、G-CAPとして彼らの公約を厳密に監視していく。
G-CAPは世界中の市民の皆さんと市民社会組織に、それぞれの国の連合体に関わり、参加するよう呼びかける。そしてホワイトバンドデー2となる9月10日には、国連ミレニアムサミットで皆さんの声が確実に届くように、そして各国政府が約束したことを彼らに確実に実行させるために、G-CAPは皆さんにアクションを起こすことを勧める。ホワイトバンドデー3となる12月10日には、G-CAPは貿易問題に取り組んできた既存のグループ・ネットワークと共に活動し、世界のリーダーたちが貿易を貧しい人々の利益となるものにするよう、圧力をかけていく。ホワイトバンドは引き続き貧困に対する公正のための闘いの象徴であり続ける。
私たちは私たちが今までのところたち成してきたことを過小評価するべきではない――私たちはたった6カ月で世界的な多様性のある市民社会運動を作り上げ、(ホワイトバンドデー1を幕開けとする)世界アクションウィークを成功させ、G8リーダーたちに行動を起こさせたのだ。G8での援助と債務に関する決定によって、何百万もの命が救われることになるが、まだそこから取り残された何百万もの困窮した人々がいる。しかしはっきりしていることは、私たちは一緒に行動したからこそ、この数カ月間、私たちの声を届けることができたということである。今、貧困に対する闘いを続けることが、今までになく重要になっている。
◎ホワイトバンドデー1の重要イベントをいくつか紹介
モザンビ-クでは、何千もの人々が貧困を終わらせることを求めてマプト(モザンビークの首都)で開催された音楽フェスティバルに参加した。ケニアのナイロビ(ケニアの首都)では、活動家たちがケニヤッタ国際会議センタ-(Kenyatta International Conference Centre)をホワイトバンドで包み、G8各国の大使館を訪問して貧困と闘うための取り組みを強化するようG8各国に求めた。ガーナでは、農民グル-プが、不公正な貿易がコメ農家に与えている破壊的な影響を知らせるためのビ-チパ-ティを開いた。
南アフリカのヨハネスブルグでは、欧州各国、米国、日本で開催されたLIVE 8(ライヴ・エイト)とつないで放映される形で大規模なコンサートが開催された。トップアーチストたちが大勢の観衆を前に演奏し、このイベントはネルソン・マンデラが演説を行って幕を閉じた。シエラレオネでは、解放された奴隷たちが植えたフリータウン(シエラレオネの首都)のコットンツリーに、活動家たちが白い布を巻いた。ウガンダでは、若者たちがカンパラ(ウガンダの首都)でデモを行い、G-CAP連合のメンバ-が「アクション要請」トラックからこのキャンペーンのメッセージを伝えた。
チリでは、サンチアゴ(チリの首都)で開催されたホワイトバンドデー・サーカスに何百もの人々が参加した。コロンビアの首都ボゴタの中心では、大規模な「貧困に対するアクション」マーチが行われた。ペルーのリマ(ペルーの首都)には、G-CAPの代表たちが集まり公正な貿易ル-ルを求めた。デモや活動はホンジュラス、ボリビア、パラグアイその他の南米の各国でも行われた。
インドネシアのジャカルタ(インドネシアの首都)では、活動家たちが国内最大級のモスクであるイスティクラル寺院(Masjid Istiqlal)をホワイトバンドで包んだ。フィリピンの首都マニラでは、コンサートが行われた後、1万人の人々が参加する集会が行われた。
インドのデリーでは、貧困を原因としてなくなった人々を象徴して白い花束がG8各国の大使館に贈呈された。バングラディシュのダッカ(バングラディシュの首都)では、何百という男性、女性、子どもがG-CAPの集会に参加し、20フィ-ト(約6メ-トル)の請願書に署名した。スリランカのコロンボ(スリランカの首都)では、何千もの人々がG8各国の大使館に向かってマ-チをして、「民衆の覚書」を届けた。
マーチやイベントはオーストラリア各地でも開催された。シドニー・ハーバー・ブリッジは「貧困を過去のものにしよう(Make Poverty History)」と書かれた巨大ホワイトバンドに包まれた。
欧州各地の歴史的建造物がホワイトバンドで飾られた。イギリスのロンドンにあるセント・ポール大聖堂(St Paul’s Cathedral)、イタリアのロ-マにあるトレビの泉(Trevi Fountain)、フランスのパリにあるトロカデロ(Trocadero)、スペインのマドリッドにあるアルカラ門(Puefta de Alcala)などである。ドイツのベルリンでは、ブランデンブルグ門(Brandenburg Gate)に巨大なホワイトバンドが飾られ、オーストリアのウィーンでは、国内各地から参加した学生が300メートルのホワイトバンドを塗って大統領官邸に届けた。
G8サミットの結果に関するG-CAPの声明を添付するので参照してほしい。
敬具
シビカス(CIVICUS)事務局長、「グロ-バルな貧困克服運動」議長
クミ・ナイドゥ-
イベントの写真を見たい方はwww.whiteband.orgのフォトギャラリーへアクセス。
(皆さんからの写真があればphoto@whiteband.orgにEメールしてほしい。)
もしまだであれば、ホワイトバンドデー1における皆さんのイベントの概要をinfo@whiteband.orgにEメールしてほしい。
*原文: Eメール「[GCAP globalactionforum] Thank you note by Kumi Naidoo」
Wed, 20 Jul 2005 13:16:11 -0300
●資料2
2005年G8サミット:失望と決意
アフリカ市民社会組織の共同声明
7月6~8日スコットランド・グレンイーグルス、2005年サミットの結論を受けて:7月9日
G8サミットが7月8日に終わりを迎えた。私たちは、アフリカにおける女性団体、労働者、研究者、開発・アドボカシーNGOとともに、いくつかのアフリカ都市に本部を置く最大規模の大陸内組織、国内ネットワークを代表し、以下のことを宣言する。
まず第一に、私たちは、英国の人々との完全なる連帯と、昨日のロンドンにおけるテロ攻撃の犠牲者に対する私たちの深い哀しみを表明する。
端的にいえば、私たちはグレンイーグルスの結果に対して、失望している。その決議は、アフリカにおける「貧困を歴史にする」ための包括的・根本的な戦略への私たちの期待を、はるかに下回るものである。サミットは、ただ単に、債務帳消しと援助倍増という既存の決定を再確認したのみであった。債務パッケージは要求される救済の10%しか提供せず、必要とされる国々の3分の1にしか影響を与えない。5億ドルという新しい資金を認める一方で、約束された500億ドルの大部分は、既存の義務から引き出され、しかも2010年まで利用できないだろう。さらに、どちらのパッケージにも、有害な政策コンディショナリティが依然として付帯している。
「今日、G8は、62以上のLDC(後発開発途上国)の負債を帳消しにする、歴史的機会を失ったのです」とハッセン・ローガット(南アフリカ・SANGOCO)は語った。
私たちの取り組みは、まだ始まったばかりである。今後6ヶ月にわたって、私たちは以下のことをわれわれのキャンペーンで傾注していく。すなわち、
1) すべてのアフリカの破産に対し、完全かつ無条件の債務帳消しをすること。アフリカの各国政府にとって、債務返済拒否は当然の結果となる
2) G8は、0.7%という国際開発援助の対GNI比目標を達成すること、そしてドナーは、政策コンディショナリティを課すことなく、それらのコミットメントに早期に取り組むこと
3) WTOは、先進工業国の市場にアクセスする権利を失うことなく、脆弱な経済を補償し保護する権利を、アフリカ諸国に認めること
4) OECD市場へのアクセスの制約を除去することと、アフリカ市場製品の廃棄とアフリカ生産者の締め出しにつながる、補助金をやめること
とりわけ、アフリカは変化を求めるという視点をもたなければならない。「グレンイーグルスからのメッセージは、アフリカにおける私たちにとって明らかである。私たちは、債務帳消しを確保しなかったわれわれの政府に対して、不公正でひどく不愉快な対外債務の拒否を強く考慮するよう、要求を強めていきたい」とジャスティス・エグウェア(Civil Society Action Coalition on Education for All in Nigeria)は語った。HIPC(重債務貧困国)のコンディショナリティ(融資条件)は、大部分のアフリカ諸国のニーズを満たすものではない。さらに、私たちは、われわれの政府に対し、われわれの経済や必要不可欠な健康・教育のサービスを守る権利を行使するよう、主張する。
今年、私たちは、貧困を終わらせる歴史的なグローバル・キャンペーンの、重要な役割を担ってきた。私たちは、GCAP (Global Call to Action Against Poverty)や他のグローバルなキャンペーンを通じて、国際的な動員を続けてゆく。アフリカや世界中で動員された多くの人々は、失望するべきではない。私たちは、アフリカのルネサンスのための条件を確保するまで、われわれの道のりを離れず、そして気を緩めることはないだろう。
(以下、署名したアフリカ市民組織、ネットワーク)
African Network on Debt and Development (AFRODAD)-Harare, Agency for Cooperation and Research in Development (ACORD)-Nairobi, African Women’s Economic Policy Network-Uganda, Mwelekeo wa NGO (MWENGO)-Harare, SEATINI-Kampala, Pan African Literacy and Adult Education (PALAE), ANCEFA, African Women Development and Communication Network (FEMNET)-Nairobi, SANGOCO-South Africa, CONGAD-Senegal, Eco-news Africa-Kenya, Civil Society Action Coalition on Education for All-Nigeria, ARCOS, International Network Secretariat for Sustainability Watch Network -Uganda, Creative Storm Networks – Ghana, CSO Coalition on MDGs –Kenya, Adolescent Health and Information Projects(AHIP)- Nigeria, Uganda Coalition for Sustainable Development (UCSD), Centre for Rights Education & Awareness-Kenya.
(支持団体)
ActionAid International, Africa Action-USA, Foreign Policy in Focus-USA, Trans Africa-USA,
American Friends Service Committee, CIVICUS, Saferworld, FAHAMU, Oxfam International
(翻訳:オルタモンド)
投稿者 ほっとけない*** : 2005年08月29日 01:08

