2006年04月10日
千葉大学で「ホワイトバンド」に関する講義とゼミがスタート

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この度、「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン、「ホワイトバンド・プロジェクト」、ならびに千葉大学(千葉市・古在豊樹学長)の恊働で、4月13日より千葉大学普遍教育総合科目として、「世界の貧困」について学ぶ講義とゼミが実現することになりました。

2005年、400万人が身につけた「貧困をなくそう」という意志を表すホワイトバンド。この動きは若者を中心に大きな広がりを見せました。また世界中のムーブメントにより、途上国支援の増額、最貧国の債務免除などの成果にもつながりました。しかし、貧困解消のアプローチとして、貧しい人々への直接支援ではなく、貧困の生まれるしくみを政策の変更をはたらきかけることによって変えていく“アドボカシー”という手法が理解されなかった面もありました。
そこでこの講義とゼミでは、世界の貧困問題の根本原因を見定め、効果的な対策を探り、私たちが貧困問題にどのように関わり、何をしていくべきかを明らかにすることをめざします。さらに政策の変更をはたらきかける“アドボカシー”の可能性も含めて、NPO、国連、企業などさまざまなセクターから講師を迎え、多様な視点から貧困問題を解明していくユニークな講義とゼミを行います。

* * * 実施概要 * * *
【講義】
『世界の貧困問題をいかに解決できるか?~「ホワイトバンド」の取り組みを事例として~』
■概要
世界の貧困問題の解決について、ホワイトバンド・プロジェクトを例として考える。日本との関係や、NGO・企業・国際機関の連携などに注意を払いながら、NGOスタッフ、国連職員、メディア関係者などを含めて、オムニバス方式で講義を行う。
■目的・目標
2005年後半に大きな注目を浴びたホワイトバンド現象。それが提起したものは、世界の貧困と日本社会のかかわりだった。世界的な努力にもかかわらず、まだまだ貧困はなくならない。この問題に日本に住む私たちはどのように関わり、何をしていくべきなのか。また、その途上で大きな役割を果たすべき市民社会・NGO・NPOとは何か。そしてNGOと企業や国際機関、メディアはいかに連携を組んで問題解決に向けて取り組むことができるのか。
講義では、この問題に真剣に取り組んでいる多彩な人を招き、貧困問題とその解決策について、あらゆる角度から考察して私たちができることを明らかにしていく。

【演習】
『世界の貧困問題をいかに解決できるか?演習 ~「ホワイトバンド」の取り組みから「もうひとつの世界を展望する~」
■概要
講義に続いて行う演習。様々なゲストを招いて行われる講義をベースに、世界の貧困の全体像や解決方法、NGO・国連・企業・メディア・日本の役割などについて議論を深める。
■目的・目標
世界の貧困問題に、日本に住む私たちはどのように関わり、何をしていくべきなのか、またその途上で大きな役割を果たすべき市民社会・NGO・NPOと、企業や国際機関、メディアはいかに連携して問題解決にむけて取り組んでいくことができるのか。講義を念頭におき、貧困問題とその解決策についてさらに議論を深める。

【講義・演習 担当】
小林 正弥(千葉大学大学院人文社会科学研究科教授)
上村 雄彦(千葉大学大学院公共研究センターCOEフェロー)

【曜日・時限】
・講義 木曜日4時限・演習 木曜日5時限

【講義室】
・講義 総合校舎G号館G20教室
・演習 総合校舎F号館F11教室

【授業内容】(日程や内容は変更になることがございます)
第1回  講義・演習 「オリエンテーション~地球的福祉の実現に向けて~」
     小林 正弥(千葉大学大学院人文社会科学研究科教授)
第2回  講義・演習 「ほっとけない 世界のまずしさキャンペーンとは?」
     今田 克司(「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン事務局長)
第3回  講義・演習 「アフリカの今と日本の私たちのかかわり」
     林 達雄(「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン実行委員会代表
(特活)アフリカ日本協議会代表理事)
第4回  講義・演習 「ホワイトバンド運動に寄せる思い」
     次原 悦子((株)サニーサイドアップ代表取締役社長、ホワイトバンド・プロジェクト代表)
第5回  講義・演習 「貧困問題の全体像を理解する」
     上村 雄彦(千葉大学大学院公共研究センターCOEフェロー)
第6回  講義・演習 「開発援助NGOと国連経済社会理事会の改革」
     庄司 真理子(敬愛大学教授)
第7回  講義 「アフリカの貧困問題とその解決に向けて」  演習 「アフリカの貧困」
船田クラーセンさやか(TICAD市民社会フォーラム副代表理事、東京外国語大学専任講師)
第8回  講義・演習 「ネットワーキングとパートナーシップの強さ~ICBLを事例に~」
     長 有紀枝(地雷廃絶日本キャンペーン)
第9回  講義 中間総括
     小林 正弥、上村 雄彦
     演習 「世界の貧困をどう見るか?」
     西川 潤(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授)
第10回  講義・演習 「本当に必要なアドボカシーとはどのようなものか?」
     田中 優(日本国際ボランディアセンター理事)
第11回  講義・演習 「NPO・NGOのメッセージの伝え方」
     マエキタ ミヤコ(サステナ代表)
第12回  講義・演習 「国連機関とNGOの連携」
     勝間 靖(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科助教授、前国連児童基金駐日事務所プログラムオフィサー)
第13回  講義・演習 アーティストを迎えての映像とトークセッション(予定)
第14回  講義・演習 「これまでの講義を振り返って」
     小林 正弥 上村 雄彦
第15回  講義 テスト  演習 まとめ

以上です。

投稿者 ほっとけない*** : 13:34