[ほっとけない 世界のまずしさ キャンペーンNEWS] アーカイブ
2005年10月29日
記者会見の日程が決まりました
11月8日、記者会見を行います。キャンペーンの趣旨についてあらためて説明させていただくとともに、ホワイトバンドの売り上げを世界の貧困をなくすためにいかに具体的に活用させていただくか発表します。会見内容はウエブサイトでもお知らせいたします。また、9月末までの収支経過報告については、それ以前にウエブサイトで公表します。
投稿者 ほっとけない*** : 18:12
2005年10月28日
12.10 世界のホワイトバンドデーIII
~日本では「ほっとけない」10DAYS(12.1~10)を開催~
12月13日から香港ではじまるWTO(世界貿易機構)閣僚会議。これに向けて世界各地で私たちの仲間が公正な貿易を求めて立ち上がります。特に発展途上国の人々が必要としているのは、先進国の理解と行動。
「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンでは、ホワイトバンドデーⅢ の10日前の12月1日からを「ほっとけない」10DAYSとし、ホワイトバンドを身に着けた全国のみなさんが、世界の貧困問題のこと、キャンペーンのことを深く知り、考え、共に行動する機会にしたいと考えています。
世界が求めているのは「私たちは注目しています」という態度を行動に表すこと、です。
「ほっとけない」では日本中で集まった声を世界に発信します。
全国のイベント企画者、ボランティア、写真提供者などを募集しています!詳しくは以下のアドレスまでご連絡ください。
⇒ event1210@hottokenai.jp
投稿者 ほっとけない*** : 03:20
2005年10月24日
ホワイトバンドの売り上げの使い途について
一部のマスコミ報道を受けて、多くの方々より問合せのメールをいただいております。その中のほとんどが、途上国への直接支援を主眼とするキャンペーンでないことに対するご意見や、ホワイトバンドの売上金の使途についてのご質問です。
7月2日の販売開始から9月末までの約3ヶ月間の収支経過報告、および売り上げの具体的な使途につきまして、近日中に記者会見を行う予定です。また同時にウェブサイトにおいても発表いたします。
誠に恐れ入りますが、それまでの間、個別のご回答は控えさせていただきたく、ご理解くださいますようお願い申しあげます。
皆様のご理解をいただけますよう、ご意見を真摯に受け止めつつ、情報開示に努めていく所存です。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン事務局
ホワイトバンドプロジェクト事務局
投稿者 ほっとけない*** : 23:01
2005年10月05日
オリジナルホワイトバンドをつくってみよう。
9.10の芝公園にてHunger Free World のブースで行った、ホワイトバンド・デザイン・コンテストの
作品がアップされました。面白いアイディアがたくさんあります。
http://www.hungerfree.net/hottokenai_d.html
ぜひ自分なりのホワイトバンドも考え、創り、身につけてみてください。
さまざまな多様なホワイトバンドが、さまざまな個人の意思表示になります。
関連:ココに投稿されてもいいかも。
http://www.oxfam.jp/whiteband/
http://hottokenai.net/whiteband/frame.htm
投稿者 ほっとけない*** : 14:08
2005年09月24日
WHITEBAND DAY 速報!~Movie & 全国写真をアップ & 世界
9/24 速報ムービーをアップしました。
全国34箇所以上で、アクションが行われました。
詳細はこちら
東京芝公園には9.10、3500人以上が集まりました。
昼にはホワイトクロスを広げ

夜19時
東京タワーにカウントダウン、クリッキングでスイッチを入れました。
心のスイッチを、そしてタワーから日本へ世界へと。
詳細はこちら
hottokenai from mixi(ホワイトバンド・フォトギャラリー) 投稿ありがとう!
世界はこんな感じです。
投稿者 ほっとけない*** : 18:40 | トラックバック
2005年09月20日
国連2005ワールド・サミット:「言葉から行動へ」は世界の合い言葉になるか?
曇天のニューヨークで9月14日~16日まで開催された国連2005ワールド・サミット。この会議では、「どうやって世界の貧困をなくしていくか」が話し合われるはずでした。しかし、現実はと言えば、HIV/エイズなど感染症の分野などで若干の成果があがったものの、全体としては、世界の貧困対策に向けて国際社会は新たな第一歩を踏み出すには至りませんでした。
一方、解散・総選挙中に一度はサミット出席断念を検討した小泉首相ですが、最終的に0泊2日の強行日程の出席を決断、9月15日に国連で演説を行いました。小泉首相は、「言葉から行動へ」と題された演説の中で、貧困に苦しむ人々を支援するために、日本を含む先進国が約束を果たし行動することが、よりよい世界を作る基礎となる、と明確に述べました。首相がサミットに出席し、貧困問題の解決に向けた日本の責任を明確に述べることを求めてきた私たちからすれば、一つの願いが叶った、ということができます。
国連サミットが終わった今、世界の貧困の解消に向けて、「言葉から行動へ」が現実のものとなるかどうかが問われています。「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンは、このサミットに実行委員1名を派遣。派遣員の稲場雅紀は、ニューヨークで世界のNGOとの交流やメディアワークなどに従事しました。以下、現地からのプレスリリースと派遣員の日報をお届けします。
<プレスリリース>
・Press release No.1:世界の貧困対策へのアプローチの遅れにしびれを切らす世界の市民社会
・Press release No.2:市民社会に広がる国連サミットへの失望
・Press release No.3:ニューヨークで広がる市民社会のアクション
・Press release No.4:小泉首相「言葉から行動へ」:貧困削減に向けた日本と先進国の責任が明確に
・Press release No.5:アフリカ・途上国から多くのNGOがニューヨークでのアクションに参加
・小泉首相、グレンイーグルズでの援助増額の約束を破らないで!
<日報>
・ニューヨーク・サミットNo.1:ニューヨーク国連サミットの意義とは?
・ニューヨーク・サミットNo.2:サミットに向けて盛り上がる世界の運動、燃え切れない米国の運動
・ニューヨーク・サミットNo.3:ちょっと寂しいサッカー・アクション+まとめ
投稿者 ほっとけない*** : 19:03
2005年09月16日
9/14~9/16 ホワイトバンドサミット@NY開催中
貧困削減について、ミレニアム目標について話し合う、WHITEBAND サミット がNewYorkは国連で開催中です。
小泉首相の出席も固まりました。
「日本政府は貧困削減に向けて求められる責任を果たします」と明言しましょう。
貧困のこと、サミットのことよくわかるサマリをOxfamが発表しました。

最新プレスリリース PDF
世界の貧困への取り組みは期待はずれ……市民社会に広がる国連サミットへの失望
国連2005ワールドサミットを世界の貧困解消の第一歩にニューヨークで広がる市民社会のアクション
サミットの成功と貧困撲滅の思いを寄せたホワイトクロスを携え国連ワールド・サミットヘ
また、改めて、
「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン 「2005ワールド・サミット」に向けたビジョン
をご覧くださるとうれしいです。
投稿者 ほっとけない*** : 23:27
2005年09月14日
サミットの成功と貧困撲滅の思いを寄せたホワイトクロスを携え国連ワールド・サミットヘ
l日本では、このサミットが主に「国連改革」とくに国連安保理改革のためのものであるという報道がされていますが、「国連改革」はこのサミットの主要なテーマの一つに過ぎません。最大のテーマは、世界の貧困を解決するために、国際社会がどう力を合わせるかということです。
わたしたちは、国連「2005ワールド・サミット」の成功と、日本政府の貧困削減の取り組みへの期待に想いを込めた巨大なホワイトバンド布の一部を現地派遣員の手に託し、サミットに出席することが決まった小泉首相ならびに世界の人々にその想いを直接届けたいと考えています。
投稿者 ほっとけない*** : 12:07
2005年09月13日
国連サミット直前、G-CAP 各国政府の姿勢を質す。
「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンも一翼を担う「貧困と闘うグローバルなキャンペーン (G-CAP」が、国連サミットを翌日に控え、プレスリリースを発表しました。貧困 にあえぐ世界の人々をよそに、政府首脳のなかにはこれを政治の駆け引きの材
料に使おうとしている者がいると、特に先進国政府の姿勢を辛辣に批判し、
「もう言い訳は許されない」と結んでいます。
<リリースを読む(英語 PDF)>
投稿者 ほっとけない*** : 23:49
2005年09月09日
WHITEBAND on TOKYO TOWER
2005年9月9日
グローバリゼーションが進み、世界の貧富の差はこれまでにないレベルで拡大している。1日3万人、3秒に1人の子どもたちが極度の貧困により命を失っている。このすさまじい世界の貧困は、もはや個人の善意や寄付に頼ることでは解決できないレベルに達してしまった。
「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンは、チャリティではなく“ジャスティス”。お金を寄付するのではなく自国の政策に働きかけて、根本的に解決しようとする日本ではめずらしいアドボカシー(政策提言)型のムーブメント。シンボル、ホワイトバンド(日本では” * * * ”マークの入った白色のシリコン製バンド)を身につけて貧困をなくそうという意志を表す。
日本だけではなく世界中のNGOが連携をとって各国それぞれに進める「Global Call to Against Poverty (G-CAP)」の一環。イギリスでは「MAKE POVERTY HISTORY (貧困を過去に)」キャンペーン、アメリカでは「The ONE Campaign (援助資金を国家予算の1%に)」が展開されている。
明日、9月10日は世界共通の「ホワイトバンドデー」。世界各国で様々なアクションが実行される。それは9月14日(水)ニューヨークで開催される史上最大の世界会議「国連ワールドサミット」が、世界世論の注目を集め、その本来の開催目的である貧困問題を、きちんと話し合い、「ホワイトバンド」サミットとなるように、と計画された。
世界で最も早く9月10日をむかえる国、日本では、世界へ向けたメッセージ発信のシンボルとして、東京タワー(東京都港区芝公園4-2-8)を、特別仕様のライトアップでホワイトバンドを浮かび上がらせる。その『WHITEBAND on TOKYO TOWER』は9月10日とその前日の今日9月9日の2日間実施。(両日19:00スタート、9日は23:30修了・10日は23:00修了。)
通常、夜空にオレンジ色に浮かび上がる東京タワーのイルミネーションがこの2日間は、東京タワー史上初となる”ホワイトバンド”仕様の特別ライトアップとなる。午後7時、それまでは通常のイルミネーションの東京タワーが、地上150mにある大展望台を残して消灯、逆に地上から白色のサーチライトで大展望台を照らす。そして大 展望台の内側からは「***」 の形に照明を連ね発光させることで、まるで巨大なホワイトバンドが夜空に浮かんでいるように見えるというスペシャルライトアップだ。
世界各国、ホワイトバンドに刻まれるメッセージは様々。イギリスでは「MAKE POVERTY HISTORY」、アメリカ合衆国では「ONE」とそれぞれのキャンペーンタイトルが刻まれている。これに対し、日本のホワイトバンドに刻まれているのは「***」(スリーアスタリスク)の3つの文字。これは、3秒にひとり子どもが貧困から死んでいる、この状況を変えるには、お金ではなく、あなたの声が必要で、「3秒にひとり」失われていく小さな命をもう失わせない、という意味がこもっている。その3秒が3つのアスタリスクで表わされている。
この「***」が、東京の夜空に浮かび上がり、世界へ向けて静かに、そして力強くメッセージを放つ。
また9月9日24:00~29:00(=10日0:00~5:00)、VIRGIN TOHO CINEMAS 六本木ヒルズ(港区六本木)にて貧困の現実を直視し、理解を深める4本の映画を上映する『WHITEBAND 映画祭』を開催。また明日10日には芝公園23号地(東京都港区)にて、キャンペーンに賛同するTOWA TEI他ミュージシャンのライブ、NGO関係者のトーク、ビッグメッセージホワイトバンド作成、東京タワーライトアップカウントダウンなどを行うイベント『WHITEBAND SWITCH ON』(入場料300円または500円〈ホワイトバンド付〉)が行われる。
投稿者 ほっとけない*** : 22:38
朝日新聞と読売新聞に、国連ワールドサミット ほっとけない広告
「9月6日~10日にかけて、全国の朝日新聞と読売新聞に、ミレニアム開発目標
や国連サミットを ほっとけない という広告を掲載しました。

投稿者 ほっとけない*** : 14:54
「首相、国連2005ワールドサミットに出席してください」
プレスリリース 9/7 PDFはこちら
8月11 日、解散・総選挙を受けて、小泉首相が「国連2005 ワールド・サミット」(9月14~16 日開催)を欠席する可能性があるとの報道がなされました。さらに9月1日、細田官房長官は、小泉純一郎首相の「国連2005 ワールド・サミット」(9月14-16 日開催)出席について、欠席する見通しを表明しました。
ルイ・パストゥールは、「幸運は準備できている人だけに訪れる」と述べています。わが国は、自力では準備をすることのできない人たちにも幸運が訪れるよう、発展途上諸国における貧困削減と健康保持のための国際協力に取り組み続ける決意です。
内閣総理大臣小泉純一郎
(2005 年6月30 日世界基金構想5周年シンポジウムの挨拶)
8月11 日、解散・総選挙を受けて、小泉首相が「国連2005 ワールド・サミット」(9月14~16 日開催)を欠席する可能性があるとの報道がなされました。さらに9月1日、細田官房長官は、小泉純一郎首相の「国連2005 ワールド・サミット」(9月14-16 日開催)出席について、欠席する見通しを表明しました。
この「国連2005 ワールド・サミット」は、2000 年に採択された「ミレニアム宣言」および「ミレニアム開発目標」の進み具合を検証し、世界の貧困問題の解決と、宣言に示された「平和で繁栄した公正な世界」の実現に向け、新たなビジョンを検討する重大な会議であり、世界170 ヶ国以上が元首・首脳の参加を予定しています。首相の欠席については、総選挙後の多忙が理由となっていますが、世界第2の経済大国である日本の首相がワールド・サミットに欠席することは、貧困問題の解決に向けた世界の熱意をそぐなどの悪影響をもたらしかねません。
8月11 日の報道を受けて、「ほっとけない世界のまずしさ」キャンペーンは、首相がワールドサミットに出席し、「日本は世界の貧困問題への責任を果たす」と明言することを求めて、メールで小泉首相宛の手紙を書くことを呼びかけました。
この呼びかけは大きな反響を呼び、キャンペーン事務局に寄せられた手紙のコピーだけで、その数はこの2週間で170 通以上。首相官邸にはもっと多くの手紙が送られています。年齢層は15 歳からで、とくに若年層からの反響が大きいのが特徴です。世界の貧困問題は、若い世代を中心に多くの人々の心をとらえています。(事務局に寄せられたいくつかの手紙の文面を次ページに引用しました)
冒頭に掲げたように、小泉首相は、貧困削減を世界の優先課題として認識しています。政権与党である自民党・公明党はいずれも、国際社会への貢献と「人間の安全保障」の確立を公約に掲げています。自己の発言に責任を持ち、公約を守ることは、首相の責任です。私たちは、小泉首相に手紙を書いた多くの人々とともに、小泉首相がサミットに出席し「日本は世界の貧困問題に対する責任を果たす」と明言することを心待ちにしています。
「ほっとけない世界のまずしさ」は、実行委員会を中心に、50の賛同団体NPO/NGO、ホワイトバンド・プロジェクト、協力企業などの連携で成り立っている「世界の貧困をなくそう」というキャンペーンです。8月末の段階で、200万本近いホワイトバンドが市中に出回っています。
【本プレスリリースに関するお問い合わせ】
○ 「ほっとけない世界のまずしさ」キャンペーン事務局(担当野呂・大田)
電話080-6554-6503 電子メールhottokenai@csonj.jp
ほっとけないキャンペーン緊急プレスリリース2005 年9月7日
世界の貧困解消への貢献は日本の課題。
私たちは首相のサミット出席を求めます。
○ 同キャンペーン政策グループ(担当稲場雅紀) 電話03-3834-6902
電子メールinfo@ajf.gr.jp にてよろしくお願いいたします。
<当キャンペーンの呼びかけに応えた一般の方から小泉首相に寄せられた手紙(例)>
* * *
日本は平和で裕福で親切な国だと小さい頃から思っていたし、外国の方からそう見られていることも誇らしく思っています。私が日本の国家に求めるものは軍事力でもないし経済成長でもなく、痛みを分かり手を差し伸べる優しさ、強さです。どうか、国連2005 ワールドサミットに首相自ら参加してください。
そして、貧困問題に取り組む姿勢を見せてください。
日本が世界にアピールすべき場所はここだと強く感じています。
* * *
私は、去年デンマークに留学に行った際、デンマークの民主主義政治や、国際協力についても授業で勉強しました。その際、先生に『日本は何故もっと支援をしないのか?
あれほどの経済大国でありながら。恥ずべきではないか。』とまで言われました。
金額の大きさではありません。GDPに対する割合でデンマークは小国ながらも1割は国際協力に使っているそうです。もちろん安易に比較できるものではないのかもしれません。
日本国内の改革も必要であると思います。特に今回の選挙は国民の関心が高く、
民主主義の政治のあり方としてすごくいいものだと思います。
しかし、この解散総選挙のために生まれた政治の空白の穴は大きいことも事実です。
* * *
小泉首相が、「首相」という立場でサミットに出る以上、お金のことは切り離せない問題になってくると思います。でも、その前に、小泉純一郎という一国民、一個人として、サミットに参加されては如何でしょうか?それだけでも、何か感じるものがあると思うし、そういったものがあれば、今度は逆に、「首相」という立場を使って、出来ることも出てくると思います。
* * *
私は先日インターネット上でホワイトバンドの活動を知り微力ながら参加させていただいています。
私にはこうやって募金やチャリティーに参加するくらいのことしか出来ません。
私たちのような俗に言う一般人がこのような活動に賛同し、参加・協力をしても大きな力となり改革的な変化を生むにはかなりの時間や労力、人員を確保しなければいけません。
もっとも、これは世界に住む人類共通の問題であるので協力することは当然のことと思います。
ですが、私たちに出来ないこともたくさんあるのです。
どう頑張っても私はワールド・サミットに出席できません。
その場で意見を聞くことも、言うことも出来ません。
日本の国民の代表として私は小泉総理にサミットに参加してほしいのです。
このような熱い思いを抱いている国民は私だけではないと思います。どうか再度検討ください!!
* * *
もちろん国内の政治・経済の安定はとても重要な問題だと思います。
だからといって世界各国の元首・首脳が参加して考えるべき問題の場で、
大国である日本の首相が代理出席とは・・・。
やはり、国際社会に貢献する姿勢は首相自らの出席によって示されるべきではないのでしょうか?
幸いなことに、今の日本は飽和状態と言えるほどに食べ物にも恵まれ、飲み水も整備され、
環境によって子供たちが死んでいくという事はありません。
だからこそ、その恩恵に感謝して出来るべきことをしなければいけないのではと私自身は考えます。
世界中の子供たちが一人でも多く健康に育ってくれるように。
小泉首相、もういちど、「ミレニアム宣言」に目を通してください。
投稿者 ほっとけない*** : 14:44
2005年09月08日
日刊スポーツに取り上げていただきました。
一過性の寄付やチャリティでは解決できない貧困問題。
10日の「ホワイトバンドデー」にみんな集まって意思表示!!
投稿者 ほっとけない*** : 22:58
2005年08月29日
9.10 WHITEBAND DAY (9.10ホワイトバンド・デー)のお知らせ
WHITEBAND on TOKYO TOWER 9/9,9/10@東京タワー
WHITEBAND 映画祭 9/9@六本木ヒルズ
WHITEBAND SWITCH ON 9/10@芝公園
WHITEBAND IN JAPAN 9/10@日本全国
地球のどこかで、3秒に一人、子どもがまずしさで命を失っています。
しかし貧困は人間が作り出したのだから、人間の力でなくすことができる。
私たち「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンはそう考え、
「ホワイトバンド」をシンボルに貧困問題の解決を訴えてきました。
詳細:http://www.hottokenai.jp/event/910.html
投稿者 ほっとけない*** : 22:17
2005年08月27日
世界の貧困にどう取り組むの?各政党主要政党マニフェストのご紹介
ホワイトバンド・デー9.10の翌日は衆院選となりました。
郵政民営化は争点の一つでしかありません。
今後の日本をグローバルな視点で考えるなら、
貧困という課題は大きな争点になるべきと思います。
この「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンは
チャリティではなく、ホワイトバンドで意志を示し、
声をあげ、政策を変えていくムーブメントですから、
各党のマニフェストには注目しています。
詳細はこちら
http://hottokenai.jp/ngonews/archives/001_campaign_news/000558.html#more
投稿者 ほっとけない*** : 23:58
8/26、日本経済新聞朝刊に掲載されたホワイトバンドに関する記事について
本日(8/26/05)、日本経済新聞1面の「ネットと文明:自己主張の世紀」の記事のなかで、ホワイトバンドに関する記述に関し、複数お問い合わせをいただいておりますので、事実関係をご説明します。
記事のなかでは、「(ホワイトバンドの)代金は実費と団体運営費に消え、募金に回らないが…」と記載されています。確かに、「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン、および世界の貧困をなくそうというシンボルであるホワイトバンド運動は、これまでの「募金」キャンペーンとは一線を画すものです。
このキャンペーンは、善意によってなされる寄付や募金の価値を認めつつ、それだけでは世界の貧困はなくならないという教訓から出発しています。世界の貧困には、それを生み出す世界の構造の問題があり、それを変えることなくしては、いくら善意の寄付を積み上げても、貧困を生み出す速度には追いつけないのです。「ほっとけない」と連動している世界各国のキャンペーンでは、それゆえに、「チャリティーではなくジャスティス(正義)を」、「あなたのお金でなく声をくださいという共通のスローガンを掲げています。
しかしながら、「代金は実費と団体運営費に消え」という言い方は、誤解を招く可能性があります。すでにこのウエブサイトで円グラフを使って公開していますように、いまのところ、ホワイトバンドの売り上げのうち、約3割はホワイトバンドの原価および製作経費として使われ、約4割は流通関連経費として使われています。残りの約3割を、「世界の貧困をなくすための活動費」に充てる予定です。この「世界の貧困をなくすための活動費」は、「団体運営費」とは異なり、明確な意図と目的をもって、キャンペーンの一環としてその目的を果たすために、「消える」ものではなく、「使われる」ものです。
こういったお金の使い方は、「チャリティー」には慣れていても、「ジャスティス」を求めるキャンぺーンには不馴れな日本において、目新しいものであり、それゆえ、受け入れにくいものかもしれません。
そうだとしても、世界の貧困をなくすには、貧困を生み出す構造を変える必要があります。そのためには、一方で政策(特に先進国の政策)を変えるようにと、NGOを中心にもっと声を大にする必要があり、もう一方で自分たちの政府が世界の貧困に対してどのような政策をもち、それをどのように変えていくことで貧困をなくすことに貢献できるのかについて、「考え、行動する」幅広い層の市民の目が求められています。「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンは、そういった声に力を与え、そういった目を養うことを目指し、日々活動を展開しているのです。
上記について、この記事を書いた記者の方にもあらためてご説明いたしましたことをみなさまにご報告申し上げます。
「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン事務局
事務局長 今田克司
投稿者 ほっとけない*** : 02:07
「ほっとけない 世界のまずしさ」 報告と討論の夕べ 7/27 のご報告
「ほっとけない 世界のまずしさ」 報告と討論の夕べ 7/27 のご報告です。
「ほっとけない 世界のまずしさ」 報告と討論の夕べ 7/27 のご報告 資料です。

投稿者 ほっとけない*** : 01:02
2005年08月18日
ほっとけないセミナー@表参道 8/30,9/1,3
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ほっとけないセミナー@表参道
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ホワイトバンドやLive8で「世界の貧困」が気になりだした。
でもそもそも、どうして貧困になるの?
アフリカが暑いからじゃないの?
え?違うの???
そんなあなたのための、世界を知る入門講座「ほっとけないセミナー」、
表参道で開講します。
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■第1回 8月30日(火)19:00~21:00
「どうして貧困になるの? ~ほっとけないアフリカの現実~」
スピーカー:日本アフリカ協議会(AJF)代表 林達雄
ナビゲーター:星野ゆか
■第2回 9月1日(木)19:00~21:00
「買い物が貧困をつくる? ~ほっとけない貿易事情~」
スピーカー:ピープルツリー 胤森なお子、オルタモンド 田中徹二
ナビゲーター:星野ゆか
■第3回 9月3日(土)19:00~21:00
「9月国連ワールド・サミットって?~ほっとけない世界の事情~」
スピーカー:オックスファム・ジャパン 山田太雲
ナビゲーター:星野ゆか
●各回とも、クリッキング・フィルム他のビデオを上映します。
●各回とも、様々な分野で貧困問題に取り組むNGOの紹介&交流の時間があり
ます。あなたの興味に合うNGOが見つかるかも。
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【場所】東京ウィメンズプラザ
http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/contents/map.html
(男性も大歓迎の会場ですのでご安心を!)
東京都渋谷区神宮前5-53-67 表参道駅から徒歩7分
【定員】第1回・第2回:各100名、第3回:80名
【参加費】 各回 800円
ホワイトバンドをしている方&当日ご購入の方は500円!
※参加費は当日受付にてお支払いいただきます。
<<「ほっとけない世界のまずしさ」リーフレット付き>>
【おまけ】会場ではフェアトレード・ティーをお楽しみいただけます。
【お申込方法】以下の内容を明記のうえメールまたはFAXで下記の申込先までお送りください。
・ お名前
・ Eメール
・ 電話番号
・参加希望日(3日連続でも1日だけでも可)
・「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンを知ったきっかけ
*お申込の方は件名の欄に「ほっとけないセミナー参加希望」とご明記ください。
*申込は定員になり次第打ち切らせていただきます。
*参加の可否はEメールまたはお電話にてお知らせいたします。
【お申込&お問い合わせ先】
「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン事務局
〒108-0023 東京都港区芝浦3-3-6 CIC-601 CSOネットワーク内
担当:長瀬 shinji@csonj.org FAX 03-5440-9114 TEL 03-3457-1165
投稿者 ほっとけない*** : 14:42
2005年08月17日
緊急:首相に、9月の国連ワールド・サミットへの出席と貧困問題への取り組みの明言を求めるメールアクション
小泉首相に、国連サミットへの出席と貧困問題への取り組みの明言を求める
メールアクションをスタートしました!
9月14日~16日に開催される「国連2005ワールド・サミット」は、
世界の首脳たちが世界の貧困問題の解決を目指して討議する場です。
ところが、総選挙となり、小泉首相がこのサミットに出られるかどうかが問題となってきました。
総選挙の投票日は 9月11日で、サミットはその3日後。
選挙結果がどうあれ、サミット時の首相は小泉さんです。
しかし読売新聞によれば「サミットには、小泉首相ではなく、町村外務大臣が出席する」とのこと。
このサミットにG8で2番目に大きい日本の首相が参加しないのでは、
日本が世界の貧困問題に正面から取り組むというメッセージを世界に向けて示すことができません。
私たちは、「国連2005ワールド・サミット」に小泉首相が参加し、
世界の貧困問題への責任を果たすと明言してもらうことを求めて、
首相へのメールアクションを呼びかけます。
投稿者 ほっとけない*** : 22:45
2005年08月12日
9.10 ホワイトバンドデーに集まろう。
9/14~16に、「より平和で繁栄した公正な世界」の実現のためにニューヨークで開催される「国連2005ワールド・サミット」を「ホワイトバンド・サミット」とするために
9.10 ホワイトバンド・デーに集まりましょう。そして声を上げましょう。
* * *
都内では ***(まもなく公開) にて、大集合予定です。
全国でも同時多発的にたくさんのアクションが起こればと考えています。
(必ずしも県別である必要はありません)
*** 共通のルール ***
* *** をあしらうこと
* ホワイトバンド・サミットを何らかの形でテーマにすること
(たとえば呼びかけ文の中で触れるなど)<お読みください:目的の詳細 「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン 「2005ワールド・サミット」に向けたビジョン>
* そしてホワイトバンドを身につけて参加すること
* 非営利 非・選挙利用
* 非暴力
* お互いへのリスペクト
の6つに、ご配慮いただければどなたでも主催できます。
できるだけたくさんの方が参加できるものにしてくださるとうれしいです。
さまざまな動き、アイデアのご紹介と交流のために、このブログをご利用ください。
アクションにつながるコメント、トラックバック大歓迎です。
まずは小さなことからはじめましょう。
あなたの力が必要なんです。
なお、すでに動き始めている方、リンク先など教えてください。
投稿者 ほっとけない*** : 08:00
「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン 「2005ワールド・サミット」に向けたビジョン
「国連2005ワールド・サミット」を「ホワイトバンド・サミット」に
~「より平和で繁栄した公正な世界」の実現のために~
要約:9月「国連2005ワールド・サミット」で貧困問題の解決をめざそう
●9月14~16日に開催される国連特別総会「国連2005ワールド・サミット」(以下、「国連2005ワールド・サミット」)は、2000年に採択された「ミレニアム宣言」と「国連ミレニアム開発目標」の2015年の達成に向けて、これまでの歩みを評価するためのサミットです。
●日本では、「日本の常任理事国化」が主要な課題として取り上げられています。しかし、このサミットの本来の課題は「ミレニアム宣言」の進捗状況を評価し、その達成のための新たな戦略を作ることであり、「日本の常任理事国化」はこの全体的な課題の枠組みの中で議論されるべきことです。
●「2005ワールド・サミット」にあたって、私たちは「ミレニアム宣言」の内容に立ち戻るべきです。「ミレニアム宣言」は、「社会正義と公平性」の原則のもとに「より平和で繁栄した公正な世界」を作り出すことを目的とし、貧困に苦しむ世界の人々が欠乏から解放されることにコミットすると明記しています。「ホワイトバンド」は貧困問題の解決を求める世界の市民社会のシンボルですが、「ミレニアム宣言」の達成状況を評価するこのサミットは、まさに「ホワイトバンド・サミット」であると言えます。
●私たちはこのサミットに向けて、7月に英国で開かれたG8サミットで達成できなかった課題、つまり、貧困問題の解決のための援助の増額と質の向上、債務と貧困に苦しむ国々に対する債務救済の拡大、貿易の公正化などにより、2015年までに「国連ミレニアム開発目標」を達成し、「貧困のない世界」を作っていくことを世界の政治指導者たちに対して要求していく必要があります。
●日本はG8サミットに向けて、貧困削減のための拠出増大のプランをいくつか発表しましたが、いずれも、貧困問題の解決に向けた取り組みとしてはまだ不十分です。日本政府の政策が、「国連ミレニアム開発目標」の達成と「貧困のない世界」の創出に向けて、もっと適切なものになるよう、日本の市民社会は「ワールド・サミット」に向けて働きかけを強めていく必要があります。
*「ミレニアム宣言」については、以下のサイトをご覧下さい。
日本語版(外務省)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/kiroku/s_mori/arc_00/m_summit/sengen.html
英語版(国連人権高等弁務官事務所)
http://www.ohchr.org/english/law/millennium.htm
1.「2005ワールド・サミット」を「ホワイトバンド・サミット」に
今から5年前の2000年9月8日、世界の首脳たちがニューヨークに集まり、一つの宣言を採択しました。「ミレニアム宣言」と名付けられたその宣言には、「より平和で繁栄した公正な世界」の確立に向けて、世界各国の元首や政府首脳が、世界のすべての人々に責任を負っていることが明記されています。また、21世紀の国際関係における基本的な価値として「社会正義と公平性」(equity and social justice)がかかげられ、グローバルな課題については、この基本的な価値に従って、コストと負担が公平に分担されるような方法で取り組まなければならない、と明記されています。「ミレニアム宣言」は、途上国に対する援助の必要性について、以下のように明記しています:「被害を受けたり、恩恵がもっとも少ない人々には、もっとも恩恵が大きい人々からの助けを受ける資格がある」。
この宣言から5年。私たちの世界は、「より平和で繁栄した公正な世界」に一歩でも近づいたのでしょうか。「社会正義と公平性」が、21世紀をつらぬく基本原則になったのでしょうか。それを評価するために、来る9月14~16日の3日間、ニューヨークで、国連特別総会「国連2005ワールド・サミット」が開催されます。
■重要なポイント■
日本では、この「ワールド・サミット」や、9月を山場とする国連の動きについて、「日本の常任理事国化」だけが焦点であるかのような報道が多くなされています。しかし、このサミットはあくまで、「ミレニアム宣言」と「ミレニアム開発目標」の進み具合を評価し、未来に向けた新たな展望を出すためのものであり、「貧困のない安全な世界」を作り出すために、どう世界が協力するかを検討するためのものです。このサミットは、「ホワイトバンド・サミット」なのです。
2.世界の市民社会は「ホワイトバンド・サミット」を通じて何をめざすか
(1)具体的な成果に乏しかったG8サミット
「2005ワールド・サミット」に先立つこと2カ月、7月に英国グレンイーグルズで開催されたG8サミットは、アフリカ支援や気候変動問題が取り上げられるということもあって、貧困問題の解決に向けた第一歩になるのではないかと注目されました。実際、このサミットでは、会期中に前代未聞の「テロ」が生じるなど大きな危機にさらされたにも関わらず、これら二つの問題について、一定の討議がなされ、G8諸国がこれらの問題について真剣に取り組むことは確認されました。しかし、援助の増額や質の向上、債務削減、先進国の輸出補助金の撤廃など具体的な事項に関してはあまり前進が見られず、これらの課題は「ワールド・サミット」に持ち越されました。
(2)「ミレニアム宣言」はとても重要
貧困問題などのグローバルな問題について検討するには、主要国の首脳しか集まらないG8サミットよりも、多くの途上国の元首や首脳級が出席する「ワールド・サミット」の方がふさわしいと言えます。
この「ワールド・サミット」において、最初に確認されなければならないのは、「ミレニアム宣言」と「ミレニアム開発目標」の重要性です。「ミレニアム宣言」は先に述べたとおり、この世界が「社会正義と公平性」を基本的価値とする「より平和で繁栄した公正な世界」となることを目標として掲げています。貧困問題について、「ミレニアム宣言」は、すべての人類を欠乏から解放することへのコミットを表明しています。また、「ミレニアム宣言」は、すべての人類が尊厳を有し、飢餓から解放され、暴力・抑圧や不公正の恐怖から解放された生活を営み、次世代を育てていく権利を有する、と定めることによって、人間的な安全保障と、食料・水・保健医療・教育などの公共サービスへの平等なアクセスを実質的に保障しています。この「ミレニアム宣言」に基づいて、貧困のない世界に向けた指標として設定されたのが「国連ミレニアム開発目標」です。
この「ワールド・サミット」が、貧困のない世界への第一歩をなす「ホワイトバンド・サミット」となるために、最も重要なのは、この「ミレニアム宣言」の精神に立ち戻り、「国連ミレニアム開発目標」の実現に向けて世界が本当に歩みを進めているかどうかを具体的に検証することです。
■重要なポイント■
「国連ミレニアム開発目標」の最初に設定されているのが、「2015年までに1日1ドル未満で生活する人口比率を半減させる」という目標です。
これについては、世界の「1日1ドル未満」生活人口の多くを占めていた中国とインドが現在、高度経済成長を遂げていることから、世界全体でみれば、この目標が達成されるのではないかと言われています。しかし、一方でサハラ以南アフリカでは、「1日1ドル未満」で生活する人々の人口は増えています。ミレニアム宣言が「全人類を欠乏から解放する」ことへのコミットを明確に謳っている以上、この目標が、単に、世界レベルで「1日1ドル未満」で生きている人々の人口を半減させることだけを意味しているとは考えられません。大陸レベル・国レベルで極度の貧困状態で生きている人々の人口を半減させることができるかどうかという視点も重要です。また、残された貧困層の生活水準が以前より低下しているようであれば、元も子もありません。
この目標は、単に人口統計上のものではなく、あくまで、すべての人々が「悲惨で非人道的な極度の貧困から解放」されるためのステップとして設定されているものだということを再認識する必要があります。
(3)G8サミットで成し遂げられなかった目標の実現をめざそう
G8サミットでは、結局、アフリカなどの貧困地域の貧困問題の解決のために十分な額の援助を行うことや、重い債務を負った貧困国における債務救済を拡大することなどは、十分に実現されませんでした。
「ワールド・サミット」に向けて国連事務総長に提出された「ミレニアム・プロジェクト」の提言では、すべてのドナー国が2015年までにODAを自国の国民総所得(GNI)のO.7%まで増額すること、これには質の向上と、とくに低所得国へのODAの増大が伴わなければならないことを明記しています。具体的には「国連ミレニアム開発目標」の達成のための現実的なニーズに基づき、貧困削減のための戦略に沿ったものでなければならないことが明記されています。
しかし、この「0.7%目標」については、国際社会が全体としてこれを達成しようという意志が十分に示されてきませんでした。「ワールド・サミット」では、この「0.7%目標」を始めとする国際公約を必ず達成するのだという意志表明に加え、達成のための何らかの保障が担保されることが必要です。
また、G8サミットでは、既存の「重債務貧困国イニシアティブ」によって設定された諸条件をクリアした18ヶ国のみの債務免除が決定されました。しかし、債務免除された国々と同等、もしくはそれより厳しい貧困状況にある国で、債務免除が適わなかった国がいくつもあります。「貧困の実態」をベースとした債務免除が実現されるべきです。一方で、債務削減にあたって、これらの国の貧困削減に逆行するような、また公共サービスの後退につながるような条件付けを行うべきではありません。
HIV/AIDSを始めとする保健問題については、G8サミットの合意は、「2010年までの包括的なエイズ治療の実現」について、「この目標になるべく近づく」という文言が挿入され、6月のG7財務相会議のコミュニケよりも腰の引けたものになりました。基礎教育分野では、すでに「教育アクセスにおける男女格差の解消」という2005年までの目標が未達成となっているにもかかわらず、G8サミットでは「万人のための教育」の重要性を再認識することが表明されたのみで、具体的な新規支援額は示されませんでした。エイズや感染症、妊産婦・児童保健などについても、教育の普及についても、「ワールド・サミット」では、G8サミットよりも積極的なコミットメントがなされるべきです。
■重要なポイント■
G8サミットに向けては、ホワイトバンドをシンボルとして、世界の多くのNGO・市民社会が積極的な政策提言やアクションを展開しました。G8でアフリカ問題や気候変動問題が主要課題として取り上げられ、テロの発生にも関わらずこれらがしっかりと
議論されたのは、こうした市民社会による積極的なコミットによるものです。
「ワールド・サミット」に向けても、世界のNGO・市民社会は連携して、貧困問題の解決に向けて、世界の首脳への働きかけを実施することになります。日本に生きる私たちも、その一員として、G8サミットで実現されなかった諸課題を実現するために努力していくことが必要です。
3.「貧困問題の解決」に向け、日本が主要な役割を果たしていくために
(1)G8サミットに向けた日本政府の努力と限界点
日本は世界第2の経済力を持つ大国であり、世界の貧困問題の解決に向けて大きな責任を持っています。日本の市民社会には、日本政府がその責任を十全に果たしていくよう働きかける責任があります。
7月のG8サミットに向けて、日本政府は「国連ミレニアム開発目標」の達成に向け、一定規模の貢献策を発表しました。まず、4月にインドネシアで開催されたアジア・アフリカ首脳会議で、日本政府は今後3年間でアフリカ向け援助を倍増することを発表しました。また、保健に関しては、日本政府は6月に「保健と開発に関するイニシアティブ」を発表し、日本が「国連ミレニアム開発目標」の保健関係の目標達成に向けて、この5年間で50億ドルを拠出することを約束し、三大感染症への資金拠出のための多国間機関である「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」についても、今後数年間で5億ドルを拠出することを約束しました。さらに、G8サミットで日本は、今後5年間で実質100億ドルのODA増額を行うことを約束しました。
しかし、日本政府は一方で、6月のG8財務相会議では、債務免除に強く反対するなど、債務問題に関しては一貫してG8の「ブレーキ役」になってきました。また、上記拠出についても、G8で約束した「5年間100億ドル増額」の多くが、以前から約束されていたイラク債務の免除などを含むものとなり、実質上、世界の貧困削減に十分に寄与するものとはならないのではないか、などの懸念も出されています。
(2)「貧困をなくすための取り組み」に日本から声をあげよう。
私たち日本の市民社会は、世界の貧困問題の解決のための日本の取り組みを拡大していくために、「ワールド・サミット」に向けて、日本政府に対する働きかけをしていく必要があります。具体的には、以下のことが挙げられるでしょう。
■援助の増額と質の向上
・日本政府は、ODAを国民総所得(GNI)のO.7%に引き上げるという国際目標について、まだ具体的な計画を示していません。「ワールド・サミット」に向けて、日本政府が0.7%目標などの国際公約を実現するための2015年までのスケジュールを打ち出すことが必要です。
・日本政府がG8サミットで打ち出した「今後5年間で合計100億ドルのODA増額」の方針については、イラク債務の放棄などを「100億ドル」の中に組み入れるという懸念を払拭し、世界の貧困問題の解決を焦点とした新規拠出を中心として組み立てられることが必要です。
■アフリカ向け援助政策
・4月のアジア・アフリカ会議で日本はアフリカ向け援助を3年間で倍増することを約束しましたが、これは、アフリカにおける「国連ミレニアム開発目標」の達成と強くリンクされることが必要であり、2008年以降についても、アフリカにおける「国連ミレニアム開発目標」達成に向けた日本のコミットメントを継続するという戦略が必要です。また、アフリカ向け援助がこれまで急速に減少してきた結果、2008年までに倍増しても、結局、1995年当時の水準に戻るだけに過ぎません。「国連ミレニアム開発目標」達成に向けて、アフリカが最大の困難を抱えている以上、アフリカ向けの援助はより積極的に増額されるべきです。
■債務救済にむけて積極的な姿勢を
・日本政府は、債務免除の対象国の拡大に対して常に消極的な態度をとってきましたが、こうした態度を改め、その国がおかれている貧困の状況をベースとした債務免除対象国の拡大を積極的に推進することが必要です。
4.「ワールド・サミット」を「ホワイトバンド・サミット」にするために
これまで見てきたとおり、私たちには、この2005年という年に、「社会正義と公平性」の原則のもとに「より平和で繁栄した公正な世界」を築くという「ミレニアム宣言」の実現に向けた第一歩を踏み出すために、この「ワールド・サミット」という機会を最大限活用していく必要があります。また、日本の市民社会には、日本が世界第2の経済大国として持っている責任を十全に果たさせていく、という役割があります。
「ワールド・サミット」まであと1カ月。私たちは、5年前に私たちの政府を始めとする各国の元首・首脳級が行った約束を果たさせていくために、最大限の努力を傾けていきたいと思います。
(以上)
投稿者 ほっとけない*** : 07:26
2005年07月25日
「クリッキング・フィルム」上映ご協力のお願い
日本版の「クリッキング・フィルム」について、
是非皆さまのご協力をお願いしたい次第です。
このフィルムは、多くのアーティストやアスリートの賛同をいただき、7月6日のウェブ上での放映開始以来、大変に話題になっているものです。
3秒に一度指をならし、極度の貧困によって子供達の命が亡くなっているという意味を表すという、シンプルながら非常に強いメッセージを発信している映像で、この「クリッキング・フィルム」がきっかけで、この「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンを知って頂けた方も多いのではないでしょうか。
現在このフィルムは、「ほっとけない 世界のまずしさ」公式サイト
(www.hottokenai.jp)上のみでご視聴いただけますが、
パソコンをお持ちでない方から、是非見てみたいという声が事務局にも沢山電話で寄せられています。
現在は、ごく一部の媒体様からのご協力を頂き、シネマ広告やら、屋外広告でも上映して頂いているケースはありますが、
まだまだ全国的な放映は出来ていないのが現状です。
事務局としましては、一人でも多くの方々に、この「クリッキング・フィルム」をご覧頂き、この貧困問題について考えて頂きたいと願っています。
皆さま方の中で、テレビ、街角の大型ビジョン、シネマ広告、また、コンサートやイベント会場の開演前後など、より多くの方々にご覧ける場での日本版「クリッキング・フィルム」の上映にご協力頂ける企業、団体様などがいらっしゃいましたら、ぜひ事務局までご一報くだされば幸いです。
「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン事務局
info@hottokenai.jp
皆さまのご協力を得て、広く貧困への関心の輪を広げていけることを願っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
投稿者 ほっとけない*** : 12:37
2005年07月22日
フジロック・フェスティバルに出展 7月29日~7月31日
7月29日から7月31日まで新潟の苗場スキー場で、今年もフジロック・フェスティバルが行われます。会場内に作られるNGO VILLAGEでは「世界の貧困についてもっと知ろう」というテーマで参加型ワークショップを行ったり、「ほっとけない 世界のまずしさ」のホワイトバンドやMake Trade FairのTシャツといった国際キャンペーンのグッズの販売を行います。
なぜロックイベントでNGOがブースを出すの?
イギリスなど海外では、ロックイベントにNGOが多くブースをだして社会問題や貧困の問題に関してもっと知ってもらうためのアピールをしたり、署名を集めたり、キャンペーングッズの販売を行っています。何故なら、多くのアーティストたち自身が問題の本質を見つめ、自分のステージでより良い世界を創ることを訴えていることが多く、そのファンたちもその問題に興味を持ち始めるからです。
フジロック・フェスティバルでは?
英国のトップグループ、COLDPLAYはボーカルのクリス・マーティンをはじめとして、貧困問題の克服に信念を持ち、「ほっとけない 世界のまずしさ。」キャンペーンのイギリス版である「Make Poverty History」(貧困を過去のものに)に参加し、LIVE8で歌ったり、ホワイトバンドを腕に巻いたりしています。
また、クリスだけでなく、U2のボノなど多くのアーティストが「Make Poverty History」に参加しています。
COLDPLAYはそのほかにMake Trade Fairという公平な貿易をしようというキャンペーンにも参加しています。
アーティストが伝えたいこと
いま世界では3秒にひとり、子どもが貧困から死んでいます。1日だと3万人。
1日1ドル以下の生活をしている人は12億人、きれいな水を飲めない人は10億人以上・・・これは、多くの場合、モノをつくっても公平に取り引きしてもらえなかったり、返済不可能なほどの借金を背負わされていたりしまうことから起こります。
お金を送るだけでは、根本的な問題は解決されません。私たちの声で、貧しい国と富める国の不平等な関係を変えていくことが大切です。
その為に必要なことは、まず「その事実に私たちは気づいています。そして、その状態が改善されるように行動したいのです。」と示すことです。その輪が広がれば、国も動き出し、世界の関係が変わるかもしれないのです。ホワイトバンドも、キャンペーンのTシャツもそのためにあります。アーティストは、自分たちの声でさらに多くの人々がこの現実を知って行動してくれることを期待しています。
NGO VILAGEでは具体的に何をしてるの?
フジロックの会場でも、NGO VILLAGEで、ホワイトバンドやクリスが参加するMake Trade Fairキャンペーンのグッズが買える他、「貧困ってどんなものだろう?」というのを少しでも体験してもらえるようなワークショップを用意しています。
まずは、知るところから。
アフリカなどの国で人々が一日に使う水の量はどれくらいなのか、水を運ぶってどれくらい重いのか、バケツで実際に汲んでみる。(共同出展ACE,AJFの企画)小さな子どもが作らされているサッカーボールを縫ってみる(共同出展ACEの企画)。
体験して、何かを感じたら、行動してみてください。誰かに伝えてください。
フジロックオフィシャルサイト: http://www.fujirockfestival.com/index.asp
OXFAM Japan; http://www.oxfam.jp/
ACE; http://acejapan.org/index.html
AJF; http://www.ajf.gr.jp/
投稿者 ほっとけない*** : 01:40
2005年07月14日
報告と討論のイベント、7/27に開催します>満員御礼 7/22
◎定数を超えての申し込みがありましたので、たいへん申し訳ありませんが、受付を中止させていただきます。次のイベントへのご参加をよろしくお願いします。
(7/22)
**
グレンイーグルス・サミットやLIVE8が終わりました。
世界のリーダーたちは具体的な提案ができたのでしょうか?日本の小泉首相は何を主張したのか?
何が達成され、そして何が達成されなかったのか?
日本にいる私たちには理解しきれないことを現場からの詳細情報を聞き
今後なにが私たちにできるのかを、みんなで討論するイベントを7/27に開催します。
「ほっとけない 世界のまずしさ」報告と討論の夕べ
7月27日(水) / 18:30〜20:30 / 文京シビックセンター「スカイホール」(シビックセンター26階)
--- 転送歓迎 ---
「ほっとけない 世界のまずしさ」報告と討論の夕べ
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G8サミットから9月国連「ミレニアム+5」サミットへ
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◎日 時:7月27日(水) 午後6時30分~8時30分(開場は午後6時から)
◎場 所:文京シビックセンター「スカイホール」(シビックセンター26階)(最寄り駅;地下鉄「春日」駅、「後楽園」駅そば 文京区役所内) 地図 http://www.city.bunkyo.lg.jp/shisetsu/civic/index.html
◎主 催:「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン http://hottokenai.jp/
◎資料代:300円
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全世界の何億もの人々が注目していたG8(グレンイーグルス)サミットが、7月6日から8日まで開催され、期間中に突発的地下鉄・バス爆破事件による痛ましい事態がありましたが、「アフリカ問題」を議論の中心にすえて行なわれました。
また、サミット開催を前に、有名なミュージッシャンたちによる「ライブ8」が、7月2日世界10都市で200万人を集めて行なわれました。グレンイーグルス現地では、2日の25万人にも及ぶデモをはじめ連日シンポジウムや集会も行なわれました。
このG8サミットで世界のリーダーたちはアフリカをはじめとする世界の貧困を克服する具体的提案を行なったでしょうか?
債務問題の進展は? 開発支援の進展は? 貿易ルールの公正さの問題は?
HIV/エイズをはじめとするアフリカ支援の保健分野での進展は?
そして日本の小泉首相は何を主張し、アフリカを支援しようとしたのでしょうか?
「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンはこのサミットに2名を代表派遣しました(その報告は「ほっとけない」のウェブサイトに掲載)。
何が達成され、そして何が達成されなかったのか?
達成されなかった課題については、9月の国連「ミレニアム+5」サミットに引き継がれます。G8サミットで達成された成果は、明らかにNGOなど市民社会の大きなうねりによるものです。9月に向け、私たちはこの日本の中でどのようなうねりを作り出せるか、みんなで討論をしていきましょう。
<プ ロ グ ラ ム>
1)ホワイトバンド・クリッキング・フィルムほかビデオ上映
2)G8(グレンイーグルス)サミット報告
*山田太雲(オックスファム・ジャパン)
*林 達雄(アフリカ日本協議会)
3)G8(グレンイーグルス)サミット達成されたこと・達成されなかったこと
*稲場雅紀(アフリカ日本協議会)
4)9月ホワイトバンド・ディーに向けての提案
*内山 隆(CHANCE! pono2)
●事前申し込み制です(先着70人);参加希望者は、メールかFAXにてご返信ください
メール:office-alter@altermonde.jp FAX:03-3834-2406
・・・・・・・・申 込 書・・・・・・・・・
「ほっとけない 世界のまずしさ」報告と討論の夕べ
G8サミットから9月国連「ミレニアム+5」サミットへ
◎お名前:
◎ご所属団体など:
◎ご連絡先:〔Tel〕 〔E-mail〕
*********************************************
●オルタモンド事務局
〒110-0015 東京都台東区東上野 1-20-6 丸幸ビル3F
Tel: 03-3831-4993 Fax: 03-3834-2406
http://altermonde.jp/
投稿者 ほっとけない*** : 21:55
G8サミットが終わりました。貧困との闘いは国連サミットへ。

世界に悲しく暗い影を落とす貧困の根深さを、これ以上、思い知ることがないように、早く貧困が解消されることを切に望みます。
日本政府は今後5年間で100億ドル、ODAを積み増す方針を表明しました。年平均で20億ドルの上積みです。
「債務の帳消し」については、残念ながら進展ありませんでした。債務帳消しの対象になる国は増えていません。
「貧困をなくす」ための課題はまだまだ残っています。次のチャンスは9月14日からニューヨークで行われる国連特別総会「ミレニアム・プラス・ファイブ」です。
引き続き、貧困をなくす政策を先進国が選択できるように、ホワイトバンドを身につけ、声を表しつつ、各国代表の判断を見守ってください。
● 「ほっとけない世界のまずしさ」キャンペーン 公式発表プレスリリースより
G8、アフリカ支援に政治的指導性示せず
日本の増額表明は低い目標達成への小さな一歩
貧困との闘いは国連サミットへ
世界中で史上最大の規模で沸き起こる「貧困を過去の歴史に」という声に押されてアフリカ支援を前面に打ち出したG8サミットは、いくらかの前進を見せたものの、その勇ましいスローガンからはほど遠い内容で閉幕しました。その中で日本は、これまで削減され続けていたODAの増額を発表、貧困削減に重要な意味を持つすべての政策課題について政治的指導性の欠如が如実であった今回のG8で、追加援助額を表明した唯一の国となり、もともと低く設定されていた今回のG8の目標になんとか貢献することになりました。アフリカ支援がG8の主要課題になったこと、そしていくらかの前進が見られたことは、キャンペーンを行う世界中の市民の成果といえます。同時に貧困を克服するための闘いは今後、国連の「ミレニアム+5」サミットに舞台を移し、そこで日本を含む先進国のさらなる取り組みが求められることになります。
「ほっとけない 世界のまずしさ」は今回の日本政府の発表をまずは歓迎しますが、その目的が貧困削減にあることを再確認し、日本が自らの責任を果たすために、緊急課題として援助の質の改善、0.7%目標達成、貧困国債務の全面帳消し、国際貿易体制の公正化への取り組みを大幅に強化することを強く要求します。
1.債務
6月のG8財務相会議で合意された「18カ国(うちアフリカ14カ国)の多国間債務完全帳消し」について、「ほっとけない 世界のまずしさ」を含む市民社会運動(GCAP)は、貧困克服に債務帳消しを必要とするすべての国々にその原則を拡大することを求めていましたが、対象国拡大への言及は結局なされませんでした。貧困の克服に向けて国内改革が進んでいる多くの貧困国は、その改革を支える財政支援を必要としており、G8はその期待を裏切ることになりました。
2.途上国支援
議長国・英国は「2010年までにG8全体で500億ドルの援助増額」を今回のサミットの目標にしていました。これはEUが発表していた2010年までの400億ドルの追加援助、米国の6億ドルの増額など、サミット前にすでに交わされていた約束に、今回の日本の増額を加えることで達成されることになりました。これにより、2010年までに500万人の子どもの命を救える可能性が出てきましたが、それでも5000万人の子どもは貧困で命を失い続けることになります。
しかも、GCAPや国連、そして英国政府自身によるアフリカ委員会が求めていたのは、1.2010年までに各ドナー国が「国民総所得(GNI)の0.7%を援助に拠出する」という35年前の約束を守ること、さらに、2.緊急の要請として年間500億ドルの追加支援(対2004年レベル)を2006年以降即時実行することでした。つまり、今回のG8の結論は、3.0.7%目標についてはサミットでの新しいコミットメントは皆無、4.2006年時点で必要とされていた500億ドルは2010年まで待つこととなり、2006年度には50億ドル ほどしか用意されないことを意味します。これらがすべて実現していれば、3億人が貧困から脱出できた可能性がありました。
「ほっとけない 世界のまずしさ」のスポークスマン、山田太雲(オックスファム・ジャパン)は、「貧困によって毎週インド洋津波と同じ数の人々が命を失っている。津波支援を5年たってから届けるのか」と訴えます。
日本の途上国支援増額
日本政府が「5年間で100億ドルの支援増額」を発表したのはこのような文脈でした。貧困削減に向けて先進国の真剣な取り組みを求める世論がかつてないほど盛り上がる中、先進国の取組強化のモメンタムを失わせなかったという意味で、一定の役割を果たしたと言えるでしょう。
しかし、GNI比0.7%目標の達成に向けた予定は表明されていませんし、中身についても詳しいことは不明のままです 。援助の目的は貧困の下に暮らす人々の尊厳の回復と生活改善であり、国際政治における日本の存在感向上ではありません。貧困削減の効果を伴わないかぎり今回の増額に意義があったとは言えませんし、途上国支援に対する国内世論の信頼をさらに落とすことになります。
「ほっとけない 世界のまずしさ」は日本政府に対し、世界の貧困削減に向けた努力に貢献するためにも、そして国民のODAに対する支持を得るためにも、今回増額した分も含めて、援助の質の改善にむけて、早急に以下に取り組むことを強く訴えます。
・すべての援助のアンタイド化
・円借款よりも無償援助の重点化
・アフリカなど最貧国の重点化
・基礎教育や基礎保健などの社会開発分野への配分の拡大
・世界基金への拠出やリカレントコスト支援などが必要に応じて行えるようなスキームの柔軟化
・被援助国政府が援助資金を効果的に活用するように監視・提言する現地市民社会のエンパワメント重視
・他のドナー国との援助調和化
・長期的には、現在多くの省庁が関わるODAの政策決定機関を、「援助庁」を新設し、援助政策の責任をそこに一元化すること
また、6月に合意された債務帳消しの補填にこの増額分が使われる可能性も排除されていないようですが、重要なのは日本の帳簿上途上国支援を増やしたかどうかではなく、途上国が必要とする開発資金が実際にいくら届くのかであり、債務帳消しの補填金は別の資金を活用すべきです。
3.貿易
WTOにおける交渉を貧困削減に資する方向に動かすためには、G8が途上国に肯定的なシグナルを送る必要がありました。今回の声明で注目に値するのは、「途上国の市場開放の規模とスピードに関する決定権は途上国政府自身にある」とする文言ですが、ジュネーブでは相変わらず欧米諸国の交渉担当者は反対の方向で途上国に圧力をかけ続けています。
また、欧米諸国の輸出補助の撤廃に向けては、相変わらず欧米がお互いを批判するのみで、途上国の貧農を傷つける補助金撤廃に向けた具体的な日程は示されませんでした。
以上
***
「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンは、世界の貧困の克服を求めて日本国内のNGOが中心となって行っている大規模な共同キャンペーンです。政府に対して援助、債務、貿易政策を中心に貧困削減に資する政策の履行を求めると共に、世界的な連帯のシンボルである「ホワイトバンド」を通じて市民への意識啓発運動を行っています。現在31のNGO団体が賛同しており、その数は増え続けています。NGO以外にも、中田英寿選手、作家の村上龍さん、歌舞伎俳優の中村勘三郎さん、歌手のMisia(ミーシャ)さんなど、そうそうたる著名人のみなさんが、ホワイトバンドを着けることでキャンペーンへの賛同の意を示してくださっています。
貧困撲滅を求める世界的な市民運動、「Global Call to Action against Poverty (GCAP)」にも参加しています。英国内ではMakePovertyHistoryとして知られているこの運動には、すでに2億人近い市民が参加しています。
投稿者 ほっとけない*** : 00:33
2005年07月13日
グレンイーグルズ・サミットに関する市民社会共同声明~9月に向けて取り
【グレンイーグルズ・サミットに関する市民社会共同声明】



「アフリカ支援」を中心課題に据えたサミットは画期的だった
次のステージ「国連ミレニアム+5総会」に向けて、市民社会の取り組みは続く
(特活)アフリカ日本協議会
TICAD市民社会フォーラム
「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン
<まとめ:9月に向けて取り組みは続く>
1. 7月8日に閉幕した英国グレンイーグルズG8サミットは、これまでのサミットと違い、貧困問題の克服を訴える世界の市民社会が見つめる中、アフリカ問題と気候変動という地球規模の問題の解決を主なテーマとして行われました。開催国での地下鉄・バス爆破事件発生という未曾有の事態にもかかわらず、G8首脳がアフリカの貧困克服というテーマを投げ出さず、本腰を据えて討議し、一定の結果を出したことを、市民社会は高く評価します。
2. しかし、具体的な成果については、多くの不満が残ります。
貧困国の債務免除については、対象国の拡大はなされませんでした。また、途上国の貧困克服のための援助の増大についても、2010年までに500億ドルの援助増額というラインが示されましたが、これは国連や、ブレア首相が議長を務めた「アフリカ委員会」の答申で示された額を大きく下回っています。また、ここには債務免除や返済猶予なども参入されているため、開発のための新たな資金は150-200億ドル程度に過ぎません。
3. 日本政府も、サミット以前から、アフリカや貧困問題への取り組みの為の政策を示しています。これ自体は歓迎されるべきことですが、示された政策は貧困克服にとって十分なものではありません。一方、アフリカにおける援助が有効に活用されるためには、国家の統治の仕方(ガバナンス)の改善が不可欠であり、そのため最も有効なのはアフリカの市民社会のエンパワーメントと参画の拡大です。しかし、今回のサミットでは、援助への市民社会の関与の拡大は取りざたされませんでした。この点、世界の市民社会はより積極的に主張していかなければなりません。
4. 今回のサミットで達成できなかった課題は、9月の国連ミレニアム+5特別総会へと引き継がれます。世界の市民社会の取り組みは、9月、ニューヨークに向けてさらなる展開を見せることになります。
1. はじめに:「アフリカ問題」が討議の中心を占めたサミットは画期的だった
7月6日から8日まで、3日間の日程で英国グレンイーグルズで開催されたG8サミット(主要国首脳会議)が閉幕しました。G8サミット自体は毎年開催されていますが、今年のサミットはこれまでのサミットとは大きく違っていました。
2000年に国連ミレニアム特別総会で採択された「ミレニアム宣言」と「ミレニアム開発目標」は、世界の貧困の克服に焦点を当てた画期的な文書ですが、2005年はこの最初の中間評価の年に当たります。このため、世界の市民社会は、2005年を「貧困のない世界」に向けた飛躍の年にすることを目指して、サミットを一つの焦点として世界規模の運動を展開しました。
サミット開催国である英国政府は、この市民社会の運動の高まりに一定程度の配慮を示しました。世界の中でも厳しい貧困に直面するアフリカへの支援を主要議題に設定し、他のG8諸国に対して、アフリカ支援策の積極的な構築を徹底して呼びかけました。
冷戦終了後、アフリカは、グローバリズムの経済的恩恵から取り残されたばかりか、グローバリズムがもたらす負の部分の直撃を受けてきました。欧米を中心とする国際社会は、アフリカが崩壊の瀬戸際に追い込まれるまで、これを放置し、さらに、アフリカでの自らの利権や政治的影響力の確保のために、自己中心的で短絡的なアフリカ政策に固執してきました。結果として、アフリカへの援助は有効に活用されず、腐敗した独裁政権が温存され、債務が積み重なり、不公正な貿易によって貧困が増幅され、市民社会の声はかき消されてきました。
グレンイーグルズ・サミットの終了に当たって、私たちは次のことを、まず確認したいと思います。今回のサミットは、もちろん各課題においては多くの不満を残すところではあるものの、アフリカの貧困を始めとする問題を放置するのは「もう、たくさんだ」という世界の市民社会の運動の高まりの中で、ついにG8諸国首脳がアフリカ問題に正面から取り組むことを宣言したという点で、画期的なものだったということです。実際、サミット期間中に、開催国の首都で4件の地下鉄・バス爆破事件が起こり、数十名もの人命が失われるというサミット史上未曾有の事態が生じたにもかかわらず、G8サミットはアフリカの課題を放り出すことなく、これを正面から議論し、一定の成果を出しました。
残念ながら、サミットに関わる日本の一部報道には「アフリカ問題はサミットの課題としては地味」「テロ事件により、サミットでは対テロが中心課題に」といったものが見受けられました。これは、今回のサミットにおいてなぜ「アフリカ問題」が中心的課題となったかという政治的文脈を見誤った短絡的な認識です。実際には、爆発事件の発生にも関わらず、サミットの主要議題は気候変動とアフリカ支援に揺るぎなく設定され、G8首脳のコミュニケにおいても、この二つが主要部分を占めることになりました。私たちは、今回のサミットを、G8、主流国際社会が、本腰を入れてアフリカ問題に取り組む画期をなしたサミットとして記憶したいと思います。
2.各課題に関わる具体的な達成は不十分に終わった
このことを確認した上で、以下、本サミットで討議された各課題についての成果を見ていきたいと思います。
(1)債務問題について:対象国は広がらず
アフリカの多くの国は、多額の債務に苦しんでいます。歴史的な経緯の中で負わされてきた多額の債務により、アフリカ諸国は、自国民への教育や保健など基礎的なサービスに資金を回すことができず苦しんでいます。このうち二国間の債務問題については2000年のジュビリー・キャンペーン等の高まりの中で一定の進展を見ましたが、まだ問題は残っています。一方、世界銀行、IMFなどの多国間債務に関しては、これまでいくつかのイニシアティブに基づく解決が試みられたものの、いずれも不十分なものに終わっていました。
6月に開催されたG8財務相会議では、重債務貧困国のうち、世界銀行・IMF・主要援助国の主導で導入された「重債務貧困国イニシアティブ」(HIPCsイニシアティブ)の完了点に達した18カ国(うちアフリカが14カ国)の債務を免除することに合意しました。「ほっとけない 世界のまずしさ」を含む市民社会運動(GCAP)は、G8サミットに向けて、貧困克服に債務帳消しを必要とするすべての国々に債務免除を拡大することを求めてきましたが、今回のG8サミットでは、対象国拡大への言及は結局なされませんでした。
貧困の克服に向けて国内改革が進んでいる多くの貧困国は、その改革を支える財政支援を必要としており、G8はその期待を裏切ることになりました。
(2)アフリカを始めとする途上国支援のための資金拠出:金額は不十分に終わる
議長国・英国は、アフリカを始めとする途上国支援のための資源動員に関して、「2010年までにG8全体で500億ドル(約5兆円)の援助を増額する」という目標を設定していました。これについては、EUが発表していた2010年までの400億ドルの追加援助、米国の6億ドルの増額などが、すでにサミット前に交わされていました。ここに、小泉首相が日本のODAを2010年までに100億ドル(約1兆円)増額するとの表明を行ったことによって、英国の設定していた資源動員目標は達成されることとなりました。
この増額は、貧困の克服にとって何を意味するでしょうか。この増額分を「貧困によって命を落としている子供たちを何人救えるか」という観点で評価すると、2010年までに、500万人の子供たちの命を救えるという計算になります。しかし、残念ながら、残りの5000万人の子供たちは、今までと同様に、貧困で命を失い続けることになってしまいます。
実際のところ、貧困克服のために市民社会や国連、さらに、ブレア首相自身が議長となり、アフリカや他の主要国の政治指導者や経済人なども参加してアフリカ支援策のあり方を検討した「アフリカ委員会」(Commission for Africa)が求めていたのは、
(ア)2010年までに各ドナー国が「国民総所得(GNI)の0.7%を援助に拠出する」という35年前の合意を守ること
(イ)緊急の要請として、対2004年レベルで年間500億ドルの追加支援を、2006年以降、即時実行すること
の二つでした。しかし、残念ながら、今回のG8サミットでは、(ア)のいわゆる「O.7%目標」については、どの国からも新しい誓約はなされませんでした。また、(イ)についても、援助の500億ドル増額は2010年になってようやく達成される、ということで、年単位での増額はわずかなものでしかありません。ちなみに、5兆円という金額は、日本の一年分の国防費より若干多く、日本の国家予算の公共事業費一年分(財政投融資分を含む)の半分という金額です。
しかも、この増額分には、債権放棄や借款援助の返済猶予なども含まれるため、貧困国の開発に直接あてられる新規の増額分は、実質的には150~200億ドル程度にしかならないと見積もられています。世界、とくにアフリカの貧困問題は緊急の対処が必要であり、世界の市民社会は、今回のG8サミットで決定した程度の増額では十分ではないと主張し続けています。
(3)公正な貿易:矛盾したG8諸国の姿勢
本年12月には、「世界貿易機関」(WTO)の閣僚会議が香港で開催されます。これに向けて、途上国が不利益を被っている現在の不公正な貿易のあり方の是正が必要とされています。
今回のG8サミットを、「公正な貿易」の実現と、それによる貧困の削減に向けた第一歩とするために、G8諸国は本来、途上国の主張を肯定する意向を表明する必要がありました。これについて、G8サミットのコミュニケでは、「途上国の市場開放の規模とスピードに関する決定権は途上国政府自身にある」と明記されました。これは注目に値する表現です。しかし、香港のWTO閣僚会議に向けてジュネーブで進められている実務レベルの協議などでは、欧米諸国の交渉担当者は、相変わらず、途上国の市場開放の規模やスピードについて、途上国に強い圧力をかけ続けています。G8諸国の政府は「公正な貿易」に関して二枚舌外交をやめるべきです。
一方、欧米諸国が自国の農産品などに高い輸出補助金をつけ、途上国の農産品の競争力を低下させている問題については、残念なことに、欧米諸国はお互いを批判するのみで、輸出補助金の撤廃に向けた具体的な日程などは示されませんでした。
(4)個別分野:保健・感染症を例に
G8サミットで採択されたコミュニケには、アフリカ支援における各種の個別分野(平和・安定の実現、適切で責任ある統治の促進、人々への投資、経済成長の促進、開発への投資、パートナーシップと相互責任)に関する記述も盛り込まれました。これについて、保健・感染症対策分野を例に見てみたいと思います。
保健・感染症分野におけるG8サミットの主要な達成点として、以下の点が挙げられます。
(ア) アフリカにおける保健システムを、長期的な資金および技術の投入によって、国および地域レベルにおいて強化することを確約したこと。
(イ) 2010年までに、途上国における包括的なHIV治療の実現という目標に「できる限り近づく」ことを明記したこと。また、全てのエイズによる遺児および脆弱にさせられた児童が適切なサポートを得られるために働くことを明記したこと。
(ウ) このために、「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」の2006-7年における資金需要を満たすために働くことを明記したこと。
(エ) マラリア、ポリオ、結核について、現存するイニシアティブを支援し、適切な対策をとることを明記したこと。
特にマラリア、ポリオについては、実現すべき具体的な資金拠出および具体策の実現のための目標を明記したこと。
また、エイズ・ワクチンなどの新規医療技術開発に向けては、昨年のシーアイランド・サミットを引き継ぎ、これらの開発に向けたG8諸国の結束や官民パートナーシップの実現などについての記述がなされました。
コミュニケにおけるこれらの記述はいずれも、アフリカにおける保健・感染症問題の克服に向けたG8諸国のリーダーシップを示すものとして評価できます。一方、問題として挙げられるのは、とくに(ア)の保健システム確立や(イ)のHIV治療実現等に向けて、G8としての具体策が十分には明示されていないことです。(ア)については、アフリカにおける保健医療分野の主要な問題として、欧米や他の高所得国への人材流出が挙げられますが、これについて、アフリカのとくに公的医療機関に人材をどのように恒常的に確保していくのかについての具体策は明確に示されていません。また、(イ)については、よりストレートに「2010年までの包括的AIDS治療の実現」を明記した6月のG7財務相会合コミュニケに比して、「できる限り近づく」(as close as possible)という表現を挟み込むことによって、壮大な目標に対して腰の引けた印象を拭えないものとなってしまっています。一方、マラリアやポリオについては、具体的な資金・対策の投入内容を明記したものとなっている点で、より進歩した内容であるということができます。
いずれにせよ、これらG8サミットは、たとえば9月にロンドンで開催される「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」の第3回資金補充会議などで、G8各国が具体的にどれだけの拠出を誓約するかなど、今後、G8諸国が具体的な貢献の規模や政策内容を問われる場面でどのような行動をとるかによって、その真価が問われることになります。多くの課題に関して、その主要な舞台は9月14~16日に開催される「国連ミレニアム+5特別総会」です。
3.日本が示した対アフリカ支援強化:NGOはこう評価する
一方、日本政府も、サミットの前の段階から、対アフリカ支援強化について様々な提案を行っています。上にも見たとおり、日本政府はサミット中に、2010年までに合計100億ドルの援助増額を発表しました。これについて、日本のアフリカ関係の市民社会は、以下のように評価しています。
(1)アフリカへの注目とODA増額は評価:しかし十分ではない
2005年7月8日、日本政府は英国で開催された主要国首脳会議(G8サミット)で、政府の途上国援助(ODA)を今後5年間で100億米ドル(約1兆200億円)増額すると表明しました。すでに2005年4月22日にインドネシアで開催されたアジア・アフリカ首脳会議(バンドン)で、小泉純一郎首相 は「今後3年間でアフリカ援助を倍増」すると表明しています。私たちは、政府がアフリカに目を向けたこと,および久しぶりにODA増額に踏み切ったことを高く評価します。
しかし,上記の二つのコミットメントは,残念ながらアフリカ民衆の要望に十分応えるものではありません。その理由は以下の通りです。
第一に,アフリカ援助を2003年水準から倍増したとしても,過去最高の水準であった1995年の実績よりも少ないのです。なぜなら2003年のアフリカ支援実績は、1995年の40%以下に縮小しているからです。
第二に,日本の二国間ODAにおけるアフリカの比重も,過去の実績を塗り替えることにはならないだろうと思われます。2003年のODAに占めるアフリカのシェアは8.8%であり,ODAの全体の増加を考慮すれば,3年後のシェアは1989年の15.3%を大きく上回ることはないと思われます。第三に,5年間で100億ドル(年間20億ドル平均)を増額しても,ODAの対GNI比は最大0.23%にとどまり,国際公約の0.7%に遠く及びません。
私たちは,日本のODA政策の中心にアフリカを据えることを求めています。貧困との闘いの最前線はアフリカにあるからです。具体的には、(特活)アフリカ日本協議会とTICAD市民社会フォーラムは2005年4月20日、アジア・アフリカ首脳会議に臨んで、以下のことを提案しました。
(ア)ODAの対GNI比0.7%達成の日程を明らかにすること
(イ)アフリカ援助の割合を二国間ODAの35%まで引き上げること
この二つの要求に日本政府が早急に応えるとともに,アフリカ支援への取り組みを長期的なビジョンに基づき,主体的かつ本格的に取り組むことを求めたいと考えます。
(2)対アフリカ支援における市民参加を強化すべき
私たちは,G8サミットにおいて,資金の増加のみが議論され,アフリカ支援における市民参加の重要性が無視されたことには失望を感じています。アフリカにおける貧困削減は,資金の増加だけでなく,市民社会の参加と動員なくしては実現し得ません。市民の開発への参加は、それ自体開発の目的のひとつです。同時に、援助が必要な人々に望ましい形で届くためには,市民社会の活躍と監視が必要です。つまり、市民社会の参加は、援助効率とアフリカ政府のガバナンスの改善にとってもなくてはならないものです。参加を軽視して量のみを増加すれば、現場での援助吸収の困難とガバナンスの悪化をひきおこす恐れがあります。例えば、南部アフリカに位置するアンゴラ共和国はアフリカで最高の経済成長を遂げているにもかかわらず、政府による利権独占の結果、貧困が深刻化しています。これは参加を欠いた歳入増加がひきおこす悲劇の一例であると言えます。
支援拡大の果実が確実に民衆に届くために、私たちはG8諸国に以下の二点の実現を提唱します。
(ア) 貧困削減戦略を政府中心から市民中心へと転換すること。現在の貧困削減戦略は、アフリカ民衆の知らないところで決定されており、アフリカの市民社会からも批判が出ています。G8諸国は、貧困削減戦略を市民主導のものとするため、ドナー、アフリカ双方の政府、市民社会が対等のパートナーとして協議する枠組みを各国に作るべきです。
(イ) アフリカの公的機関に対する,下からの制度的能力構築・ガバナンス改善の支援により力を入れること。アフリカ諸国の中にはガバナンスの問題を抱える国も少なくないことに留意し、市民の参加を基礎とした能力強化のための支援を行う必要があります。制度的能力構築とガバナンス改善支援は,末端から中央までの公的機関に対する市民の発言権と監視権を増加させることなしには達成されません。
また,わたしたちは日本政府に対し,以下の三点を提言します。
(ア) NGO経由の資金拠出を大幅に拡大すること。G8諸国のほとんどがODAの10‐40%をNGO経由で支出しているのに対し、日本の支出は3%以下です。援助によって政府だけが強化され、市民社会が相対的に衰弱しては、政府のガバナンス改善はありえません。市民を政策決定に近付けることで、援助の効果も向上します。また市民社会の能力を活用することが、援助吸収能力不足の問題を解決する最善の方策です。そこで、日本政府に対し、直ちに援助の10%をアフリカと日本の市民社会経由で活用することを決断することを求ます。(最終的には、この額を40%にまで近づけることを提案します。)
(イ) 日本の援助活用のために,アフリカ各国に市民社会参加の協議の枠組みを作ること。日本政府はアフリカ支援の増額に際し、債務削減を含めた日本の援助の活用に関する協議の場を設けるべきです。この協議の場は,アフリカと日本の市民社会が、政府と対等の立場で、正式に参加できるものでなければなりません。これまで日本の対アフリカ政策は,日本とアフリカの政府によって独占され,双方の市民社会は「意見聴取」の対象に押しとどめられてきたが,こうした状況は改革されねばなりません。
(ウ) 日本の政府・市民社会・民間部門が平等の資格で参加する「アフリカ支援連帯会議」(仮称)を設立すること。アフリカ支援は政府だけの仕事ではなく、民間企業やNGOも支援活動の一翼を担っています。また、アフリカ支援に使われる資金は日本国民の税金であり、国民には政府のアフリカ支援政策について監視・提言する権利および義務を有しています。今後アフリカ支援にむけて国民的合意を作り上げ、市民社会、民間部門に潜在する日本の開発能力の総力を上げるために、全ての関係者が参加する「アフリカ支援連帯会議」(仮称)を設立することを提案します。
4.次のステージ「国連ミレニアム+5総会」に向けて、市民社会の取り組みは続く
冒頭に確認したとおり、G8サミットは、世界の貧困問題、とくにアフリカの貧困をどう克服するかという問題を世界の主要課題とした点で大きな意義がありました。しかし、債務問題や貧困克服のための援助の増大、その他個別課題などについては、今後に大きな課題を残すものとなりました。市民社会のキャンペーンの今度の焦点はニューヨーク、9月の「国連ミレニアム+5特別総会」です。
このミレニアム+5特別総会に関しては、日本ではもっぱら、国連安保理改革、とくに「日本が安保理常任理事国になれるかどうか」という観点からのみ焦点が当たっています。しかし、この総会は、もちろん国連改革も主要課題の一つではあるものの、世界的には、「国連ミレニアム開発目標の達成に向けて、世界がどのように貧困克服に立ち上がれるか」が最大の焦点です。また、日本を始め、新たに安保理常任理事国になることを目指す先進国にとって、この国連総会での最大の試金石は、「世界の貧困の克服にどれだけ責任ある関与ができるか」ということです。
グローバル化の進展の中で、アフリカを始めとする世界の貧困を放置し、場合によってはそれを増幅してきたこれまでの国際社会。2005年を、こうした世界のあり方を転換するきっかけにすることができるかどうかは、市民社会がどれだけ声を上げ、行動できるかにかかっています。私たちは、G8サミットの成果と課題を踏まえ、9月の国連ミレニアム+5特別総会に向けて、日本から、持続的に市民社会の声を世界に響かせていきたいと考えています。
以上
投稿者 ほっとけない*** : 20:35
2005年07月02日
朝日新聞7/1 に広告掲載されました
7/1 の朝日新聞朝刊に「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンの15段広告が掲載されました。
※ クリックすると大きくなります
投稿者 ほっとけない*** : 00:43
2005年05月20日
5.26 ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン立ち上げの集い
<転送歓迎>
世界の貧困問題が国際政治の焦点となる今年、7月のG8サミットと9月の国連総会に焦点を合わせて、世界各地で「貧困を終わらせよう」というキャンペーンが立ち上がり、地域、世界規模で大きなうねりを見せています。日本においても市民社団体が中心となって、「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン(http://www.hottokenai.jp)を開始します。5月26日にキャンペーン立ち上げの集いを
行いますので、是非ご参加ください。
●「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン立ち上げの集い
◆日 時――5月26日(木) 午後7時開始~9時(午後6時30分開場)
◆場 所――渋谷勤労福祉会館「第1洋室」
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/kinro.html
◎問題提起:北沢洋子さん(国際問題評論家)
◎今後の活動(ホワイトバンド・アクションなど)の提案
◆入場料――無料
◆申し込み――お名前、ご所属、Eメールアドレスを、
Eメール:info@hottokenai.jpにお知らせください。
当日参加も歓迎します!
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■□「「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンとは?■□
http://www.hottokenai.jp
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<キャンペーンの背景は?>
2015年までに地球上の極限的な貧困を撲滅しようと世界各国の首脳が約束した「ミレニアム開発目標」の達成期限まで余すところ10年となりました。この大きな節目の年にあたり、世界の貧困をほっとけない、何とかしよう、ミレニアム・サミットの約束を守ろう、として「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン準備会が2004年秋に有志により結成されました。
このキャンペーンは、貧困を人災と考え、国連ミレニアムキャンペーンに呼応しつつ、2005年に焦点を合わせたグローバルな貧困根絶キャンペーン(Global Call to Action Against Poverty: G-CAP、http://www.whiteband.org)にも参加し、世界や他国のキャンペーンと協力、連携をしています。
<キャンペーンの目的は?>
このキャンペーンは、世界の多くの人々の生活と生存を左右する「貧困」を世界の最優先課題にすることを目的としています。同時に、NGOや市民団体が以前から関わってきた分野や活動全体を、より多くの人々に知ってもらう共通の機会をつくることも目的です。そのためには、このキャンペーンの目的と以下の目標を共有する人びとが、信条や立場を超えて、広くつながれることが鍵となります。
<キャンペーンの目標は?>
日本政府が主要な国際会議の場(7月のG8サミット、9月の国連ミレニアム・プラス5会合)と国内向けに、政府開発援助(ODA)の中心的かつ唯一の目的は貧困削減であると明言することです。
<参加の方法は?>
上に挙げた目的と目標に同意していただければ、団体、個人を問わず、このキャンペーンに参加いただくことができます。参加団体、または個人には以下の共同行動やイベントに参加してもらうことと、キャンペーンに賛同している意志の表明などをお願いします。
<具体的には何をするの?>
現在、貧困を終わらせようという同じ目的を持つキャンペーンが、7大陸50以上の国で立ち上がっています。7月にスコットランドで開催されるG8サミット直前の7月1日と、ミレニアム開発目標の経過報告が議論される国連総会の前の9月10日には、世界で同時に共同行動を行います。共同行動では、世界中で、このキャンペーンの象徴であるホワイトバンドを腕にまく予定です。そのほかにも日本のキャンペーンの独自のイベントも企画しています。
5月26日 キャンペーン立ち上げの集い
7月2日 世界同時行動デー: ポベ。フェスティバル (仮称)
9月上旬 空港アクション(小泉首相の見送り)
9月10日 世界同時行動デー:ストリート・アクション
<セレブやマスコミの協力>
より多くの人たちが貧困の実態を知り、貧困をおわらせることを真剣に考え、行動を起こすために、有名人や著名人、各種メディアにも協力してもらっています。すでに国際キャンペーンでは、U2のボノが中心的役割を担っているほか、キャメロン・ディアス、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピットなどのセレブが参加している「クリッキング・フィルム(http://www.makepovertyhistory.org/video5.html)」が作られています。
◆主催:「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン準備実行委員会
◎連絡先:CSOネットワーク(担当:いまた) 電話:03-3457-1165
Eメー ル:info@hottokenai.jp
ホームページ: http://www.hottokenai.jp/
投稿者 ほっとけない*** : 11:10
2005年02月04日
ほっとけない、世界のまずしさ。ほっとかないでね、谷垣さん
2月3日、渋谷と財務省前で、G7のために訪英する谷垣財務大臣に、
貧困のことをG7で取り上げるようにアピールしました。
2月3日昼。
谷垣財務大臣がG7のために訪英。ぜひ、貧困のことを扱ってもらいたい!
ってことで、渋谷の街に立ってみました。
ちょっと肩が痛くなるけれど、チラシを受け取ってくれる人がいるとウレシイ。

2005年2月3日木曜、12:00am。
ほっとけないキャンペーンのメンバーが、渋谷駅前に集結。
おもむろに大きなポスターを上に掲げた。そこに描かれているのは、
G7と呼ばれる先進7カ国の財務大臣の顔。日本の谷垣さんもいる。
「ほっとけない、世界のまずしさ。ほっとかないでね、谷垣さん」
ポスターはそう呼びかける。
1時間半、ポスターは交差点を行き交う人々の流れの中で静かに主張し続けた。
ありふれた都会の交差点の風景と同様、多くの人は信号待ちの時間、携帯画面を見つめている。しかしそれと同じくらいの数の人たちが、自分の横にあるポスターを見上げている。「ポベ。ほっとかないでね、谷垣さん」
信号が青に変わる。人々が渡り始める。そうすると、渡った先にも同じポスターが。
「ポベ?」「ポベって何?」と笑いながら通り過ぎていくカップルもいれば、「ポベというのはこの会議の名前なのですか?」と尋ねてくる初老の女性も。
チラシも用意してたけれど、ティッシュ配りのように大きな声を上げることはせず、
興味のありそうな人のために手に用意していた。
でも、中には自分からそれを受け取りに来る人もいた。
2005年2月4日より英国はロンドンで、G7の財務大臣・大蔵大臣が集まって、世界経済について話し合うが、そのうちの大きな議題の一つが、アフリカなど世界で最も貧しい国々の債務。
借りたおカネは返すのが当然だけど、この借金は国民のあずかり知らぬところでたまっていったもの。もともと借りた額はもう返しているにもかかわらず、利子が膨らみ続けるため、返済が延々とつづく。途上国が今債務返済に使っているお金は、毎日1億ドル(100億円)。最貧国では、学校や病院を整備したり、お医者さんや先生を雇うということができず、その結果、多くの人々が命を落としている。
一方、債務を帳消しするのに先進国が負担することになるお金は、先進国の国民、一人当たり250円程度。
じゃあ、帳消ししたっていいじゃない、と思う人が、先進国にもいるということを示したくて、このポスターを掲げた。
実は、G7各国の首都で、同じようなことが起こっている。会議が開かれるロンドンでは、ネルソン・マンデラ元大統領も数千人の前で講演し、喝采を浴びた。
世界中が気づいてる。今年は、世界が貧困と本気で戦う年。
日本もぜひ先頭に立ってほしい。(今はイギリスやフランスに遅れをとってます)
投稿者 ほっとけない*** : 10:48






